清水崇監督が贈る最新学園ホラー映画『だぁれかさんとアソぼ?』が、2026年7月24日より全国公開中。本作で正体不明の怪異“だぁれかさん”役を演じ、その不気味な存在感で注目を集める俳優・穂紫朋子さんにインタビューを実施しました。当サイト「1st Generation」恒例のパーソナルな質問から、「天才てれびくん」シリーズの元てれび戦士で憧れの存在だった主演・鎮西寿々歌さんとの共演エピソード、清水組の和気あいあいとした現場の裏側、さらには現在進行形で自宅に住み着いているという本物の心霊現象まで、たっぷりと語っていただきました。

「穂紫朋子」という芸名に隠された、高校時代のやむを得ない事情
一: 当サイト「1st Generation」では、その人のファーストイベントである「名付け」についてうかがっています。「穂紫朋子(ほしともこ)」というお名前の由来について教えていただけますか?
穂紫: 私の名前の由来は、高校生の時にSNS上で活動アカウントを開設しようとしたのが始まりなんです。当時私が通っていた高校はSNSに対してすごく厳しい学校で、本名で始めてしまうとすぐに見つかって監視対象になってしまうなと心配になりまして。
一: 高校の厳しいルールを避けるための防衛策だったんですね。
穂紫: はい。そこで、当時大好きだった女優の「穂志もえか(保紫萌香)」さんの苗字を勝手にお借りして、SNSを開設して活動を始めました。その後、東京に上京して当時の事務所に所属するタイミングで、さすがに勝手にお名前をお借りしているのは失礼だし申し訳ないと思って、事務所の社長に「芸名を変えたいです」と相談したんです。
一: しかし、そのまま現在に至るのですね?
穂紫: そうなんです。当時の社長から「いや、そのまま行こう」と言われてしまって、結局変えられずに今に至ります。
女優を志したきっかけ。憧れの番組『天てれ』とおすずさんへの想い
一: 福岡のご出身で、物心ついた頃から女優を志されていたと伺いました。そのきっかけは何だったのでしょうか?
穂紫: この質問は色々なところでしていただけるのですが、実は「これ!」という明確で大きなきっかけはないんです。ただ、今日この質問をしていただくことが分かっていたので、改めて幼い頃の記憶を辿って考えてみたんですね。そしたら、小学生の時にテレビにすごくハマっていて、「いつか私もテレビに出てみたい」という憧れの気持ちをずっと抱いていたことを思い出しました。
一: テレビへの純粋な憧れが原点だったのですね。
穂紫: はい。特に、今作の主演を務める「おすず」こと鎮西寿々歌さんが出演していた頃の『天才てれびくん』は、私にとってドンピシャの世代で、本当にかぶりつくように見ていたんです。おすずさんは私にとって一番印象に残っている憧れの方だったので、何年もの時を経てこうしてこの作品でご縁をいただけたのは本当に光栄ですし、不思議な気持ちです。あの頃の『天てれ』への憧れが、私が女優を目指した最初の小さなきっかけだったんだなと、今改めて実感しています。
撮影現場の印象。いたずらを企てる大人たち!? 清水組の温かい空気と“だぁれかさん”の役作り
一: 映画『だぁれかさんとアソぼ?』で、清水組の現場に参加されてみていかがでしたか? 清水組ならではの撮影の雰囲気や、監督の演出について印象に残っていることを教えてください。
穂紫: 現場の雰囲気は、ホラー映画を撮っているとは思えないほど、良い意味で常に笑いが絶えなくて本当に温かいんです。何かすごく怖いシーンを撮影する時でも、大人のスタッフたちが集まって「どうやっていたずらを仕掛けようか」と企んでいるようなワクワク感があって、毎日すごく楽しくお芝居させていただきました。
一: 清水監督からの具体的な演出や演技指導はいかがでしたか?
穂紫: 私が演じる“だぁれかさん”の演技についてですね。撮影の中盤あたりになると、私の中で“だぁれかさん”のキャラクター像がガチガチに凝り固まってしまっていたんです。セリフの言い方や不気味に笑うタイミングがデフォルメされた、お決まりのパターンになってしまっていて…。
一: 役への理解が深まる一方で、表現に癖がついてしまったのですね。
穂紫: そうなんです。そんな私の凝り固まった癖を、清水監督がすごく丁寧にほぐしてくださいました。「普段だったらここで笑うと思うんだけど、今回はあえて真顔でセリフを言ってみようか」といったように、新しい表現のアプローチを提案してくださって、すごく新鮮なシーンがたくさん撮れたと思います。
一: 監督との素晴らしい共同作業ですね。
穂紫: はい。完全に、私自身と清水監督、そしてホラー担当の助監督である川松尚良さんの3人で、何度も何度も話し合いを重ねて、1つの“だぁれかさん”という人物像をじっくりと組み上げていきました。

