5月5日（祝・金）、池袋シネマ・ロサにて、映画『エスパーＸ探偵社 ～さよならのさがしもの～』の舞台挨拶が行われた。舞台挨拶には、鹿目凛（でんぱ組.inc）、橘美緒さん、田口隆祐さん、木場明義監督が登壇し、完成した作品を観た感想や撮影時のエピソードを語った。
■ 映画『エスパーＸ探偵社～さよならのさがしもの』舞台挨拶
5月5日（祝・金）の舞台挨拶は、超能力者に詳しいジャーナリスト・西田光一役の田口隆祐選手（新日本プロレス所属）、下着泥棒を見つけて欲しいという依頼者・早見優子役の橘美緒、鼻が利く超能力者・河合夏子役のでんぱ組.inc のぺろりんこと鹿目凛、そして木場明義監督が登壇。木場監督の司会で舞台挨拶が進行した。
▼初めて映画を観た時の感想
木場監督監督から、完成した映画を初めて観た感想を質問された橘さんは、「台本だと、SFの訳が分からない感じなのかと思っていたんですけど、ちゃんとした映画でした。」、「もっとハチャメチャな感じだと思っていた。」と感想を述べた。
田口さんは「僕も正直言うと、訳の分からない映画かなと思ったんですけど、すごい楽しく観させていただきました。」と、橘さん同様の回答。
鹿目さんは「自分が出演している映画を映画のスクリーンで見るっていうのが今回初めてでした。」、「私の役は最後の方に出てくる新キャラという形で、後半まで自分が出てこなかったんですけど、観ているうちにどんどん作品の世界観に入り込んで、途中で自分が映画に出ていることを忘れていた。」、「後半に自分が出てきてびっくりしました。」と、作品を観た時の驚きを語った。
鹿目さんの感想を受け、木場監督が「最後の方までなかなか出ないから、鹿目さんのファンに怒られるんじゃないかなってビクビクしていました。」と頭を下げると、鹿目さんは「私のファンの方って“ぺろりすと”って言うんですけど、ぺろりすとの皆さんは、私がちょっと出ただけでもすごい喜んでくれました。」と木場監督に返した。
当日は、鹿目さんの呼びかけに、黄色いたまご色のTシャツを着たぺろりすとの方々が映画館の座席に数多く座っていた。
▼長台詞を覚える苦労
台本を受け取った時のことを質問された田口さんは、「これは、覚えられないぞ」と思ったこと、試合をしながら、いろいろな巡業先のホテルで、台本を読んだけれど頭に入らなかったこと。「（台詞を）一通り言えるようになって、覚えていたんですけど本番になったら、アガっちゃいますし、ちょっとの掛け合いが難しくて…。」と撮影時の緊張した状況を振り返った。
▼普段からにおいフェチ
本作で映画出演が二作目という鹿目さんは、役作りについて質問されると「鼻の利く超能力者ということで、私、実は結構普段から匂いフェチなんです。」、「いろんな匂い、町の匂いを嗅いだりしていて、今日ここに来る前に靴屋さんに入って、いい匂いだなって嗅いでいる姿が、本当に河合夏子ちゃんで、もうびっくりしました。」と答えた。
別の役としてオーディションを受けた鹿目さんは、「この役より鹿目さんに合った良い役を用意した」という木場監督の言葉を明かした。
舞台の壇上に置いてあるぬいぐるみについて、鹿目さんは「私は“ポコ”っていう犬のぬいぐるみを持っているんですけど、犬ってにおいに敏感じゃないですか。それも相まって受け入れられたのかな」と、キャスティングの理由についての考えを述べた。
▼寒さに慣れているのはグラビア活動のおかげ
映画の撮影は、10月頭ぐらいの8日間で行われ、暑い日が続いていたという。鹿目さんの撮影がある最終日だけ急に冷え込み雨も降り、衣装が半袖だったので、「大変でしたよね？」と木場監督が鹿目さんに話を振ると、「私は普段グラビア活動もしているので、寒さには慣れているんです。」、「外の空気も美味しくて最高でした。」と撮影現場を振り返った。
