映画『アクリルの鳥籠』が横浜シネマ・ジャック&ベティにて7/5(土)から一週間上映。『あんのこと』『どうすればよかったか?』に続く、胸抉る社会派ドラマ。『無法の愛』など短編映画11作品も同時上映。

映画『アクリルの鳥籠』が横浜シネマ・ジャック&ベティにて7/5(土)から一週間上映。『あんのこと』『どうすればよかったか?』に続く、胸抉る社会派ドラマ。『無法の愛』など短編映画11作品も同時上映。

新しい才能を発掘し続けているカナザワ映画祭において、2023年度の「期待の新人俳優賞」(主演・愛田天麻)を受賞した本作。『無名の人生』鈴木竜也監督が手がけた短編アニメーションなども同時上映。

『アクリルの鳥籠』メインビジュアル

■ 映画『アクリルの鳥籠』

映画『アクリルの鳥籠』予告

映画『アクリルの鳥籠』が7月5日から一週間、横浜シネマ・ジャック&ベティにて上映される。

家出をした風俗嬢と、彼女を取り戻そうとする父親を描いた本作は、『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾など常に新しい才能を発掘し続けているカナザワ映画祭において「期待の新人俳優賞」を受賞した話題作。主演・愛田天麻の力強い存在感が高い評価に繋がった。

昨年話題となった『あんのこと』や『どうすればよかったか?』などにも通じるテーマの本作は、見るものへ力強い問いを投げかける。

一週間の上映では、本作のほかに11作ものバリエーションに富んだ短編映画も同時上映。最新作『無名の人生』が話題の鈴木竜也監督が手がけた短編アニメーション『無法の愛』も上映予定。各作品の舞台挨拶も連日開催。劇場窓口ではお得な前売り券も販売中(税込1,500円)。


▼著名人応援コメント

7月5日から一週間、横浜シネマ・ジャック&ベティにて上映される社会派映画『アクリルの鳥籠』に著名人応援コメントと監督キャスト関係者から上映に向けてコメントが到着!!

☆著名人応援コメント☆

上澄みだけ掬い取ったところで沈澱した濁りには届かない。他者との関わりが薄い現代において本作の取扱うテーマはより深刻な問題であると感じました。なお主演の愛田天麻さんが演じる唯の抱える闇をどう表現するか、そのお芝居のバランス感覚が絶妙で、それだけでも観る価値があると思います。
(岡本崇志/映画監督 音楽家『ボールド アズ、君。』)
https://kokokoromovie.com/boldaskimi

主人公の葛藤と、ひと:みちゃんと田村遼さんの演技に心を鷲掴みにされました。
ラストシーン、秀逸でした。
(阪本武仁/映画監督『結婚の報告』)
https://kekkonnohoukoku-movie.com

ラスト10分、物語は唐突に舵を切られ、思わず息を呑んだ。
味わい深い余韻の作品。
ある特殊な境遇の人を主役に据え、時に愛嬌とユーモアも交えながら親しみを込めて描いたかと思うと、突如梯子を外されるかの如く残酷な真実を突きつける。
これは蒲生監督の過去作『西園さんは今日も』にも共通した語り口だ。
人は誰しも心の何処かに闇を隠し持って生きている。
誰かの『アクリルの鳥籠』に私たちは気づくことができるだろうか。
あまりに秀逸なタイトルである。
(井坂優介/映画監督『シャーマンの娘』※新作待機中)
https://www.musume-shaman.com
https://twitter.com/amesaka?t=JDQx72BKqKiqjRUT_olibQ&s=09

本作において確実に言えることが一つだけある。
それは『愛田天麻』という俳優がどのような作品であっても真摯に向き合い、人を惹きつける大きな力があるということだ。
それだけでこの作品は一つの価値を持つことが出来たと言えるだろう。
(牛丸亮/俳優 映画監督『クオリア』)
https://eiga-qualia.studio.site

愛田天麻という役者は不思議な魅力を持った役者だ。今作の難しい役柄においても体当たりの演技で、見たことのないような顔を見せてくれる。タイトルの意味を知った時、それまでとはまた違う感情が押し寄せてきた。
(木村知貴/俳優『はこぶね』『蘭島行』)
https://twitter.com/kimotoramuki?t=yMeKdgCLrr7iL_vPR6SurQ&s=09

