映画『雨ニモマケズ』公開記念舞台挨拶、出演者たちが語る、“この映画を一言で表すと”

映画『雨ニモマケズ』公開記念舞台挨拶、出演者たちが語る、“この映画を一言で表すと”

2025年2月9日、新宿K’s cinemaにて映画『雨ニモマケズ』の公開記念舞台挨拶が行われ、監督の飯塚冬酒氏と、主演の安野澄さん、諏訪珠理さん、上村侑さんをはじめとする総勢12名のキャストが登壇し、作品への熱い思いを語った。舞台挨拶では、まず飯塚監督が「本作は、何も考えずに楽しんで、歌を楽しんでいただけるような作品」と語り、さらに「亡くなった人が何かを残せるかというテーマを考えながら作った」と、映画に込めた思いを述べた。

舞台挨拶に登壇したキャストは、山中アラタさん、福谷孝宏さん、三森麻美さん、片瀬直さん、神林斗聖さん、生沼勇さん、南條みずほさん、小寺結花さん。出演者たちは、それぞれが演じた役柄や撮影中のエピソードを披露した。安野澄さんは、長回しのワンカット撮影が初めてで難しかったが、リハーサルを重ねて乗り越えられたと語った。諏訪珠理さんは、コンサートが母親のためにみんなが集まってくれたというイメージで、のびのびと演じることができたと述べた。上村侑さんは、ダンス初心者だったが、自宅で鏡を見ながら練習を重ねたと明かした。

また、映画を一言で表すという質問に対して、生沼勇さんは「ダンスをするような楽しい映画」、神林斗聖さんは「アトラクション」、南條みずほさんは「音楽が全部助けてくれる映画」と表現した。小寺結花さんは「繋がり」、山中アラタさんは「歌がたくさんある愛の映画」と語り、三森麻美さんは「好きな曲を見つけるアルバムのような映画」と表現した。さらに、福谷孝宏さんは「見えるものとか人も見えない人も、思いの映画」と述べ、片瀬直さんは「魂」だと語った。

飯塚監督は、この映画を「ゴスペル映画のキャノンボール」と表現し、多くの役者やゴスペルチームが集まって作った映画だと説明した。舞台挨拶の最後に監督は「この映画は、難しいことは考えずに、ただ楽しんでほしい。その裏側には、亡くなった人が何かを残せるのかというテーマがある」と述べ、観客に作品への理解を求めた。

舞台挨拶後にはフォトセッションが行われ、観客も写真撮影を楽しんだ。映画『雨ニモマケズ』は、2025年2月8日より新宿K’s cinemaほか全国順次公開。一年前に亡くなったゴスペル音楽家を偲ぶメモリアルパーティーを舞台に、22人の人生が交錯する、90分ノンストップの音楽エンターテイメントゴスペル音楽を知らない人でも楽しめる作品となっている。

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