高畑結希

高畑結希 1st写真集『ひとりじめ。』発売記念イベント開催 “センシティブ”も愛した30歳の決意と成長

2025年7月21日、東京・書泉ブックタワーにて、元SKE48で女優の高畑結希さんの1st写真集『ひとりじめ。』の発売記念イベントが開催された。高畑さんは、アイドル卒業後初の写真集となる本作への熱い思いと、30歳を迎えた自身の新たな決意について語った。

■ 高畑結希 1st写真集『ひとりじめ。』発売記念イベント

30歳と10周年の節目に初の写真集発売

自身の30歳の誕生日である7月18日に写真集が刊行されたことについて、高畑さんは「30歳の誕生日プラス自分の10周年のこの大切な時期に写真集が発売できるのが決まってすごく嬉しかった」と喜びを語った。アイドル時代とは異なる卒業後の写真集に不安もあったものの、「今しかないと思ってお願いしました」と、本作への強い覚悟を覗かせた。

撮影はすべて高畑さんの地元である香川県で行われた。故郷での撮影を強く希望していたという高畑さんは、3月に4日間かけて敢行された撮影中、記録的な大寒波と雨に見舞われたエピソードを披露。「カメラマンさんと一緒に海に入ったり川に入ったりして、出た後は皆さんが抱きしめてくれて、本当にみんなで一緒に寒さを乗り越えた写真になった」と振り返った。また、奇跡的に晴れた瞬間に知らない人の田んぼで撮影するなど、「田舎だからこそできるカットもたくさん撮れた」と、香川の魅力を存分に詰め込んだことを強調した。写真集の撮影に際しては「今日だけは」というテーマを掲げ、「地元の香川ではっちゃけよう」と、普段見せない姿や恥ずかしい姿にも挑戦したという。写真集制作にあたり、高畑さんは1ヶ月間ジムに通い全身を鍛えた結果、特にヒップが成長したことを明かしている。

タイトル「ひとりじめ。」に込めた意味

写真集のタイトル『ひとりじめ。』には、高畑さん自身の特別な思いが込められている。高畑さんは、アイドル時代は「何十人の中の1人」であったのに対し、今回の写真集撮影では「本当に皆さんが私に注目してくれて、全集中してくれたのがすごく嬉しかった」と語り、この写真集が「ひとり占めできた瞬間」だったと感じているという。

さらに、高畑さんは30歳の誕生日当日の夜、写真集イベントの帰りに、人生で初めて「大好きな焼肉屋さんに1人で行ってみた」という挑戦をした。これは、「『ひとりじめ。』をかけて行ってみようと、縁起が良いなと思って」のことだそうで、タイトルには、周囲の注目を独占する喜びと、新たな年齢の節目に自分自身の時間を大切にするという、高畑さんの個人的な挑戦の意味合いも込められている。

初のグラビア挑戦と「センシティブ」カットの反響

これまで本格的なグラビア経験が少なかった高畑さんは、今回「挑戦」としてアイドルでは出せないカットにも挑んだ。特に話題を呼んだTバック姿の写真については、「みんなで写真集チームみんなで見た時に、あれなんかおしり可愛くない?ってなって、私も自分のおしりを初めてそこでちゃんと見て、あれ?なんか私、おしり可愛い…と思って、そこからおしりが生まれました」と、意外な“発見”がきっかけだったことを明かした。

この大胆な先行カットが「センシティブ認定」されたことについては、「せっかくの写真集がセンシティブになっちゃってみんなが見られない」と悔しさを滲ませた。しかし、「だんだんそれがなんか愛着も湧いてきて、あ、またセンシティブだ、次の投稿もセンシティブだってなっちゃって」と、最終的にはその“センシティブ”を逆手に取り、写真集に「1000点」の評価を与えた。「この写真集は、センシティブをかけてセン点(1000点満点)パーフェクトな写真集になった」と、独自のユーモアで表現した。

