鎌田菜月、待望の1st写真集『やさしい日差し』発売記念イベント開催 「夢だった一冊、等身大の私」

鎌田菜月、待望の1st写真集『やさしい日差し』発売記念イベント開催 「夢だった一冊、等身大の私」

SKE48の鎌田菜月さんの1st写真集『やさしい日差し』の発売記念イベントが、2025年5月24日(土)にHMV&BOOKS SHIBUYAで開催されました。4月18日に発売されたこの写真集は、アイドル活動13年目を迎えた彼女にとって初めてとなる一冊です。イベントではフォトセッションと合同取材が行われ、写真集に込められた思いや撮影秘話が語られた。

■ 鎌田菜月、待望の1st写真集『やさしい日差し』発売記念イベント

写真集の発売を迎えた率直な感想として、鎌田さんは「発売まで撮影まで正直、写真が出せるという実感はなかった」としながらも、「今回こうやってファンの方に手に取っていただけたこと。本当にアイドルとして一つの夢だった写真集が出せたんだなっていうことを実感できて、とても嬉しく思っています」と喜びを語った。

タイトル「やさしい日差し」は、秋元康氏から提案された複数の候補の中から鎌田さん自身が選んだものだという。SKE48が活発で明るいグループであり、自身も「SKEの太陽だね」と褒め言葉をいただくことがある一方で、「まったりしてるね」と言われることも多いという鎌田さん。その中で「やさしい日差し」というタイトル候補を見つけ、様々な人に相談した結果、「一番私らしい」「いい意味で飾らない、等身大だね」と言ってもらえたことからこのタイトルに決定したと明かした。このタイトルには、これまでのアイドル人生やこれからの人生、そしてファンとの関係における一つの見出しになれば良い、という思いが込められているとのこと。

撮影は昨年2020年11月頃、インドネシアのバリ島で行われました。移動含めて4日弱という濃密な期間だったと振り返ります。バリ島は鎌田さんにとって初めて訪れる場所で、旅行の選択肢に入れたことがなかったそうですが、今回の撮影を機に「また行きたいって思える場所」が増えたと述べました。バリ島ではクタビーチにすぐアクセスできるリゾートホテルやヴィラを貸し切って撮影が行われたという。撮影時期は雨季だったにもかかわらず、鎌田さんは「SKEで雨女と言われている」にもかかわらず、全て晴天に恵まれたと語り、綺麗な夕日のカットも収録されていることを注目ポイントとして挙げた。

お気に入りのページとして挙げたのは、この日イベントで着用していたブルーのドレスの衣装のページです。その理由について、発売後にファンにどのページが好きか聞いたところ、このページを挙げる人が多かったためとし、「やっぱり皆さんがお気に入りと言ってもらえるものがアイドルとしては一番お気に入り」だと語った。

今回の写真集の注目ポイントは数多くありますが、鎌田さん自身が特に見てほしい点として挙げたのは、アイドル13年目にして初解禁となるランジェリーカット。写真集だからこそ挑戦したかった部分であり、特に表紙にも使用されているパープルのランジェリーのカットを推した。パープルはアイドルとしての自身のカラーであり、このカットは最初からスタッフと「絶対に入れよう」と話していたそうです。フィッティングでは数えきれないほどのパープルを用意してもらい、「白って200色あると言うんですけど、パープルも200色いけるんじゃないかと思うぐらい」たくさんある中からベストな一着を選んだと語り、表紙から一つの見どころになっているとアピールしました。他にも、「こんなに高いヒールを履くのは初めて!」というピンクのラブリーなランジェリーや、黒のジャケットに黒のランジェリーといったかっこいいブラックコーデ、プールでの撮影中に急遽撮ることになったという泡風呂カット、そして「これまで人生で一度も着たことがない」という真っ赤なレースのランジェリー撮影にも挑戦しているとのこと。

