24歳の新鋭・秋葉恋監督の長編デビュー作であり、日本映画界を牽引する藤井道人監督がエグゼクティブプロデューサーを務める映画『東京逃避行』の公開記念トークイベントが3月24日、テアトル新宿にて開催された。本作は、都の条例で封鎖された後の歌舞伎町を舞台にしたサスペンス作品で、興行通信社のミニシアターランキング邦画第1位を記録する好スタートを切った。イベントでは、師弟関係にある二人が出会いの軌跡から映画作りに対する熱い思い、そしてこれからの映画業界の未来について語り尽くした。

諦めの悪さが結んだ師弟の絆
秋葉監督と藤井プロデューサーの出会いは、秋葉監督が高校時代に参加した高校生映画甲子園に遡る。秋葉監督の作品が最優秀監督賞を受賞した際、審査員を務めていたのが藤井であった。時を同じくして藤井が映画『新聞記者』で日本アカデミー賞を受賞したことに激しく感動した秋葉監督は、藤井の背中を追いかけることを決意したと打ち明けた。
その後、秋葉監督は藤井が主宰するスタジオ「BABEL LABEL」の新レーベルのスタッフ募集に、何度断られても応募し続けた。藤井は当時の秋葉監督について、その「諦めの悪さ」は多くの人が持っていない魅力であり、映画や現場への強い愛とクリエイターへのリスペクトを感じたためチームの一員として受け入れたと、採用の理由を明かした。
綾野剛の強力な後押しで実現した長編化
長編デビュー作となった『東京逃避行』は、第2回東京インディペンデント映画祭におけるグランプリ受賞作を長編映画化したものである。当初、藤井は秋葉監督がすでに自らのスタジオの身内であったことからグランプリへの選出を渋っていた。しかし、ともに審査員を務めていた俳優の綾野剛が秋葉監督の作品を一択で支持し、「俺は彼の映画に出たい」と強く推したことでグランプリ受賞に至ったという裏話が披露された。さらに綾野は、完成した本作を観て「今の彼にしか撮れない映画になっていた」と称賛の声を寄せている。
「出会いを諦めない」次世代への金言
観客との質疑応答のコーナーで、現在のクリエイターに必要な要素を問われた藤井は「出会いを諦めない事」と力強く答えた。素晴らしい作品を作るためには、その人だから頑張れるという奇跡的な化学反応を生み出せる仲間との出会いが不可欠であり、良いプロデューサーや俳優に出会えるまで努力を諦めないことが何より大事だと語った。
イベントの終盤、藤井から「自分の足で立って自分で良いプロデューサーを見つけるまで頑張って欲しい」と熱いエールを送られた秋葉監督は、観客からの反響が自身の成長につながっていると感謝を述べた。そして「藤井さんの背中を超えられるように、5年10年、日本映画と観客の皆さんと歩んでいけたら」と今後の決意を新たにした。師弟を超える二人の強い絆が証明された本イベントは、観客の大きな拍手とともに幕を閉じた。
映画『東京逃避行』
■STORY
家や学校に居場所がない女子高生・飛鳥は、”トー横”で暮らす少女が綴った自伝的ネット小説『東京逃避行』に憧れ、新宿・歌舞伎町へ。偶然、作者の日和と出会いすぐに意気投合。トー横に流れ着いた人々を保護し、面倒を見るエドやメリオを紹介され、”集まり”に参加するも、そこで目にしたのは、衝撃的な現実だった…。飛鳥は「一緒に逃げよ」と手を取り、日和と走り出す。しかし、半グレ組織から怒りを買い、街中から追われる2人。一方、閉鎖の危機に瀕していた保護団体という「居場所」を守ろうと戦うエドと、危うい選択を重ねて2人を追うメリオ。やがて警察をも巻き込み、一夜にして事態は急展開を迎える。4人の想いと運命が交錯し、夜明けに出すそれぞれの答えとはー?闇を切り裂くように、命懸けの逃避行が始まった――!
出演:寺本 莉緒 池田 朱那
綱啓永 高橋侃
松浦祐也 深水元基 さとうほなみ
監督・脚本:秋葉恋
主題歌:町田ちま『ネオンと残像』(Altonic Records)
エグゼクティブプロデューサー:藤井道人 音楽:堤 裕介
製作幹事:サイバーエージェント 配給:ライツキューブ 制作プロダクション:BABEL LABEL
©2025 映画「東京逃避行」製作委員会
公式サイト:https://tokyotohiko.babel-pro.com/ オフィシャルX:@tokyotohiko2026 オフィシャルインスタグラム:@tokyotohiko2026
オフィシャルTikTok: https://www.tiktok.com/@tokyotohiko2026

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