鎌田菜月

SKE48鎌田菜月さんが初の児童書発売。異例の発売前重版に喜び語る。水族館の魅力や裏話を明かす。

序文

鎌田菜月

2026年7月19日、東京・虎ノ門のmagmabooksにて、アイドルグループSKE48の鎌田菜月さんの初著書『水族館の達人に聞いてみた ~ぜったいに行きたくなる37の発見~』の発売記念イベントが開催された。本書は、日本モンキーセンター所属動物園長の下村実氏との対談を軸にした児童書で、発売前から大きな反響を呼び、異例の発売前重版が決定した。イベント後の囲み取材で、鎌田さんは書籍完成の喜びや下村氏との制作秘話、水族館への深い愛情、そしてメンバーとのエピソードを笑顔で語った。

■異例の発売前重版に驚きと感謝

発売に先立ち行われた囲み取材に臨んだ鎌田さんは、初の児童書出版について「約1年前に話をいただいてから制作を続けてきた。発表できたときは本当に形になるのだと実感が湧いた」と声を弾ませた。発売前の注文殺到による異例の発売前重版の知らせには「びっくりしたし、本当にありがたい」と感謝を述べ、「何よりも皆様の水族館に対する関心の強さを感じ、大人も子どももやはり水族館が好きなのだと嬉しくなった」と率直な胸中を明かした。

■達人下村氏は「水族館界のアイドル」

本書は、水族館の裏表を知り尽くした達人である下村実氏(日本モンキーセンター所属動物園長)に鎌田さんが問いかける珍しい対話形式を採用している。制作中のエピソードを問われた鎌田さんは「現場で働いていた方ならではの熱量あるお話やエピソードを伺うのが何より楽しかった」と振り返った。また、水族館を共に訪れた際、多くの飼育員から声を掛けられリスペクトされる下村氏の姿を見て「自分もアイドルとしてお仕事をさせてもらっているが、下村さんこそ水族館界のアイドルだったのだと驚いた」と語り、現場の笑いを誘った。撮影中の裏話として、開館前の名古屋港水族館を訪れた際、珍しい時間に人間が現れたためイルカたちが様子を見に来てくれたものの、いざ撮影を始めようとすると飽きて立ち去ってしまったという、生き物らしい気まぐれなエピソードも披露された。  特にお気に入りのページとしては、昔は「ザコ」と呼ばれていたが下村氏が深く愛する魚「オイカワ」の紹介部分を挙げた。季節による模様の美しさや、その自然な美を水族館で再現する難しさを下村氏が熱く語る様子に、強い感銘を受けたという。

■ネット社会だからこそ「生」の価値を

水族館の魅力を問われると、鎌田さんは「日本は島国であり、水族館が非常に身近にあることが大きなアピールポイント」と指摘した。インターネットやVRなどの映像技術が発達する現代において、「現地でしか味わえない、生きた生き物との対面には格別の力がある」と力説。「動画は美しい一瞬を切り取って提供してくれるが、水族館では自分自身の目で見るポイントや画角を自由に選べる面白さがある。1秒たりとも同じ動きをしない生きた姿を見てほしい」と熱弁した。  また、「将棋の藤井聡太先生などを案内したいか」と問われると、「棋士の先生方は驚異的な記憶力を持たれているため、案内することは恐れ多い」としつつも、「地元の名古屋港水族館の回り方やグルメを紹介する形ならお手伝いできるかもしれない」と謙虚に答えた。同時に、どこの水族館を訪れても痕跡やサインが残されているさかなクンへの深い尊敬を示し、いつか共演したいという夢も語った。

鎌田菜月

■ルーツは家族との思い出、メンバーとのサプライズも

自身の水族館好きのルーツについての質問に対しては、「物心つく前のベビーカーに乗っていた頃から連れて行ってもらっていたため記憶にないほど」と語り、週末ごとに名古屋港水族館や鳥羽水族館へ連れ出してくれた祖父や家族への感謝を口にした。幼少期はトレーナーに憧れたり、映画『リトル・マーメイド』の影響でアリエルに憧れて水泳に励んだりしたという可愛らしい思い出も明かした。  自身の「推し」の水族については、仕事で訪れた南知多ビーチランドで出会った元日生まれのペンギン「がんちゃん」を挙げた。「私には目もくれず、巣の材料を集めるためにダッシュするマイペースさに振り回されたが、その様子もアイドルらしくて愛らしかった」と振り返った。  SKE48のメンバーからの反応については、多くのメンバーから羨ましがられたと明かし、第2弾の執筆を狙っている後輩の研究生・宮本倫花さんや、突然「水族館に行きたい」と言い出した同期の熊崎晴香さんに対して「背後を取られないよう、席は譲らない」と笑いを交えて宣言した。また、前日の大阪でのお渡し会には、熊崎さんが完全なサプライズで一般客に紛れて来場したことを告白。「ファンの方々も結託して黙っていてくれた。やられたと思った」と同期の絆に感謝しつつ、「まだ本を読んでいないと思うので、今度じっくりと読書感想文を提出してもらおうと思う」とユーモアたっぷりに語った。

■小中学生へ「海の大冒険へ」

今後の活動として、別ジャンルでのインタビュー対象に書評家の三宅香帆氏への興味を示した鎌田さんは、最後に夏休みを迎える全国の小中学生に向けてメッセージを送った。「海の中には、まだ人間に解明されていない謎が数多く残されている。本書の37の発見を入り口に、大発見を目指すような大冒険のつもりで読み、水族館へ足を運んでほしい。本がボロボロになるまで読んでもらえたら、これ以上に嬉しいことはない」と呼びかけた。自身の夏はツアー完走とグループ20周年に向けた活動に全力投球する一方で、「個人の目標である一人海外旅行を叶え、海外の水族館にも行ってみたい」と締めくくり、取材会は終始温かい拍手に包まれながら終了した。

鎌田菜月


書誌情報
水族館の達人に聞いてみた ぜったいに行きたくなる37の発見
■対象:小学校中学年から
■定価:本体1,600円+税
■体裁:四六判・144ページ
■ISBN : 978-4-7743-3950-4
■発売日:2026年6月26日

著者プロフィール
下村実(しもむら みのる)
1965年大阪府生まれ。近畿大学農学部卒業。海遊館の立ち上げに関わり、以降生物の飼育を中心に30年以上勤務。その後京都水族館・すみだ水族館の立ち上げに関わり、京都水族館館長を経て、2020年より四国水族館飼育展示部長。2024年4月から公益財団法人日本モンキーセンター園長。著書に『水族館飼育係だけが見られる世界 毎日は発見と感動に満ちている』(2024年ナツメ社)。


鎌田菜月(かまた なつき)
1996年8月29日生まれ。愛知県出身。
2012年11月、SKE48の6期生としてグループ加入。
2018年1月発売のSKE48 22ndシングル「無意識の色」にて、初の選抜入りを果たす。
漫画・アニメ、活字、歴史、将棋など、趣味を生かした仕事も多く、幅広く活動。
各種詳細はくもん出版公式noteにて順次公開!
くもん出版公式noteにて随時情報を更新しています。
鎌田菜月による特別コラムも全5回掲載いたしますので、ぜひご覧ください!


この記事を書いた人 Wrote this article

Hajime Minamoto

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