涼宮ハルヒの消失

劇場版『涼宮ハルヒの消失』16年ぶりリバイバル上映でSOS団5人が奇跡の集結、平野綾・杉田智和らが語る20年の絆と色褪せない作品愛

2006年のテレビ放送開始から社会現象を巻き起こし、2026年に20周年を迎える『涼宮ハルヒ』シリーズ。その傑作と名高い劇場版『涼宮ハルヒの消失』が16年ぶりにリバイバル上映され、2月7日に新宿バルト9で記念舞台挨拶が開催された。平野綾、杉田智和、茅原実里、後藤邑子、小野大輔という「SOS団」オリジナルキャスト5名が奇跡の集結を果たし、満員の観客と全国ライブビューイングのファンに向け、色褪せない20年の絆と作品への深い愛を熱く語り尽くした。

■ 劇場版『涼宮ハルヒの消失』リバイバル上映記念舞台挨拶

上映後の熱気が冷めやらぬ中、司会の松井佐祐里に呼び込まれ、涼宮ハルヒ役の平野綾、キョン役の杉田智和、長門有希役の茅原実里、朝比奈みくる役の後藤邑子、古泉一樹役の小野大輔が登壇した。冒頭、杉田が「ねぇ、ハサウェイノアの住所教えて」と今話題の別作品のセリフを用いてアドリブで挨拶を始めると、会場はおおいに盛り上がった。

久しぶりに5人が揃った心境について、平野は「杉田さんの声を聞いただけで『あ、杉田さんだ』と戻ってしまう」と語り、20年という歳月を経ても変わらないチームワークを強調した。後藤もまた、楽屋で杉田が話し始めた瞬間に「当時の空気が戻ってきた」と明かし、誰も緊張することなく自然体で集まれた喜びを口にした。

当日はあいにくの雪模様となったが、長門役の茅原にとっては感慨深い天気だったようだ。茅原は、かつての試写会やジャケット撮影など、作品の重要な節目にはいつも雪が降っていたと振り返り、「今日も朝から雪が降っていて、いい1日になると思った」と笑顔を見せた。これに対し、自称「晴れ女」の平野が悔しがる場面も見られ、キャスト陣の仲睦まじいやり取りに客席からは温かい笑いが起きた。

イベントの中盤では、公開から16年が経った今だからこそ選ぶ「お気に入りシーン」が紹介された。小野と平野は共に、世界改変後にキョンと古泉が会話をするシーンを挙げた。小野は、普段は本心が読めない古泉が、キョンに対して「(改変後の世界が)羨ましい」と漏らすことで人間味が垣間見える点に触れ、「報われた気がした」と語った。平野もこのシーンでの電車の通過音と、その後の静寂が印象に残っているとし、歳を重ねるごとに古泉の良さが分かってきたと述べた。

後藤は、大人になったみくるがキョンに「あなたもこの時を懐かしく思い返す時が来る」と語りかけるシーンを選出。演じていた当時は自分もいつかそう思う日が来るのだろうと想像していたが、実際には20年経った今も「まだハルヒに巻き込まれている最中」であり、懐かしむ段階には至っていないと語り、現在進行形で続く作品の熱量を表現した。

一方、杉田は今回の舞台挨拶にあたり作品を見返そうとしたものの、オープニングでスタッフロールを見た瞬間に「すごい人たちがとてつもないものを作っている」と圧倒され、本編を見るのを止めてしまったというエピソードを披露。しかし、それは作品への畏敬の念ゆえであり、本作が世界中のファンの感性に響き、概念として定着していることを肌で感じていると語った。

最後の挨拶では、小野が「エンドレスエイトは真冬に見たほうがいい」と冗談を交えつつ、自分たちが生きている限り作品は消失せず残り続けると力強く宣言した。後藤は、エンディング曲『ハレ晴レユカイ』のダンスは元々小野が勝手に練習し始めたことがきっかけで生まれたという秘話を明かし、会場を驚かせた。茅原は長門有希というキャラクターと共に生きていきたいと語り、平野は「この作品は私たちのライフワーク。一生関わらせていただける作品だと信じている」と締めくくった。

杉田が「これからも世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団、SOS団をよろしく」とキョンのような口調で呼びかけると、会場からは割れんばかりの拍手が送られた。16年の時を経ても色褪せることのない『涼宮ハルヒの消失』。その輝きは、キャストとファンの絆によって、これからも未来へと受け継がれていくことだろう。



劇場版『涼宮ハルヒの消失』

<イントロダクション>
クリスマスが間近に迫ったある冬の日。学校に向かったキョンはいつもの日常と違うことに気づく。
後ろの席にいるはずのハルヒがいない……。さらに驚くべき事に、その席に座っていたのは、
(『憂鬱』にて)キョンを殺そうとして長門に消滅させられたはずの朝倉だった!


<公式情報> 『涼宮ハルヒの御礼』プロジェクト公式サイト https://haruhitv-anniversary.com/


2 月 6 日(金)より劇場版『涼宮ハルヒの消失』が 新宿バルト9にて、2 週間限定でリバイバル上映

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Hajime Minamoto

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