映画『神田川のふたり』平井亜門、いまおかしんじ監督インタビュー

映画『神田川のふたり』平井亜門、いまおかしんじ監督インタビュー

9月2日(金)より池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺にて、映画『神田川のふたり』が公開。9月9日(金)より、アップリンク京都、9月10日(土)よりシネマスコーレ (名古屋)、第七藝術劇場(大阪)ほか全国順次公開が決定している。

神田川のふたり
いまおかしんじ監督、平井亜門

今回、『れいこいるか』が「映画芸術」2020年日本映画ベストワンに選出された本作のいまおかしんじ監督と、本作のW主演のひとり、智樹役を演じた2020年の各映画賞で高い評価を受けた『アルプススタンドのはしの方』(20年)の平井亜門さんにお時間をいただき、脚本づくりや長回しのエピソード、奇想天外だといういまおかしんじ監督の演出などについてお話しいただきました。

■映画『神田川のふたり』 主演・平井亜門 x いまおかしんじ監督インタビュー

▼いまおかしんじ監督による脚本のアレンジについて

-いまおかしんじ監督の本作に対するコメントを拝見したところ、元々あった企画に対して監督によるアレンジが成されたのではないかと考えました。どういった流れで本作の脚本はつくられたのでしょうか?

《いまおかしんじ監督のコメント》


「俺、今年で57歳になります。高校生の話をどう撮っていいか、全然分からなかったです。君らの好きとか嫌いとか、うまくいくとかいかないとか、興味ねえし。でも死んだ友人の代わりに「好き」を伝えに行くって話にした途端、ふたりの会話や仕草の何もかもが愛しくなりました。若いとか年寄りとか関係なく、生きていくって、そういうことじゃないかと思うのです。」

いまおかしんじ監督
本作の原型となる話が、まず僕の知らないところで企画として立ち上がっていたんです。当初は数十行程度の短いプロットやあらすじのようなものでした。

内容は、男女の高校生2人がお互い好きなんだけど、それを言えずに神田川をずっと歩いていって、“一緒にボートに乗ったら別れる”という都市伝説がある井の頭公園のボートに一緒に乗る…といったものだったんです。

それが文化庁のAFF[ARTS for the future!(コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業)]に申請したものが審査を通過して、「監督をしていただけませんか?」という依頼が、僕にあったという流れになります。

そこで送られてきたプロット・あらすじを見て、コメントのようなことを思ったわけなんです。

僕は高校時代男子校だったので、男女で神田川を歩いている二人なんていうものをずっと敵視する立場でした。

“すっげえ羨ましいんだけど、あそこには行けない俺…”みたいな。

そういった恨みつらみがあったので、素直には受け取れないところがあって、いざシナリオを作る時に、僕以外の他の人に書いてもらいたいと思いました。

そこで、かなり前から知り合いで、何本か仕事をしている川﨑龍太君という30代半ばの僕よりも若い彼なら力を発揮してくれると思って声を掛けました。

彼と僕と二人で話して、プロデューサーも交えて3人で話して、内容を膨らませて行って、『神田川のふたり』にたどりついた経緯になります。

神田川のふたり

▼いまおかしんじ監督と、脚本・川﨑龍太さんの関係

-日本映画大学の公式Twitterをみていると、いまおか監督が先生をされていて、川﨑さんが学生といった記載があったのですが、直接の教え子だったのでしょうか?

いまおかしんじ監督
実際に日本映画大学で彼を教えることはなかったんですけど、僕の知り合いに、井土紀州(いづち きしゅう)という監督がいて、彼も日本映画大学で教えているんですけど、そのそばにいた川﨑くんと何かと会う機会があって、今回の脚本として参加してもらっています。

-では、“神田川を使う”といった部分は当初のプロット・あらすじの段階ですでに決まっていたんですね。

いまおかしんじ監督
そうですね、そこは決まっていました。プロデューサーの深い思い入れがあるそうです。
僕はそれに乗っかりました。
僕自身に思い入れが無い訳じゃないんですけどね。新宿に住んでいるときは神田川のそばだったので。

▼神田川を撮影地として選択した理由は?