ランジェリーカットへのメンバーの反応について聞かれると、先行解禁された赤いランジェリーのカットを見たメンバーから「こんなの知らなかった」と言われたエピソードを披露しました。ライブで隣で着替えたり、大浴場に一緒に入ったりするメンバーもいるにも関わらず、知らなかった一面を見せられたようで、「ちょっと大人な貫禄を出せたかな」と感じたといいます。特に驚いていたメンバーとして、小さい頃からSKEにいる上村亜柚香さんの名前を挙げ、そういったメンバーがこのように言うようになったことに対し、感慨深い気持ちになったと語った。

表紙についても触れ、自身で選んだことを明かした。表紙のランジェリーカットは撮影で2着目くらいの時に撮ったもので、撮影中から「これも表紙じゃない?」と話していたほど、自分的にぴったりしっくりきた写真だったそうです。そのまま表紙になったことで、準備も大切だが直感も大事だと改めて感じたといいます。表紙の表情については、ファンにはニコニコした笑顔やクシャッとした笑顔を好む人も多いが、16歳でSKEに入り、今28歳となり大人になってから撮れた写真集であることから、「今の自分だから撮れる自分らしい表情になっている」と自己評価した。

写真集に対するメンバー、友人、家族からの反応についても語った。メンバーからは「こんなに可愛かったんだ」と言われ、どういう意味かと思いつつも嬉しかったとのこと。後輩からは「緊張しちゃいます」と言われ、そう思ってもらえる先輩でありたいと思ったそうです。家族に対しては、アイドル活動で形に残るものを渡す機会が少なかった中で、写真集はこれから残っていくものとなるため、「すごく一つ親孝行・家族孝行になったかな」と感じていると述べた。

写真集の出来栄えについて点数を問われると、「点数をつけるのがもったいない」と表現。大満足だが、その言葉だけでは足りないほどで、「私にはもったいないぐらい素敵なもの」になったと感じているとし、これは皆のおかげだと感謝を述べた。

早くも2冊目の写真集への意欲についても質問がおよぶと、写真集が重版したことを喜び、ファンが喜んでくれたのが嬉しいと語った。ファースト写真集を出すのに13年かかったことから、もしオファーがあれば「明日でも出したい」と意欲を見せた。卒業と関連付けて問われると、「自分自身明日卒業してもいいと思ってアイドルしてる」としつつ、それが明日になるか13年後になるかは分からないが、「どの全部自分にとってのベストにしたい」と思って活動していると語った。もし2冊目が出るとしたら、今回の王道アイドル路線とは異なり、行ってみたい場所として南米のパリと呼ばれるブエノスアイレスを挙げ、その他にも愛着のある台湾や、もし卒業記念で出すなら劇場のカットも面白いかもしれないと構想を語りつつ、「その時の自分にとって思ったことがベストになる」と述べた。

来週には地元名古屋でのイベントも控えており、SKEにとっても自身にとっても地元の愛知で、自分だけが載っている本を持ってイベントができることを「とても誇らしい」と語りました。地元でのイベントだからこそ、友達が来ようとしてくれたり、地元の書店でメンバーや家族が写真集を手にしてくれた話を聞くことがあり、地元でやれる嬉しさや誇らしさを感じていると述べた。写真集だけでなく、今後の様々な仕事も地元と共に積み上げていきたいとし、「地元、愛知から全国にこれからSKEらしく胸を掲げて頑張ります」と意気込みを語った。

最後にファンへのメッセージとして、写真集を手にとってくれた方、これから見る方へ感謝を伝えました。アイドル13年目となり、たくさんの人との様々な出会いがこの仕事の醍醐味だと感じていると述べ、昔から応援してくれている人、最近知った人など様々いると思うが、「私なりの積み重ね方があって、その今があるから、その姿が映ってる写真集」だと語り、「全部皆さんにとって受け止めてもらえたら嬉しいです」と結んだ。


『SKE48 鎌田菜月 1st 写真集 やさしい日差し』

【書誌情報】
『SKE48 鎌田菜月 1st 写真集 やさしい日差し』
著者:鎌田菜月
撮影:田中智久
定価:本体 3,000 円+税
仕様:A4/128 ページ
ISBN:978-4-04-738214-5
発行:株式会社 KADOKAWA
発売日:2025 年 4 月 18 日(金)

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