実体験の恐怖エピソード! 自宅に住み着く幽霊と「動くわさび」の謎
一: 以前、ご家族に霊感があるという記事を目にしたのですが、今回の撮影期間や最近、何か不可解な現象に遭遇されたことはありますか?
穂紫: 私自身には全く霊感がないんです(笑)。ただ、私の母がまるで「魔女」のような人で、タロットカードも得意ですし、霊感も強くて。久しぶりに実家で会うと、何も言っていないのに「暗いトンネルとか、何か悪いところに行ったでしょ?」ってズバリ言い当てられたりするんです。
一: お母様、本物の力をお持ちなんですね…。
穂紫: 本当にそうなんです。でも、今回の撮影現場では心霊現象は起きなかったのですが、今日のために「絶対にこのインタビューで話そう」とずっと温めていた、私自身のめちゃくちゃ怖い実体験があります。
一: それは、ぜひ聞かせてください!
穂紫: 実は、私が今住んでいる家には幽霊が住んでいるんです。引っ越した当初からずっとその存在には気づいていて、ラップ音が日常的に鳴り響いたり、足音が聞こえたり、物が勝手に動いたりしていて、今はもうほぼ「同居人」のような感覚なんですけど。
一: 幽霊と同居ですか!? それは凄まじい環境ですね。
穂紫: そうなんです。それで、こないだ友人たちが私の家に遊びに来て、お家でお寿司のデリバリーを頼んでパーティーをしたんです。その時、お寿司に同封されているお醤油やパックの「わさび」を、意味もなくテーブルの上に並べて遊んでいて…。
一: お寿司についてくる、小さなしょうゆとかわさびの小袋ですね。
穂紫: はい。それをテーブルの上に一列に綺麗に「これ、まるで(警察が押収した)押収品みたいだね(笑)」って友達と並べて、並べ終わった後に友人は終電で帰り、私もすぐに寝たんですね。ところが翌朝起きてテーブルを見たら、真ん中に置いてあったはずの「わさび」が勝手に動いていたんです!
一: わ、わさびが!?
穂紫: はい! もし端っこの方が動いていたら、私が歩いた時の風や服が当たったのかなと思えるんですけど、真ん中にあったわさびが、絶対に誰かが手でつまんで、別の位置に置き直さないとあり得ないような場所にポツンと移動させられていて……。


一: それは間違いなく、誰かが触ったとしか考えられない動きですね。
穂紫: 本当に怖くなっちゃって、すぐに友人に「これ、昨日動かした?」って証拠写真を送ったんですけど、「いや、動かしてないよ」と言われて。あまりに怖くて、ついに監視カメラを買って部屋に設置したんです。
一: 防犯カメラまで! 幽霊の姿が映りましたか?
穂紫: それが、もし本当にカメラに幽霊がはっきりと映ってしまったら、いよいよその家に住めなくなっちゃうのが怖すぎて、未だにカメラの電源を入れられていないんです(笑)。
一: なるほど(笑)。いつか証拠映像が撮れたら、穂紫さんのYouTubeチャンネル「ほしログ」で大スクープとして公開できますね。
穂紫: はい、もし証拠が撮れたら、絶対に「ほしログ」に載せます(笑)
「寿々歌さん」はNG!? 主演・鎮西寿々歌さんとの爆笑初対面
一: 今回は、同世代で憧れの存在だったおすず(鎮西寿々歌)さんとの共演でしたが、現場での交流はいかがでしたか?
穂紫: おすずさんは本当に気さくな方で、私がクランクインした日は、おすずさんと大西利空(りく)くんと同じ学校のシーンだったんです。初対面だったので、私から緊張しながら「なんてお呼びしたらいいですか?」と聞いたんです。そしたらおすずさんから「おすず、おすーたん、おちんのどれかで呼ばれてるよ」って返ってきたんです。
でも、私にとっては尊敬する先輩で年上の方なので、初対面でそんなフランクなあだ名では呼べないと思って「じゃあ、おすずさんって呼ばせていただきますね」と言ったんです。そしたら即座に「ダメ!「さん」はいらない!おすずって呼んで!」って却下されてしまって(笑)。
一: おすずさんらしい、一気に心の距離を縮めるアプローチですね。
穂紫: どうしようと戸惑って、おすずさんがいない隙に利空くんに「”おすず”ってどうしても呼べないよ」って相談したんです。そうしたら利空くんが「わかった。じゃあ俺が率先して『おすーたん』って呼ぶから、それにつられるように呼んでみてよ」って引き受けてくれて(笑)。利空くんのその気遣いのおかげで緊張もほぐれて、おすずさんとも本当に明るく楽しくお話しできるようになりました。