-神田川というと、御茶ノ水近辺のイメージが個人的にはあるのですが、あらためて思い出してみると、源流は井の頭公園にあることに気づいて、その源流近くを使った撮影という点に、興味がわきました。

いまおかしんじ監督
当初は具体的にどこで撮るかは決まっていなくて、ただ最後は、井の頭公園にたどり着くので、山手線の内側から歩いていくというのも想像しづらかったんです。なので、せめて新宿あたりからスタートかなと思っていました。

そう考えていた時に、実尺で70分くらい歩けば、映画が撮れるんじゃないかという話が出たんです。だったら楽ちんだなあなんていう話もありました。

-学生の行動範囲や交通手段、特に自転車を考えると、絶妙な距離感で、川沿いやサイクリングロードや公園、繁華街という良いロケーションだなと思いました。

平井亜門
後で話すかもしれないですけど、先ほどの「実尺で撮れるかも」という考えが出てきたところで、冒頭部分をワンカットにしようという発想も生まれたんですよね。

いまおかしんじ監督
そうそう。ハナからそういうのって浮かばないじゃん。何かアイディアがあって、それに影響されることが多いから、本当に思いつきばかりでした(笑)

平井亜門
それはもう現場でヒシヒシと感じました。

いまおかしんじ監督
しょうがないよ。そういうふうにしか僕はできないから。

平井亜門
でもそれが、いまおかさんの味ですから。素晴らしいです。最高です。

▼平井亜門さん抜擢について

-平井さんの出演はどのように決まったのでしょうか?

いまおかしんじ監督
当初から、「平井さんでいきたい!」、「この人で行こう!」といった声があって、オファーをしてみたら、スケジュール等の諸々の条件が合ったので、すんなりと平井亜門さんも上大迫祐希さんも同じように決まりましたね。

-オファーを受けた時の感想はいかがでしたか?

平井亜門
アイエス・フィールドさんの舞台朗読劇に出演したことがあって、上大迫ちゃんもその朗読劇で共演していて、いまおか監督も作品ではないんですけれども、舞台挨拶等でお会いしたことがあって、気心の知れた方々と一緒に作れるということで、安心してできそうだなと思いました。

脚本を読んだ時点で、シンプルなお話ではあるなという印象は受けました。撮影の1週間前だったか10日前だったかは覚えていないのですが、最初の部分をワンカットで撮るということが決まって、作品にとってまたいいフックができて、大変そうだけど面白そうだなと感じました。

神田川のふたり

▼40分の長回しについて

-クランクイン直後の平井亜門さんのコメントに“俳優人生初のとてもチャレンジングな方法で撮影しました”と書かれていたので、それが今回のワンカット40分長回しということになるんですね。

平井亜門
『神田川のふたり』の撮影より前に撮影した会話劇が中心の作品(『階段の先には踊り場がある』)がありました。
そこで経験したのが、脚本上で100~120行くらいあるシーンのワンカット撮りだったんです。

いまおかしんじ監督
マジで!?

平井亜門
その経験を乗り越えた後だったから、「頑張ったらこれくらいはいけるのかもしれないな」という思いがありました。

いまおかしんじ監督
その映画を僕は観ていないんだけど、それって会話なの?それとも1人でずっと喋ってるの?

平井亜門
会話です。女の子と2人で映画を見ながらずっと喋っているようなシーンで、それも8分から9分ぐらいずっとワンカットだったんです。

いまおかしんじ監督
それはすごいね。

平井亜門
『神田川のふたり』は1回ぐらいしかリテイクしていないと思うんですけど、その作品はセリフを噛んだらやり直しで、そのシーンの撮影に2時間くらいかかりました。だから、本当に大変でした。

いまおかしんじ監督
そういう経験があったから、気持ち的に見通しはあったんだ。

平井亜門
そうです。「頑張ったらいけるかもしれない。」という思いがありましたね。

いまおかしんじ監督
そういった順序が重要だよね。

平井亜門
そこを踏まえていたからこそできたと思います。だから上大迫ちゃんは、すごいと思いました。
映画自体の出演も、2、3本目くらいだと思うんですよね。プレッシャーに打ち勝ってよく頑張ってくれたと思います。

いまおかしんじ監督
「できません!」とは言えないよね。

平井亜門
言えないですよ、それは。

いまおかしんじ監督
「ちょっと待ってもらえませんか?」とはなかなか言えないと思うけどさ。上大迫さん、すごかったね。

-ちなみに長回しが40分位になることは先に決まっていたんですか?

