この本を盗む者は

映画『この本を盗む者は』公開記念舞台挨拶 田牧そらが片岡凜に「壁ドン」。土屋神葉のニワトリ役秘話や来年の抱負も

12月27日(土)、映画『この本を盗む者は』の公開記念舞台挨拶が開催され、W主演の片岡凜(御倉深冬役)、田牧そら(真白役)をはじめ、土屋神葉(春田貴文役)、朴璐美(御倉たまき役)、福岡大生監督、黒澤桂子(キャラクターデザイン・作画監督)が登壇した。上映後のイベントとして「ネタバレ解禁」で行われた本イベントでは、アフレコ現場での裏話や意外な役の話題、さらには2026年の抱負などで大いに盛り上がり、作品の魅力を語り尽くした。

(C)1st Generation

 声優初挑戦となった片岡と田牧は、普段の映像演技との違いに緊張しつつも、制限のある中での表現に喜びを感じたと振り返った。収録では二人が実際に手を繋いでセリフを言う場面もあったという。

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特に会場を沸かせたのは、深冬が真白とのあるシーンでの演出。福岡監督からの提案で、田牧が片岡に対して実際に「壁ドン」を行いながら演じたことが明かされた。田牧が「気持ちがイケメンになった気がした」と語ると、これを聞いた朴は「なぜ私にはやらせてくれなかったのか」と悔しがり、会場の笑いを誘った。

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 春田貴文役を演じた土屋神葉には、驚きのキツネの役があったことも判明した。劇中に登場する3羽のニワトリのうち、1羽(塩)の声も土屋が担当していたのだ。さらに土屋は、午年生まれであることにちなみ、アフレコ前には必ず「馬刺し」を食べて「馬の力」を借りてから収録に臨んでいたという独自のルーティンを披露した。

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 イベント終盤では、来る2026年(午年)に向けた抱負が語られた。20歳を迎える田牧、30歳になる土屋、そして54歳になる朴が揃って「自立した大人になりたい」と宣言する流れとなり、チームワークの良さを見せた。一方で福岡監督は、本作の絵コンテ制作中に野球選手並みに肩を酷使して故障したことを明かし、「リハビリをしてカラダを大事にしたい」と切実な目標を掲げた。黒澤は「今を生きる」と語り、それぞれの個性が光る抱負となった。

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 最後に、登壇者から観客へメッセージが送られた。土屋は「本嫌いの人でも楽しめる作品」とアピールし、朴は作品からあふれる「作り手の温かみ」を感じてほしいと語った。黒澤は入場者特典の水彩画やキービジュアルに隠された意図について触れ、福岡監督は本作を「一度終わってしまった物語をもう一度見たいと願った女の子の物語」と表現し、情報量の多い作品だからこそ何度でも楽しんでほしいと締めくくった。

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映画『この本を盗む者は』 公開記念舞台挨拶
2025.12.27(土) 新宿 バルト9

映画『この本を盗む者は』

★STORY
行こう、盗まれた真実をつかまえに
本泥棒を追って呪われた物語を旅する“謎解き冒険ファンタジー”!

「本なんて、読まなければよかった……!」
書物の街・読長町に住む高校生の御倉深冬。曾祖父が創立した巨大な書庫「御倉館」を代々管理する一家の娘だが、当の本人は本が好きではなかった。ある日、御倉館の本が盗まれたことで、読長町は突然物語の世界に飲み込まれてしまう。それは本にかけられた呪い――“ブック・カース”だった。呪いを解く鍵は、物語の中に――町を救うため、深冬は不思議な少女・真白とともに本泥棒を捕まえる旅に出る。泥棒の正体は一体誰なのか?そして、深冬も知らない“呪い”と“御倉家”の秘密とは……?
2人の少女が“本の世界”を旅する、謎解き冒険ファンタジーが開幕!すべての呪いが解けるとき、あなたは奪われた真実と出会う――

<CAST>
御倉深冬:片岡 凜
真白:田牧そら
御倉ひるね:東山奈央
御倉あゆむ:諏訪部順一
与謝野蛍子:伊藤 静
春田貴文:土屋神葉
要 純一郎:千葉 繁
チェ・タンビ:鈴木崚汰
原田夏芽:上田麗奈
菊地田 治:関 智一
春田 栞:高橋李依
柿原:大地 葉
廣田:小市眞琴
高山:花守ゆみり
小山内:上田 瞳
羽原:石見舞菜香
謎の男:福山 潤
御倉たまき:朴 璐美

<STAFF>
原作:深緑野分「この本を盗む者は」(角川文庫/KADOKAWA刊)
監督/コンテ/演出:福岡大生
構成/脚本:中西やすひろ
キャラクターデザイン/作画監督 :黒澤桂子
美術:草薙
色彩設計:村田恵里子(グラフィニカ)、加口大朗
CGディレクター:市川孝次(グラフィニカ)
2Dデザイン:久保田 彩(グラフィニカ)
撮影監督:戸澤雄一朗(グラフィニカ)
編集:重村建吾
音楽:大島ミチル
音響監督:郷 文裕貴
アニメーションプロデューサー:比嘉勇二
アニメーション制作:かごかん(株式会社かごめかんぱにー)
配給:角川ANIMATION
製作幹事:KADOKAWA
製作:「この本を盗む者は」製作委員会

<主題歌>
YUKI「Share」(Sony Music Labels Inc.)

この記事を書いた人 Wrote this article

Hajime Minamoto

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