▼監督、キャストスタッフ上映に向けてコメント

この作品は、教義に問題のある宗教団体に入信した娘の家族が、娘をその宗教と関わらせないために家に監禁してしまったという実際にあった事件から発想を得ています。その事件においては娘を監禁した家族を監禁罪に問えるのか、ということが問題となりました。警察も裁判所も苦慮する、簡単に答えを出せない問題について、群像劇の手法によって多角的に捉えようとして作られたのが、この「アクリルの鳥籠」です。
監督・脚本・撮影・編集/蒲生映与
https://twitter.com/Poinsettiakan?t=UEHw7cScz1iPKneRBk86KQ&s=09

「全力で」との指示に全力で立ち向かったとて、相手の演技に支障はなく滞りなく進んでいくシーン。手足を拘束するシーンの「スタート」までの時間。
『アクリルの鳥籠』の撮影中、常々自己の無力さを痛感していた。
絶望感を経て生まれたものが、監督やスタッフさんや出演者の皆さんに負けじと、この映画を観てくださる方への思いの一端を担うことができているのなら、とても報われます。
そして短編映画が日替わりで同時上映!関係者の皆様から上映への思いもお聞きしまして、皆様の映画を観るのが今から楽しみです!
主演 柴田唯役/愛田天麻
https://twitter.com/aiten_india?t=2b3QigNbM-4oZyfYZdrq5Q&s=09

蒲生監督主演作「西園さんは今日も」の大ファンなので新作で備品をケチる嫌われ店長役でどう?とオファー頂いた時は心躍り。その初読み合わせで主演のあまりの“むきだし”具合に衝撃を受けたのを覚えています。「書簡:ジャンヌへ」や、大好きな短編「無法の愛」達も上映されるし!この1週間は“愛田天麻さん”祭!皆様ぜひ♪
田丸役/ひと:みちゃん
https://twitter.com/__iemoto__?t=lsLGObhcGtYFGACbkTpong&s=09

声なき声を聞け!
この映画を見て、我々に何ができるのか?
簡単に答えの出ない問いを投げかけられる。
考え続けるしかない。
少しでも多くの方に見ていただき、皆で考えていきたい。
京浜ビデオ企画/二階堂方舟


♦︎『アクリルの鳥籠』あらすじ

風俗嬢の柴田唯(18)のもとに、ある日突然、父親の剛が現れる。

唯は家出をしており、彼女を連れ戻しにやってきたのだ。

唯を連れ帰った剛は、彼女を監禁同様に家に閉じ込めてしまう。

風俗店店員らが押しかけて来たことにより、唯は部屋から出ることができたが、彼女は剛を監禁罪で告訴すると言い出す。

担当した刑事の井上・村岡は、不起訴になることが明らかという理由から、告訴状の受理を渋るのだが──。

♦︎『アクリルの鳥籠』キャスト

愛田天麻、柴哲平、中山祐太、青木友成、やまぎしゆうや、合田柚奈、澤真希、田村無多、ひと:みちゃん、樹梨亜、獣神ハルヨ、志水九九美

♦︎『アクリルの鳥籠』スタッフ

監督・脚本・撮影・編集:蒲生映与

録音:栗林賢司

上映協力:株式会社TOKYO SERVICE PLAN 白井タケシ、森幸光、二階堂方舟

配給:京浜ビデオ企画

♦︎同時上映作品
7/5(土)
『書簡:ジャンヌへ』(監督:板倉臣郎)
『無法の愛』(監督:鈴木竜也)

7/6(日)
『現代の踊り子』(監督:倉嶋伸吉)
『無法の愛』(監督:鈴木竜也)

7/7(月)
『ミノタウロスの憂鬱 迷宮のためのエスキース』(監督:岩井悠辰)
『通学路だけ。~それが、私たちの風景(けしき)~』(監督:繁田健治)
『夜想曲』(監督:秋月優奈)

7/8(火)
『端くれ』(監督:渡部拓人)

7/9(水)
『リトルミッション』(監督:岩本崇穂)
『無法の愛』(監督:鈴木竜也)

7/10(木)
『100万メートルの競争』(監督:GU YUE)
『夜風』(監督:河本考平)

7/11(金)
『6日後』(監督:佐々木真治)
『無法の愛』(監督:鈴木竜也)

♦︎映画『アクリルの鳥籠』ウェブサイト

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