▼盗まれた下着は段ボール1箱分？
役が決まった時、橘さんは「超能力が無いのは寂しかった。」と感想をもらした。また、段ボール1箱分の盗まれた下着をみて、衝撃を受けたという。
撮影に使った下着は、木場監督が値段を調べ、プロデューサーの小宮さんとショップに行ったそうだ。彼女にものすごい量の下着を選ばせ、カードで支払う姿はフェチの人だと思われたのではないかという発言に、会場からは笑いが起こった。
▼においをかがれる気持ち
鹿目さんが橘さんににおいをかぐシーンの際、鹿目さんはひどく鼻がつまっていたという。鹿目さんからの「私ににおいをかがれるってどんな気持ちなんですかね？」と質問された橘さんは、「あの顔のままですね。劇中の顔のまま、なんなんだ？という気持ちでした。」と答えた。
映画『エスパーＸ探偵社 ～さよならのさがしもの』は、池袋シネマ・ロサにて上映中。この日は多くのファンが訪れ、パンフレットを購入した来場者に木場監督自らサインをする姿がみられた。
また、鹿目凛さんのファンを含む多くの来場者が、控室に戻る木場監督に対して、拍手で見送る姿が印象的だった。
■ 映画『エスパーX探偵社〜さよならのさがしもの〜』
下町を舞台に超能力探偵が疾走する“脱力系探偵”エンターテインメント！
〈ストーリー〉
超能力を使った犯罪が増える中、『殴られると、相手の感情がわかる』という超能力を使
える探偵がいた。彼の名は松田聖人。彼はある日、とある女性から依頼を受ける。その内容
とは彼女の妹が、悪意のある超能力グループの仲間になってしまったので、連れ戻してほし
いというものだった。松田は調査していくが、刑事である南野に邪魔をされる。南野はその
グループに絡んだ別の事件を捜査していたのであった。松田はその事件にも巻き込まれ、南
野とは反発していたが、捜査を進めるうちに二人は次第に絆を深めていく。しかし、南野に
はとある秘密があるのであった…。
▼予告編
▼作品情報
出演：末原拓馬/佐伯大地/岩井拳士朗/秋月三佳/松井りな
豊島心桜/當山美智子/いわたまあり/田口隆祐/伊地知大樹/橘美緒
鹿目凛(でんぱ組.inc)/兼平勝成/柳川るい/清水崇/東京力車
前橋佑樹/太三/鈴木恋/荒岡龍星/二宮禎祥/松村美生子/小宮凜子
山本久々璃/本多陽登/真寿美/空井大地/吉田蒼
監督・脚本・編集:木場明義
プロデューサー:小宮凜子/倉田雄一朗/撮影:木下昂一/照明:斉藤徹 /録音:名倉健郎/山岸大輔/石橋秀一朗/録音助手：ひらつかかつじ/撮影応援：竹岡昌彦 / ヘアメイク：原早織(Kleuren) / ヘアメイク助手：井藤まりな(Kleuren) / 助監督：茅嶋直大 / 制作：前橋佑樹 /車輛：空井大地 / 制作応援：松村美生子 真寿美 岡本錬 もりとみ舞 / スチール：金田一元 / キャスティング：石野美佳（SKALY）阿比留梨江（SKALY） / エキストラ協力：CASTMART株式会社 / 探偵事務所美術協力：柳ひろみ / 宣伝美術：藤巻菜々子 / スチール：金田一元 / 美粧協力：MiMC（エムアイエムシー）Rice Force /助成：AFF2
製作・配給：イナズマ社
2023/日本/90分/カラー/シネマスコープ/ステレオ
©2023 イナズマ社
■公式ツイッター
https://twitter.com/esper_x_movie
2023年4月29日(土)より池袋シネマ・ロサを始め全国公開