いまおかしんじ監督
時間は決まっていませんでしたね。台本にだいたいのことが書いてあって、「ここでこうなって、こうなって…」という。

でも、大体そんなもんかなみたいな感覚はありました。ただ、間の時間がちょっと読めないんですよね。

平井亜門
(ポイントからポイントに)移動しているときの時間とかがありましたよね。

いまおかしんじ監督
台本で書いてある部分と、移動の間の5分ぐらい台詞が書いていない部分があって、「そこはアドリブでやっておいて」とお願いしました。

平井亜門
(途中で一度違う場所に行って再度合流するので、)上大迫ちゃんは大変そうだなって思いました。完成した作品を観て、こういうことが行われていたんだなって、僕は初めて答え合わせが出来ました。

▼撮影方法の裏話

-二人が自転車で走っているシーンは、どうやって撮影されたんですか?

いまおかしんじ監督
自転車を改造し、ひとりは走行を担当して、もうひとりは後ろ向きになって、自転車で走っている平井くんと上大迫さんを前から撮影するスタイルです。

二人の自転車が止まったら降りて撮影して、動き出したらまた乗って…という感じでした。

平井亜門
自転車操縦班とカメラマンの連携プレーでした。

-歩行者や自転車の対向車が来ると、お二人がよけていたりするので、この撮影は大変だなと思いました。

いまおかしんじ監督
本当に、何が起こるかわからないですからね。

平井亜門
カメラマンさんも上手いこと、僕ら以外が映らないようにしてくれていて、見事な連携プレーだったと思います。

いまおかしんじ監督
役者さんだけを待たせておくわけにいかないからスタッフも一緒にいて、あちこちに中継ポイントをおいて、「そろそろ来るよ」みたいな連絡をあちこちで行いました。

2テイクやって2テイク目がOKだったんですけど、その日の夜にチェックして、もう一回やりたいなと思って、再撮影のタイミングを探っていたんです。でも、もう一度全員をスタンバイしたり、撮影許可を撮ることができないとなって、「これはもう何回やっても一緒かな」、「何回やっても、完璧はないよな」と思って、現在のかたちになりました。

-40分間動き続ける撮影の間、監督はどうやって現場を見ていたのでしょうか?

いまおかしんじ監督
前を走っているだけで、撮影中は、ほとんど何も見てないです。
カメラの前を走って時々後ろを向いて、ついていくのが精一杯で芝居とか見ていられませんでしたね。

-相手は自転車ですしね。

いまおかしんじ監督
そう。ヘトヘトになりました。
それで、一度撮り終わってからチェックをしました。

▼いまおかしんじ監督の演出の元になるもの

-平井さんのコメントの中に、いまおか監督の奇想天外の演出の話があったのですが、その一例を教えていただけますか?

平井亜門
井の頭公園のボート乗り場でのシーンの受付のお姉さんを起点に広がっていったなっていう印象でした。そこで、「パオーン!」みたいなことをいまおか監督は言わせたがるんです(笑)

はじめは「これ、なんなんだ!?」と思ったんですけど、そのお姉さんが遊園地やアミューズメント施設のキャストって割り切ったら、確かにそういう会社の社風なのかなって、僕は思い込んでみました。「それならばOK!」って(笑)

普通の監督なら思いつかないような発想がいまおか監督にはあると思いました。

あと、舞が夜道1人で歩いていて、チャラついたバンドマンにナンパされるシーンで、フィンガースナップをパチン☆として「一緒に行かない?」と言うんですが、そういう姿を現実世界では見たことがないなって思いました。

いまおかしんじ監督
確かにそうだね。

平井亜門
ああいうのって、やっぱりおもしろいですよ。

-いまおか監督って今までの作品の中にも、“動物ごっこ”的なものを入れていますよね。

いまおかしんじ監督
はい、好きです。

平井亜門
あ、そうなんですね!

-これは私の考えすぎかもしれませんが、「パオーン」と井の頭公園のつながりとして、2016年に亡くなった象のハナコをモチーフにしているのではないかと思いました。

平井亜門
いや、それはさすがに監督も考えていないでしょう(笑)

いまおかしんじ監督
いや、だけど俺、象のハナコの番組を見ていたよ。

平井亜門
それ、絶対に見ていただけでしょう?