TGC新潟2026での、共演キャストたちの可愛らしい“戦隊ポーズ”
一: TGC(東京ガールズコレクション)新潟2026のスペシャルステージに登壇された際の、会場の反響や感想をお聞かせください。
穂紫: 本当に楽しかったです! TGC新潟での面白い裏話があって、私以外の学生キャストのみんながステージに登場する際、最初に「どんな決めポーズをして歩き出すか」を直前まで楽屋でめちゃくちゃ悩んでいたんですね。
一: ランウェイでバシッと決めるポーズですね。
穂紫: はい。それで「みんな、結局どんなポーズにしたんだろう?」と本番が終わった後に聞いたら、「みんなで戦隊ポーズにした!」って言っていて。後から映像で見たら、本当に全員で息の合った戦隊ポーズを決めてステージを歩いていて、すごく可愛かったです。
一: 実際の学校生活のような仲の良さが伝わってきますね。
穂紫: みんな本当に仲が良いので、私の楽屋にギュッと集まって、みんなでお昼ご飯をワイワイ食べたりしていました(笑)。

最近のマイブーム! 穂紫さんがこっそり集めているもの
一: 本作のカセットテープのように、ご自身で何か「記録していること」や「集めているもの」はありますか?
穂紫: 集めているものですか…。 私、最近「チューブのニンニク」を集めています!
一: チューブニンニクですか!? 意外と渋いチョイスですね。
穂紫: にんにくが大好きなんです(笑)。チューブタイプのニンニクと一言で言っても、メーカーや販売元によって酸味や臭み、味わいが全然違うんです!
一: そんなに違いがあるんですね。
穂紫: はい。だから料理によって「今日は酸味が抑えめのこのチューブにしよう」とか「肉料理にはこれを使おう」と使い分けて料理をしています。粗挽きの塊が入っているタイプは、特に美味しくてお勧めです!
一: そのにんにくパワーがあれば、穂紫さんのパワーの源なのかもしれませんね。
穂紫: そうですね、にんにくで頑張ります(笑)。
謎に包まれた役どころと、日常に潜むリアルな恐怖
一: それでは最後に、ご自身の役どころは謎に満ちていますが、本作全体の見どころや、劇場へ足を運ぶお客様へのメッセージをお願いします。
穂紫: 役どころについて説明しすぎてしまうと重大なネタバレになってしまうので、私がどんな存在として劇中に登場するのかは、ぜひ劇場の大きなスクリーンで確かめていただきたいです(笑)。
一: 劇場に行ってからのお楽しみ、ということですね。
穂紫: 今作『だぁれかさんとアソぼ?』は、学校の誰もいない階段の13段目でカセットテープに名前を吹き込むといった、「こっくりさん」のような身近な都市伝説や怪談がベースになっています。そのため、「もしかしたら自分たちの身にも同じことが起きるかもしれない……」と感じるような、限りなく日常に近いリアリティのある恐怖を体験していただけると思います。ぜひ劇場に足を運んで、ドキドキとゾクゾクが詰まった恐怖を体感してください!

<ヘアメイク>
ナカヤスミク
<スタイリスト>
押木彩音
映画『だぁれかさんとアソぼ?』全国公開中
配給:松竹
©️2026「だぁれかさんとアソぼ?」製作委員会
全国公開中

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