『女の仕事』に推薦コメント。金子修介監督、井口昇監督をはじめ、出演者の第2弾コメントも公開

『女の仕事』に推薦コメント。金子修介監督、井口昇監督をはじめ、出演者の第2弾コメントも公開

野火明監督による衝撃の問題作『女の仕事』は東京新宿・K’s cinema:10月14日(土)~10月20日(金)での一週間限定レイトショー上映。
初日の10/14(土)のみ21:00開演。10/15(日)以降は20:50開演。
初日は野火明監督、W主演の品田誠、長谷川千紗ほか大勢の出演者が登壇し舞台挨拶を行う。

野火明監督は毎日舞台挨拶に登壇。ほかの出演者も入れ替わり毎日(※リモートも含み)舞台挨拶やサイン会をおこなう予定。10/17(火)は池島ゆたか監督がトークゲストで登壇。
最新情報は劇場 HP インフォメーション・公式X SNS・HP を要チェック。

女の仕事

■ 映画『女の仕事』

 本作はW主演。大野を演じるのは品田誠。鬱屈とした日々を送る売れない漫画家をコミカルに演じる。そして彼を殺す事を命じられた女、チサを演じるのは長谷川千紗。殺しのターゲットでありながら彼に恋してしまい揺れ動く女心を抜群の演技力で演じている。

女の仕事
品田誠、長谷川千紗

 暗殺部隊の同僚に『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』『凪の憂鬱』の辻凪子。漫画雑誌の編集者役で『グリーンバレット』 『最強殺し屋伝説国岡』の松本卓也。ネット弁慶な社会批判家インフルエンサー役に『PARALLEL』のひと:みちゃんら癖者達が脇をキラリと固める。

▼ストーリー

 一見すると現在と何の変わりも無い平和な未来の日本。大野(品田誠)という売れない漫画家がいる。彼は旧日本軍が侵略した海外の地の女を犯しては殺す漫画を描いて、少数のエログロ漫画ファンに支持されていた。大野はある日偶然出会った女、チサ(長谷川千紗)と恋に落ちる。

 だがチサには秘密の仕事があった。それは政府が組織する秘密の暗殺部隊の仕事だった。反戦を訴えるジャーナリストや文化人等、政府にとって都合が悪いとAIが判断した人間たちを暗殺するのだ。チサは大野を暗殺するために彼に近づいたのだった。

 だが、チサは大野に本気で恋をしてしまう…。チサと大野の奇妙な同棲生活がはじまる。

▼コメント

◇推薦コメント

金子修介/映画監督
こういう世界を作ってみたい、という誘惑にかられる。
現実との接点に共感してしまうからであろう。
架空の設定と、現実の感情を物語る人物設定の、どちらが先に考えられたのか、おそらく同時に発想されているのだろうと思うが。 品田誠、長谷川千紗ともに、ラストに向かって重奏的な芝居を魅せる。

井口昇映画監督
実を言うと「殺し屋」「銃を撃つ女性」「政府の組織」などが出てくる映画がずっと苦手だったのですが、その全てが登場する本作は驚くほど自然に共感し、全く飽きず、心に沁みて感動の余韻がすごかったです。 それは、インディーズシーンを駆け続けてきた野火監督が実感してきた喜怒哀楽が熟練した手腕によってこの作品に深い厚みを与えているからだと思う。若い作家や観客にこそ、この哀愁を観て欲しい。


大野大輔/映画監督

ちょっと…いや、かなりびっくりしました。全体主義社会真っ只中のディストピア日本を舞台に繰り広げられる孤独な男女の自分探し旅。さらに迫力あるガンアクションやエロスも満載で主演の御二方も素晴らしかったです。 インディーズ映画だからこそなし得る事のできた妥協のない娯楽SFであり、主人公の名前が「大野」という事も相まって相当な刺激を受けました…必見です!