いまおかしんじ監督
それが、無意識に体に染み込んでいて、出てきちゃうんだよ。

平井亜門
そういうことですか。いいように言ってないですか?(笑)

いまおかしんじ監督
いやいやいや。思いつきって言ってもさ。何かに引っかからないと思い付かないんだから。

平井亜門
無意識下の中に、「井の頭公園と言えば…」みたいなものが入ったということですね。

-いまおか監督作品おなじみとなったオレンジ色のジャージの変わった人が現れたりもしますよね。

いまおかしんじ監督
あぁ、佐藤宏ですね。
あの役についても「神様」と脚本に書いてあっても正体はよくはわからないんですけどね。
能力的には普通のおじさんと変わらないし。

彼は縛られていたし、なにか悪いことをしたんだよね。脚本の川﨑くんにあまり聴いていないんだけど、悪いことをして多分、罰を受けちゃったんだろうね。

話している間に、いろいろなエピソードを思い出すね(笑)

▼いまおかしんじ監督ならではテーマ性

-本作のストーリーとして、亡くなった誰かの想いをその知人が叶えるという部分(例えば、いまおかしんじ監督作品の『葵ちゃんはやらせてくれない』のような亡くなった先輩の思いを叶えるような)が含まれているように感じました。これはいまおかしんじ監督なりのアレンジであり、テーマであると感じました。監督の中で、大事にしている部分やテーマについてお話を聴かせていただけますか?

いまおかしんじ監督
そうですね、まず常にというか、日々そういうふうに思うことが多いと思います。自分の周りで亡くなった人、友達だったり先輩だったり後輩だったりが、ポツっポツっといるんですよね。

その人との関係性みたいなものって、どこかでバトンじゃないですけど、渡されている気が勝手にしているんです。亡くなっている人がどう思っているかは分からないですけど。

そういったバトンを僕もどこかに渡さなきゃいけないのかなと思っています。それは例えば僕が死んだら、また生きているやつがそのバトンを引き継いでいくんだと思うことで元気が出る気がします。それを十数年ずっと思っているんですけど、作品がそればっかりになってしまうのもどうかなと思っています。そう思いつつ、今回はコメントにも書きましたけど、単なる高校生のいちゃついてる男女の話じゃなくて、僕自身がわかる気持ちというか、若者とか年齢に関係なく、バトンを引き継いでいくことが大事なことだという思いを本作にも反映させたと思っています。

■平井亜門さんに聴く、川にまつわる思い出、感想、ご自身について

▼川にまつわる想い出

-平井さんに質問です。『神田川のふたり』というタイトルにちなんで“川”に関する想い出を聞いてみたいと思います。

 平井さんは三重県の四日市のご出身で、三滝川など街の中にもいくつかの川があると思います。 そこでの想い出などをお聞かせください。

平井亜門
僕は三滝川と海蔵川に挟まれているところに住んでいて、どちらの川も徒歩で行けるような距離感でした。
三滝川では、小学生の頃は、釣り具屋さんでゴカイとかを買って、釣りをした思い出があります。海蔵川の方では死んだじいちゃんと一緒に桜の季節に花見に行った思い出があります。

また、川というと水難事故の噂を耳にすることもあって、子どもの時には川は身近な自然だったので、楽しくもあり怖くもあるという感じでした。

▼長回しで撮影した部分を完成した作品として観た時の感想

-先ほど長回しの撮影の話がありました。上大迫さんも「完成した画がどうなるか、すごく興味がある」とコメントされていました。平井さんは完成した作品を観た時の感想はいかがでしたか?撮影した時の印象と完成した映像の印象に違いがあると思うのですが。

平井亜門
特にはじめの40分間のワンカットを観ていて面白かったです。ドキュメンタリーを観ているような感じでした。なかなかない映画体験・映像体験になるのではないかという、ワクワクがありましたね。

公開されたらどういう反応になるんだろうかと、みんなのワクワクを想像することができました。

▼将来の夢?

-プロフィールを拝見すると、将来の夢が「シンガーソングライター」と書いてありますが、この夢はどういったものですか?

平井亜門
これ実は大嘘ですね。

いまおかしんじ監督
なんで噓ついてんの?

