推しが武道館いってくれたら死ぬ

【レポート】SKE48メンバーが出演。舞台「推しが武道館いってくれたら死ぬ」東京公演ゲネプロ後・囲み取材

2026年2月27日(金)、東京都の飛行船シアターにて、舞台『推しが武道館いってくれたら死ぬ』東京公演のゲネプロが行われました。公演後には、えりぴよ役の小林愛香と、劇中のアイドルグループ「ChamJam」のメンバーを演じるSKE48のメンバーたち(五十嵐れお役:佐藤佳穂、松山空音役:青木莉樺、伯方眞妃役:野村実代、水守ゆめ莉役:鈴木愛菜、寺本優佳役:原優寧、横田文役:倉島杏実、市井舞菜役:大村杏)らが登壇し、囲み取材が実施されました。愛知公演を経て絆を深めたキャスト陣が、東京公演への意気込みや役作りへの葛藤、舞台裏のほっこりエピソードを語った。

■ 演じるキャラクターへの強い「愛」と意気込み

冒頭の挨拶では、各キャストが自身の役柄への熱い思いを口にしました。 主人公・えりぴよ役を演じる小林愛香は、「私が演じるえりぴよは、とにかく舞菜のことしか見ていない。大声でしゃべりまくることで、舞菜の可愛さに皆さんが少しでも気づいてくれたら。舞菜推しを増やすのを目標にやっていきます」と、役柄同様の熱量でアピールしました。

ChamJamの不動のセンター・五十嵐れお役の佐藤佳穂は、「頑張っても報われないこともあると感じながらも、笑顔で周りに元気を届け、ファンの方を大切にしているキャラクター。悩んでいる方にもパワーを届けられたら」とコメント。 また、松山空音役の青木莉樺は「空音ちゃんは過去の経験を通して、いろんなメンバーに素敵な言葉をかけている」とその魅力を語り、水守ゆめ莉役の鈴木愛菜は、「ゆめ莉はポジティブなタイプではないけれど、眞妃ちゃんをはじめメンバーに背中を押されてポジティブになっていく。私も誰かの背中を押せる人になりたい」と自身と役を重ねて語りました。

■ 現役アイドルが「アイドル役」を演じる葛藤と共鳴

自身もSKE48として活動する彼女たちにとって、「ChamJam」のパフォーマンスを演じることには、共感とともに大きな葛藤もあったようです。

  • 素の自分を封印する野村実代(伯方眞妃役) 普段のSKE48の活動では「素をありのままさらけ出してキラキラした私を見て」と意識している野村ですが、大人っぽい眞妃を演じるにあたっては、「いつもの自分でやっちゃうと元気すぎちゃう。腕を組んだり、目線を流し目にしたり、口を大きく開けすぎないなど、見え方や角度をすごく意識している」と、パフォーマンス中の細かな工夫を明かしました。
  • 等身大の自分と重なる原優寧(寺本優佳役) 寺本優佳役の原優寧は、「ファンの方に大好きになってもらいたい、褒められたら純粋に頑張れちゃうタイプなのが私と似ている」と分析。現在24歳の原ですが、16歳の優佳を演じるにあたり「自分が20歳でSKE48に入った時の自分を何倍も元気にした感じ」と捉え、舞台上では笑顔いっぱいに演じていると語りました。
  • 端っこで輝くアイドルに共感する倉島杏実(横田文役) 横田文役の倉島杏実は、端っこでひたむきに頑張る文の姿に、幼い頃からアイドルに憧れてきた自分自身を重ね合わせました。「『なんで私が端っこなの』というシーンは、過去や現在の自分と重なる部分がある。端でも輝いているアイドルがいるんだぞというところに気づいてもらえたら」と熱い思いを語りました。
  • 真逆のキャラクターに挑む大村杏(市井舞菜役) 市井舞菜役の大村杏は、自身と舞菜の性格や声の低さが「真逆」であると告白。普段は汗をかきながら全力で踊る大村ですが、舞菜を演じる時はあえて「縮こまって踊る」ことを意識しており、ファンから「最初(大村を)探すのが大変だった」と言われたことで、しっかりと役を演じきれている手応えを感じたとのこと。

■ 舞台裏のエピソードと「えりぴよ」からの印象

SKE48メンバーとの共演について、小林愛香は「最初、SKEのみんなと会う前に『ギャルだよ』と聞いていたのですが(笑)、実際はすごく明るくて可愛い、真っすぐな子ばかりだった」と笑顔で振り返り、稽古場から台本を持たずに挑む姿勢に引っ張られたと語りました。

また、稽古期間中のメンバー間の仲の良さを伺わせるエピソードも。大村杏は鈴木愛菜と「初めて2人で東京で肉じゃがを食べに行った」と明かしたほか、メンバー内で「シール交換」が流行していたという可愛らしい裏話も披露。原優寧に背中を押されて勇気を出してシール交換をお願いしたところ、翌日には大量のシール帳を持ってきてもらい良い思い出になったと語りました。さらに、自身の演じるキャラクターの公式グッズ(アクリルスタンド等)を、共演者や「オタク役」のキャスト同士でプレゼントし合ったというほっこりするエピソードも飛び出しました。

■ 配信の見どころと、国内外のファンへのメッセージ

3月1日の東京公演はストリーミング配信も予定されています。 配信ならではの見どころについて、小林愛香は「お家で見るからこそ、最前列(の視点)が見られると思うので、舞菜の表情を逃さず見ていただきたい」とアピール。青木莉樺も「ChamJamのメンバー間で送っている視線が明確に伝わると思うので、ぜひ画面の響で叫んでほしい」と呼びかけました。

最後に、海外から応援するファンに向けて、佐藤佳穂は「日本のみならず世界各国の方々にも愛していただけることの恩返しとして、元気をもらえる作品として届けたい」とコメント。大村杏も「誰かを推すというのは今や主流になっている時代。お芝居は言葉だけでなく体で表現するものなので、どんな方が見ても刺さる作品だと思う」と語り、国境を越えて「推し活」の熱量が伝わることへの期待を込めて、囲み取材は締めくくられた。

▼配信情報

https://hikosen.co.jp/oshibudo-stage/news/20260213/

▼ミニアルバム情報
 https://bushiroad-music.com/musics/brmm-11013/


舞台『推しが武道館いってくれたら死ぬ』

■出演者
えりぴよ/小林愛香
五十嵐れお/佐藤佳穂
松山空音/青木莉樺
伯方眞妃/野村実代
水守ゆめ莉/鈴木愛菜
寺本優佳/原 優寧
横田 文/倉島杏実
市井舞菜/大村 杏
メイ/小山百
瑠璃/伊藤虹々美
ひなか/杉本りいな
岩岡はるみ/西井美桜
井上華見/篠原京香
野田涼菓/井田玲音名
村井夏未/河内美里
山崎佳那/北川愛乃
まりあ/赤堀君江
くまさ/小島ことり
基 悠希/瓦谷龍之


■スタッフ
原作/平尾アウリ
『推しが武道館にいってくれたら死ぬ』(徳間書店 コミックリュウ)
脚本・演出/松多壱岱(ILCA)
主催/株式会社劇団飛行船
©平尾アウリ/徳間書店 ©舞台『推しが武道館いってくれたら死ぬ』
公式サイト:https://hikosen.co.jp/oshibudo-stage/
公式X:https://x.com/butai_oshibudo

この記事を書いた人 Wrote this article

Hajime Minamoto

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