撮影 / 藤原宏

お気に入りのカットとして、香川県にある「日本のウユニ塩湖」と呼ばれる父母ヶ浜の写真を挙げ、「水面に鏡のように自分が映るのですごい映えるスポットとして有名で、ここは絶対写真集の中に入れたかった」と理由を説明。先行カットでセンシティブ認定された写真も迷ったが、モザイクがかかることを恐れて父母ヶ浜を選んだという。表紙についても、ギリギリのラインを攻めつつも、SNS投稿時にセンシティブ認定がかからないことを考慮して選んだことを明かした。

撮影 / 藤原宏

思い出と新たな挑戦が詰まった30代へ

SKE48での10年間を「ほとんど20代はSKEに捧げてきた」と振り返った高畑さん。辛かった出来事や悔しかった出来事も「全部楽しかったっていう記憶に変わっちゃった」と語り、30代では「もっと輝けるようなそんな30代になれたら」と抱負を述べた。特に印象深い思い出として、コロナ禍で初選抜入りした経験を挙げ、「そういう試練を乗り越えて先に入れてなかなかない経験ができた」と語った。

卒業後、芝居の道を選んだ高畑さんは、30歳を機に9月から東京に拠点を移すことを決意。「30歳からっていうのもあるんですけど、まだまだ年齢は気にせずやりたいことを突き進めれるように挑戦したい」と、今後の女優としての活動に意欲を見せた。30代で挑戦したいこととして、プライベートでは3年に1度しか開催されない香川県の瀬戸内国際芸術祭を訪れること、そして自宅でミニトマトやキュウリを育てることを挙げた。仕事面では「いま、いちからオーディションを受けてみたり、いろんな作品に出てみたりという挑戦をしている」と述べ、自身の可能性を探る1年にしたいと語った。

憧れの女優には、芸能界に入るきっかけとなった宮﨑あおいさんの名前を挙げ、「年齢を重ねても綺麗で可愛い女優さんになれるように頑張りたい」と目標を掲げた。また、自身の魅力を「親しみやすさ」と語り、SKE時代には「ポンコツ」と呼ばれていたが、卒業後は「意外としっかりしている」と言われるようになったと笑顔を見せた。将来的には、人や動物と触れ合う仕事にも挑戦したいと語り、自身の守護霊が小さな子供であるためか、子供や動物が寄ってくるエピソードも披露した。料理好きで、得意料理は高校時代から作り続けている「豚汁」。香川県出身らしく、最近はファンと一緒にうどん打ち体験も行ったという。

イベントの最後に、高畑さんは集まった報道陣に対し、「皆さんの力をお借りして、たくさんの方に手に取ってもらえるように頑張りたい」と写真集へのさらなる期待を寄せ、締めくくった。


高畑結希 1st写真集『ひとりじめ。』

撮影 / 藤原宏
  • 発売日:2025/07/18
  • メーカー:白夜書房
  • ISBN:9784864945752

https://amzn.to/45d6h3c

【高畑結希コメント】
デビュー10周年、そして30歳のお誕生日の日に1st写真集発売が決まった時はとても嬉しかったです!
生まれ育った香川県での撮影は自然とリラックスできました。
子供の頃よく遊びに行っていた遊園地では今回夜から遊んで…
2人だけの特別な時間って感じがしてすごくテンションも上がりました!
まだ知らなかった素敵な場所にも行ったり、自然のパワーと改めて地元の温かさを感じて幸せでした!
ここだけの話、アクシデントも味方につけたり…!
注目して欲しいポイントは脊柱起立筋と可愛いお尻です!
今の等身大の姿、大人の可愛さや魅力、いろんな姿が混ざり合った一冊になると思います。
特別な私を見ていただきたいです! 楽しみにしていてください! 私も楽しみです!

■プロフィール:高畑結希(たかはた・ゆうき)
1995年7月18日、香川県出身。
2015年3月にSKE48の7期生としてグループ加入。2024年6月末をもってグループ卒業。
7月1日には高畑結希オフィシャルサイトにて、公式ファンクラブがオープン。
現在は、俳優を軸として活動中。6月7日(土)・8日(日)坂出市民ホールにて開催される舞台「浮世の国のアリス」に出演予定。クッキングLiveアプリ「NATSLIVE」にて「高畑結希 – はたごんチーズごはん -」を定期配信中。

この記事を書いた人 Wrote this article

Hajime Minamoto

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