塩田時敏/映画評論家
近頃の映画でまれな、性と政治のスパークルが頼もしい。エログロ反体制漫画家の男が、監督野火明の投影なのは当然としても、国家暗殺員の女は、その役名も “チサ ”。“女の仕事” “女優の仕事” “長谷川千紗の仕事”。これは気概ある女優・長谷川千紗を見る、見つける映画だ。B級低予算の粗には目をつむり、見逃すには余りに勿体なき作品である。

松崎まこと/映画活動家・放送作家
国家権力に絡み取られた、元死刑囚の女殺し屋と言えば『ニキータ』だが、本作は今どきの日本の空気を取り入れた、野火明版翻案。作者の特性として、エログロ・ヴァイオレンスを溢れさせながらも、それでも信じるべきは“純愛”であると、高らかに謳い上げる。野火監督、超こだわりのインディーズ魂の、ひとつの到達点であろう。

大畑創/映画監督
殺し屋映画といえば『ジョン・ウィック』『ベイビーわるきゅーれ』などなど昨今の話題作は数あれど、『女の仕事』には監督自身の欲望があけっぴろげにブチ込まれていて、それだけでも稀有で貴重、異彩を放つ「殺し屋映画」だと思う。 

緒方貴臣/映画監督
脚本だけでなく、撮影、編集までも自ら手がけ、相変わらず好き放題やってます エロスとタナトス、愛と殺人、銃とセックス、まさに女版「蟻が空を飛ぶ日」政府や社会、そして日本の映画業界にまでも批判的姿勢を貫き通す、“コンプライアンスなんてクソ食らえ映画”である

石原貴洋/映画監督
激しい漫画を描く優しい男と、激しい任務を背負った孤独な女の、数奇な愛の物語。 意外や意外、予測不能な展開で面白かったです! 

出演者・コメント&プロフィール

森恵美 : 暗殺部隊のボス、森役

優しいお母さんの役が多い中 今回は女ボスの役を頂きました。日常は品良く、仕事の時はかっこいい女性を演じたつもりだったけど果たしてどう映りましたか?乞うご期待!

自主映画を中心に CM ドラマ等も多数出演中。現在、自分でプロデュースが出来る様に資金集めに奮闘中。

辻凪子 : 暗殺部隊のミキ役
東京に上京したての5年前、右も左もわからないまま、秘密の暗殺部隊の役を演じました。
攻めに攻めている究極のアクションラブ物語は今ここにしかないと思います。

1995年生まれ、大阪府出身。幼い頃よりMR.ビーンに憧れコメディエンヌを目指し女優へ。京都芸術大学映画学科卒業後も、オリジナル映画を製作するなど映画監督としても活動中。

松本卓也 : 漫画雑誌の編集者、西村役
この映画を撮影したのは5年くらい前。僕は上京したばかり。緊張しながらも、ヒロインのチサが初仕事を任された時のように意気込んでいました。僕の方はなんとか仕事を終えることができましたが、チサは「仕事」はうまくいったんでしょうか?是非劇場でご覧いただけると嬉しいです。

1995年生まれ、京都府出身。2014年、京都造形芸術大学映画学科 俳優コースに入学。鈴木卓爾、水上竜士らに師事。在学中から現在まで、阪元裕吾監督作品に多数出演。特に映画『グリーンバレット』をはじめ、『最強殺し屋伝説国岡』シリーズに真中卓也役とて出演している。他の出演に映画『ある用務員』『黄龍の村』(阪元裕吾監督)、『東京リベンジャーズ2』(英勉監督)など。

川口貴弘 : 漫画雑誌の編集者、荒木役
満を持して遂に公開される野火監督の長編映画が世の中にどう溶け込んでいくのかすごくワクワクしてます。

北海道恵庭市出身/1977.5.2生まれ19歳でドラマ「探偵物語」に魅せられ上京。24歳で脚本家金子成人主催の劇団入団。2004年NHK「御宿かわせみ」ゲスト主役でドラマデビュー。2005年映画「男たちの大和」で映画デビュー。現在では上田慎一郎監督作品には欠かせない存在で、同監督縦型ショートムービー「レンタル部下」で2023年カンヌ映画祭縦型ショート部門グランプリを獲得し話題。

下城麻菜 : 暗殺部隊のユカ役
「女の仕事」ついに上演…!
2018年に撮影した作品なので気付けば5年間封印されていのですね、とっても嬉しいです。撮影期間は暗殺部隊の同僚であるメンバーと衣装を決めたり、お話ししたりワイワイガヤガヤ楽しく過ごしたのを覚えています。
突飛な設定なのに、ずっと近くにいる気持ちが埋まってる。そんな作品だと思います。お楽しみに!

