2025年2月8日より新宿K’s cinemaで上映中のゴスペル音楽満載の映画『雨ニモマケズ』に出演の小寺結花(合唱団のメンバー 渡辺あゆみ役)にインタビューを実施。幅広い質問に答えていただいた。

■ 映画『雨ニモマケズ』小寺結花 インタビュー
Q1.本サイトの恒例の質問です。お名前の由来について伺っています。“結花”に込められた意味、漢字等について、支障がなければ教えてください。
小寺結花
人と人との結びつきを大切に生きて欲しいという思いが込められています。母と姉とは名前の漢字がしりとりのように繋がっています!!

Q2.映画のタイトル『雨ニモマケズ』にちなんで、ご自身の人生で「雨ニモマケズ」乗り越えてきた経験や、大切にしている言葉があれば教えてください。
小寺結花
【なるようになる】という言葉を大切にしています。嫌なことや辛いこと、失敗したことがあっても自分ならできる、なんとかなると思うようにしています。
Q3.映画全体を通して、特に印象に残っている共演者とのエピソードや、現場での雰囲気について教えてください。
小寺結花
ワンカットの撮影はウィリアム・スズキ役の山崎さんとのシーンだったので、待機時間は山崎さんと私の学校生活の話や、山崎さんの音楽活動の話をしていました。たくさん話を聞いていただきました!笑
あとは、撮影日が学校の定期テストの前日だったので楽屋では赤シートを使って勉強していました。あの勉強のお陰で高得点が取れました!!

Q3-1.合唱団の一員として、渡辺あゆみ役を演じられましたが、役を通して感じたゴスペルの魅力や難しさについて教えてください。
小寺結花
ゴスペルの魅力は聴いている人も歌っている人も楽しくなることが出来ることだと思います。私は劇中でクワイアの皆さんと歌わせていただいたとき、鳥肌が立ったのを覚えています。皆さんが楽しそうに歌っていて声がひとつにまとまってとても一体感がありました。
そしてエキストラの皆さんを前にして歌った時、皆さんが笑顔で私も自然と笑顔になり一緒に楽しむことができているなと思いました。
Q3-2.映画の中の、ご自身の台詞で印象に残っている台詞や、その台詞に込めた思いや、役柄を通して得られた気づきがありましたら教えて下さい。
小寺結花
【まだゴスペルってよくわからないけど】というセリフが印象に残っています。あゆみはゴスペルを何のために歌っているのかわからない役だったのですが、このセリフにはわからないながらも楽しく歌おうという思いを込めました。
私も何かをする時にそれをする意味や目的を考えてしまうことが多いのですが、その答えをすぐ見つけようとしないで楽しみながら見つけていけばいいのかなーと役柄を通して気づくことができました。

Q4.この映画で、ご自身が演じた役柄以外で、興味を持ったキャラクターや、演じてみたいと感じた役はありますか?
小寺結花
夏川つばさ役(合唱団のメンバー 演・富岡英里子)を演じてみたいです。ワンカットの長い廊下を歩いてネックレスを捨てるシーンが凄くかっこよかったので笑
それだけではなく、夏川つばさは迷いがなく自分の信念をしっかり持っているなと富岡さんの演技をみていて感じました。

Q5.ゴスペル音楽は、この映画において重要な要素でしたが、撮影を通じて、ゴスペルに対する印象や理解に変化はありましたか?
小寺結花
私は今までゴスペルは【天使にラブソングを】などで見たことがある程度だったので、深く知識がなかったのですが、この映画でゴスペルクワイアのメンバーを演じて、ゴスペルはこんなにも身近にあるものなんだと感じました。劇中に出てくる曲はどれも聞いた事あるものばかりで、この曲もゴスペルだったのか!と驚きました。今まではゴスペルは自分とは遠いものだと思っていたのですが、堅苦しいものではなく、純粋に楽しめるものだなと理解に変化がありました!
Q6.この映画を通して、観客に最も伝えたいメッセージや、感じてほしいことは何ですか?
小寺結花
一人一人のキャラクターのまわりには音楽があって、音楽と共に生きているということを感じて欲しいです。舞台挨拶でこの映画を一言で表すとという質問に私は【繋がり】と答えたのですが、音楽との繋がりを感じてほしいです!!

Q7.撮影現場で、監督から印象的な演出指導やアドバイスはありましたか?
小寺結花
宗教を信仰していないのにゴスペルを歌っていることに葛藤している役柄だったので、その葛藤をどのように表現すれば良いのか本読みのときに監督に相談しました。監督に目線を意識してとアドバイスをいただいたので、ウィリアム・スズキさんと話している時は、純粋で真っ直ぐな目線を意識しました。
Q8.映画公開後、周囲からの反響や、ご自身の今後の活動について、どのような展望をお持ちですか?
小寺結花
素敵な感想をたくさんいただいています。眼力を褒めていただくことが多いのでもっと眼力極めていきたいです!
私はモデルと女優の活動をどちらも両立して活躍したいです。今後は演技をもっと勉強して色々な役に挑戦して自分の殻をもっと破っていけるようにしたいです!
Q9.作品をご覧になる方へのメッセージをお願いします。
(みどころ、ここを観て欲しい、好きなシーンなど)
小寺結花
私が演じたあゆみが、ゴスペルを歌う意味について葛藤している様子をぜひみてほしいです。そして私のお気に入りのシーンである富岡さんのネックレスを捨てるシーンも注目して欲しいです!みなさんのお気に入りのシーンもぜひ教えてください!!

映画『雨ニモマケズ』
【ストーリー】
一年前に亡くなったゴスペル音楽家を偲び、生前の関係者やゴスペル合唱団が集まり歌で故人をおくるメモリアルパーティ
が開かれる。スタッフとして慌ただしく舞台裏を駆け回るミナミ(安野澄)、ゴスペル界の重鎮の父との確執をかかえたアー
ティストのミナト(上村侑)、亡くなった音楽家の息子・タツヤ(諏訪珠理)をはじめ、ゴスペル合唱団の面々の人生が開演前
の舞台裏で交錯する。
そしてパーティの幕が上がり、音楽とともに集まった人々の物語が始まる。
出演:安野澄 / 諏訪珠理 / 上村侑 木村知貴 / 山中アラタ / 中野マサアキ / 和田光沙/ 福谷孝宏 / 深来マサル / 山崎廣明 / 宇乃うめの /
三森麻美 / 片瀬直 / 富岡英里子 / 笠松七海 / 生沼勇 / 神林斗聖 / 南條みずほ / 小寺結花 / 尾込泰徠(子役)
梅垣義明 / 東ちづる(特別出演) 監督:飯塚冬酒 製作・配給:ガチンコ・フィルム
2024年|90分|日本|5.1ch (C)GACHINKO Film
■公式HP http://g-film.net/ame/
2025年2月8日より新宿K’s cinemaほか全国順次公開
