俳優の近藤頌利が8日、東京・HMVエソラ池袋でデビュー10周年記念写真集『SOAR』(KADOKAWA)の発売記念イベントを開催した。マレーシアの世界遺産マラッカで撮影された本作は、「自由」をテーマに彼の等身大な姿と、役者として脂の乗った「現在地」を凝縮した記念碑的一冊だ。自身初となる海外ロケに挑んだ近藤は、集まった多くの報道陣を前に、現地での撮影秘話やこれからの俳優人生への展望をユーモアを交えて熱っぽく語った。

写真集が発売された現在の心境について近藤は「ようやく発売できたとほっとしています。僕は撮られただけですが、こうして形になったこと、そしてたくさんの人に届いてほしいという希望を込めて過ごしました」と安堵の表情を見せた,。今回の撮影が人生初の海外旅行だったという近藤は、パスポートの取得から始まり、長時間のフライトや深夜便など全てが初めての経験だったと明かし、「写真集の撮影というより、旅に行くワクワク感の方が強かった」と少年のような笑顔で振り返った。
タイトルの『SOAR』には「舞い上がる」「飛躍」という意味が込められている。これまでの10年と現在の自分、そして今後10年、20年と芸能生活で飛躍していきたいという願いを託したという。また、昨年演じた『ウルトラマン』が戦い終わって空へ帰るイメージや、掛け声の響きとも重なり、「ちょうどいい名前が見つかった」と自信をのぞかせた。自己採点を求められると、10周年にちなんで「10点満点中の10点」と即答。「1冊目の時はキラキラしていましたが、今回は30歳を超えて、周りからも大人になったねと言われるような作品になりました」と胸を張った。

撮影地マレーシアでのエピソードでは、現地の食事や買い物にもすぐに順応し、ジェスチャーと片言の英語で値切り交渉まで成功させたという頼もしい一面も披露。「どこでも生きていける自信がつきました」と語り、次はゴルフを目当てにタイへ行きたいと意欲を見せた,。一方で、廃墟となった病院での撮影については「静かに、物に触らないようにと注意され、ビクビクしながら入りました」と苦笑い。しかし、心霊現象への懸念を問われると、「僕には霊感がないし、『明るい人には霊が寄ってこない』と言われているので大丈夫。僕と言ったら無敵ですよ」と豪語し、会場の笑いを誘った。
今後の俳優像については、「男クサい男が好きなので、新撰組の近藤勇のように人がついてくる、人を包み込めるような大きな人間になりたい」と力強く宣言。デビューからの10年を「思い描いていたものとは違ったが、悔しさも含めてすごく充実していた。今は芝居が楽しい」と振り返り、最後はファンに向けて「10年間関わってくれた人たちがいたからこそ出せた本です。タイトル通りこれからも飛躍していきます」と感謝の言葉で締めくくった。

▼イベント映像
【近藤 頌利 コメント】 初の海外での高揚感と共に、これまでの 10 年の喜怒哀楽をマレーシアで表現しました。 テーマは「自由」。予定してなかった場所に行ったりもして、自分らしさが存分に出た作品になっていると思います。共に旅 したクルーとみんなで作ったこの写真集を楽しんでいただけたら嬉しいです。 【プロフィール】 近藤 頌利(こんどう・しょうり)大阪府出身。1994 年 4 月 12 日生まれ。 【近年の主な出演作品】。 2025 年 12 月上演 舞台『忠臣蔵』清水一学役。 2025 年 7 月放送 『ウルトラマンオメガ』主演・オオキダソラト役。 2025 年 8 月『浅草ラスボスおばあちゃん』6 話ゲスト。 |
書名:近藤頌利写真集 SOAR
価格:3520円(10%税込み)
発売日:2026年2月6日(金)
仕様:A4 正寸/本文128頁
発売・発行:株式会社 KADOKAWA
©KADOKAWA/撮影:佐藤佑一