兵庫県宝塚市生まれ大阪府箕面市育ち。18歳で上京後、舞台で活動する。22歳で劇団癖者を旗揚げし、脚本、演出、振り付けを一人で担当しながら自分も出演。25歳で真夜中Jドラマ「グッド•バイ」に出演後、ドラマや映画にも活動の場を広げている。性格も顔も丸いほうである。

上⻄雄⼤ : ジャーナリストの男役
野火監督の持つ穏やかであり、静かな佇まいの奥に湧き立つ、情熱の若く。本作に鋭く光る穏やかに見える静かな主人公の殺意の魅力に取り憑かれました。そして僕は劇中殺されてます。

1964年⼤阪府出⾝。俳優・脚本家 及び映画制作10ANTS・映像劇団テンアンツ代表。
2012年に劇団を旗揚げ。2016年、短編集オムニバス映画『10匹の蟻』を⼿始めに10ANTSでの映画製作を開始。映画「ひとくず」をはじめ「西成ゴローの四億円」等数々の作品を発表。俳優・脚本家・監督・プロデューサーと多岐に亘り精⼒的な活動を⾏っている。

いとうよしぴよ : 大野のアルバイト仲間、伊藤役
今作では主人公のバイト仲間=流浪のティッシュ配り役をやらせて頂きました。
役者のプロフィールとしては…まだまだ陽の目を見れていない存在ですが、「出来る事からコツコツと」を信条として、ティッシュ配りの様にマイペースに参ります。どうぞお見知りおきを。

西川莉子 : 暗殺部隊のケイ役
まだ私が大阪の劇団に所属していた時にこの作品に関わらせて頂きました。もう、5年以上前かな?
私も完成した作品を見るのが楽しみだし若い私を見たあと、大人になった私も見てもらいたいなと思ってます。

職業 役者 麻雀プロ。出演作:映画『ひとくず』ドラマ『刑事ゼロ第1話SP 』弁護士秘書役 舞台『悪い女は爪を伸ばす』

ひと:みちゃん : インフルエンサー、見里役
こんな時代だからこそ観てほしい映画が誕生しました。常にマスクをしがちで自意識過剰な批評家ネット弁慶インフルエンサー見里。この役、はからずもCOVID-19前に演じられて…合縁奇縁を感じずにはいられないデス。
誰もが当事者。皆様に届きますように。

俳優、艶歌シャンソニエ家元、作詞家、作曲家。オリジナルソングと雑談を武器に、全国を巡業中。主な出演作:食べられる男、 網走の海、 赤色彗星倶楽部、温泉しかばね芸者、父、かえれ!、平成居酒屋 、コーンフレーク、大阪カジノ、B/B、PARALLEL。主な映画主題歌:食べられる男、ドブ川番外地、 新橋探偵物語、恋の墓、凪の憂鬱、 タイフーン・ガール 、イミテイションブルー

  

▼特報映像

■ 作品概要

映画『女の仕事』

【キャスト】
 品田誠 長谷川千紗 森恵美 加藤絵莉 下城麻菜 辻凪子 いとうよしぴよ 西川莉子 川口貴弘 松本卓也 上西雄大 

ひと:みちゃん いとうたかし 蒲生映与 天白奏音 森りさ 真柳美苗 徳永訓之 北林佑基 石原邦久 矢口明子 矢口美結 高畑保弘 郡司博史

【スタッフ】
監督・脚本・撮影・編集:野火明

共同脚本:木島悠翔 録音:吉田康弘 ヘアメイク:進士あゆみ 絵本イラスト:前谷至竜 漫画制作:青魚光 ガンエフェクト:富永音夢 音楽:hoto-D 特殊効果:内田剛史  英語字幕:松田慎介 協力:和智右桂 杉崎智久 春園幸宏 末田佳子 ブエノ 岩崎友彦 機材協力:(株)タムロン 製作:ワイルドファイア   2022年/日本/99分/ビスタ/カラー/ステレオ/R15+

公式ホームページ  http://wildfire.sakura.ne.jp/custom1.html

公式X(DM開放!  旧Twitter)https://twitter.com/onna_movie

【公開スケジュール】
東京新宿・K’s cinema      10月14日(土)~10月20日(金)   03-3352-2471
10/14(土)のみ21:00開演。10/15(日)以降は20:50開演。
大阪十三・シアターセブン   10月28日(土)~11月3日(金祝)  06-4862-7733
名古屋駅西口・シネマスコーレ 11月18日(土)~11月24日(金)  052-452-6036
*三館とも一週間限定レイトショー。全日イベント開催予定。
 詳細は各劇場10日前頃に情報解禁予定
他、順次全国ロードショー   *R15+

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