俳優の相馬理さんの初の写真集「S+」の発売記念イベントが、写真集発売翌日の6月22日(日)にHMVエソラ池袋3階にて開催された。KADOKAWAより6月20日に発売されたこの写真集は、相馬さんの生まれ育った静岡を巡り、上京前の軌跡を辿るような内容となっている。

イベントの冒頭で、相馬さんはファースト写真集の発売について率直な感想を求められると、「発売することができて嬉しい気持ちでいっぱい」と語り、この写真集を新たなスタート地点とし、「これからもっともっと新しい可能性を広げていけるように活動していきたい」と抱負を述べました。
写真集のタイトルである「S+」に込められた思いについては、相馬さんの名前「相馬(ソウマ)」の「S」だけでなく、静岡、清水、清水エスパルスといった地元ゆかりの「S」がたくさん詰まっていることに由来すると説明しました。さらに、「プラス(+)」には、「これからどんどん新しい可能性をプラスして、可能性を広げていきたい」という願いが込められていると明かした。
写真集の撮影時期と場所については、3月下旬から4月上旬にかけての3日間で、「全部僕の地元近くというか静岡、清水あたりで撮りました」と故郷での撮影であったことを強調しました。
お気に入りのページについて質問されると、地元の近くにある海で撮影されたページを挙げ、「地元の近くで撮ったからこそ、ナチュラルな素の表情、一番柔らかい表情が出ている」と、その理由を説明しました。撮影時の気候は3月から4月で比較的過ごしやすい涼しい気候だったものの、風が非常に強かったと振り返りました。雨が降る日もあった中で、多くの良い写真が撮れたことに喜びをにじませました。

ファンに特におすすめしたい注目ポイントとして、母校での撮影を挙げました。卒業から10年ぶりに高校を訪れたそうで、「学生時代からの成長した姿、10年経って大人になった姿を見てほしい」と語り、友人や担任の先生にも見てほしいと述べました。実際に、担任の先生には写真集を届けたところ、「たくさん見ます」と連絡があったというエピソードも披露しました。
写真集を見た周囲の反応については、友人や親からは「ここじゃん、ここじゃん」と撮影場所を特定する声が多く聞かれたと明かし、地元の人々にとってはなじみのある場所が多かった様子。
写真集の点数を問われると、相馬さんは迷わず「100+」と答えた。「素晴らしい写真をたくさん撮っていただき、素敵なものを作っていただけた」と制作チームに感謝を述べ、「これからファンの皆さんにも見ていただいて、その評価のプラスの部分を上げていただけたら」と期待を寄せた。
また、幼少期から大ファンである「清水エスパルス」のホームページ企画でホームスタジアムであるIAIスタジアムでの撮影が実現したことにも触れました。子どもの頃はプロサッカー選手になりたいという夢を持っていた相馬さんは、ピッチに立つ機会が一度もなかったため、今回の撮影について「その日だけでもサッカー選手になれた気持ちになれて、色々な思いが込み上げてきた」と、深い感慨を語った。

写真集のタイトル「S+」にちなみ、具体的にいくつの「S」がこの一冊に関わっているのかという質問が飛ぶと、相馬さんはその数を数えた。そこには、自身の名前「相馬(そうま)」「理(さとる)」故郷の「静岡」や「清水」、そして幼少期から応援している「清水エスパルス」、さらには通っていた「高校の名前」など、数えるだけで10近くの「S」の要素が詰まっていると説明しました。これらの「S」が相馬さん自身の軌跡と重なり、写真集に深い意味を与えていることが語られた。
また、「好きなアルファベットは?」という質問には、相馬さんは両手を使って「S」の文字をかたどって答え、その姿は写真集のテーマを象徴する一幕となった。このユニークなポーズは、集まったメディアのカメラマンの視線を集め、会場は和やかな雰囲気で包まれた。
ファンへのメッセージとしては、「応援していただける皆さんのおかげで販売することができた」と感謝を伝え、さらに、今回のファースト写真集に留まらず、セカンド、サードと今後も写真集をリリースできるよう、「僕も活動を頑張ります」とさらなる活躍を誓い、「これからも引き続き応援よろしくお願いします」と呼びかけた。
最後に、相馬さんはファンに対し、「1ページ1ページたくさん味わってほしい」と述べ、ファンそれぞれの「このページが好き」という感想も教えてほしいと呼びかけた。

「爆上戦隊ブンブンジャー」のブンオレンジ/振騎玄蕃役として人気を集め、7月クールからはTOKYO MX新日曜ドラマ「恋愛ルビの正しいふりかた」への出演も発表されている相馬さんの初の写真集は、自身の軌跡を辿り、様々な表情が詰まった一冊に仕上がっている。
相馬 理1st写真集「S+」

発売日:2025年6月20日(金)
定価:3,300円(本体3,000円+税)
判型:A4変形判
ページ数:112ページ
ISBN:978-4-04-738296-1
発行:株式会社KADOKAWA