平井亜門
昔言ったことがずっと残っているだけなんです。音楽が好きと言えば好きで、映画や役の中で少し歌わせてもらうことがあって、音楽との絡みももちろんあります。いずれ将来的にはシンガーソングライターとまではいかないんですけど、なんらかの形で音楽に関わって、いろんな人に観てもらえるようになればいいなと思っています。

“将来の夢がシンガーソングライターです”と言われる・書かれると、そこには疑問を感じていて、僕としては音楽に関してももっとうまくできるようになれたらいいなと思っています。

いまおかしんじ監督
確かにそういう風に書いちゃうと、「ちょっと歌ってみてよ」みたいに絶対言われちゃうもんね。

平井亜門
ハードル上げられるのがきついですからね。

■お客様へのメッセージ

-それでは作品紹介やお客様のメッセージをお願いします。

いまおかしんじ監督
みなさん、神田川も井の頭公園も知っているし、神田川沿いを自転車や徒歩で行くと、井の頭公園まで行けることもなんとなく知っているけど、実際に歩いていくことはなかなかないと思うんです。映画を観て頂くと、歩いた気持ちになるのではないかと思います。

誰かも言っていましたけど、映画で撮られた場所に行ってみることって面白いことだと思います。映画を観た影響で撮影された場所に行ってみたら面白いと思うので、ぜひ、神田川沿いを歩いてください。

平井亜門
主人公2人が高校生ということで、このぐらいの年齢の学生や20代だと、身近な人が亡くなる経験ってあまりないと思います。人が亡くなるということに対して現実味がなくて、どういうふうに受け取っていいのかとか、好きな女の子がいるんだけど、どう伝えたらいいのかとか、大人になるとだんだんその悩みは無くなって当たり前になることがたくさんあると思います。

そのどう受け取っていいかわからないような、ふわふわした気持ちをこの映画を観て思い出して、甘酸っぱい気持ちになっていただければいいなと思います。

■公開記念舞台挨拶

 ■実施日
  2022年9月3日(土)

 ■実施時間
  池袋シネマ・ロサ 11時40分の回上映終了後
  アップリンク吉祥寺 14時25分の回上映終了後

 ■登壇者
上大迫祐希 平井亜門 いまおかしんじ監督 (以上予定) ※両館共通

■チケット
<池袋シネマ・ロサ>
チケットぴあの以下ページにて販売中。

https://w.pia.jp/t/kandagawanofutari/

<アップリンク吉祥寺>
以下ページにて販売中。

※アップリンク吉祥寺は劇場窓口でも販売中。
前売券の引換が可能です。

■映画『神田川のふたり』作品情報

【あらすじ】

川をのぼった先にあるもの…。

亡きクラスメイトの想いを届けるため、ふたりはゆく。

高校2年生の舞と智樹は中学時代のクラスメイトの葬儀の帰り、久しぶりに二人きりで神田川沿いで自転車を押していた。二人は互いに気があったものの、思いを伝えられず別々の高校へ進学していたが、どうもその気持ちはまだ続いているようだ。

東京都杉並区永福町の幸福橋から高井戸方面へ神田川沿いを上る二人は、上下オレンジ色のスウェットに両手首を縄で縛られ倒れている謎の男に遭遇するが、その遭遇がきっかけで下高井戸八幡神社へ行くことになる。神社で亡きクラスメイトが想いを寄せているみおという名の女性との恋が成就することを祈願した絵馬を発見した二人。井の頭恩賜公園のボート乗り場で働くみおにクラスメイトの想いを伝えるため、舞と智樹は神田川の源流である井の頭恩賜公園へ向かうことに。

みおがお気に入りのクマにキャラクターのぬいぐるみと、告白には欠かせないとクラスメイトが言っていたモンブランをゲットし、なんとか日没前に公園に到着するも、その日はみおが非番のため会うことができずに翌日に改めることにする。

すっかり日も暮れて賑やかさを増す吉祥寺の街を歩く2人だが些細なことで口論となり、それぞれが夜の街に消えていく。バッタリ会った高校の同級生と路上で話し込む智樹の前を、ナンパしてきた男と二人で街をゆく舞が通りかかり…。

 ▼公開情報
出演:上大迫祐希 平井亜門
監督:いまおかしんじ
脚本:川﨑龍太 上野絵美
2021年/日本/カラー/83分/ビスタサイズ/5.1ch/DCP/G
配給・宣伝 アイエス・フィールド

≪公式WEBサイト≫is-field.com/kandagawanofutari/
≪公式Twitter≫@kandagawano
≪公式Facebook≫@kandagawano
≪公式Instagram≫@kandagawanofutari

9月2日(金)より池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

いまおかしんじ

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