NGT48卒業後に新たな道を歩み始めた川越紗彩さんにインタビューを実施。ファースト写真集『なんとかなるなる』でのバリ島ロケの思い出や、時系列順に並べられた構成について語っていただきました。また「紗彩」という名前にまつわる運命的なエピソード、自作キャラクターや同期との絆、そして現在制作中という楽曲の話まで、彼女の「ルーツ」と「未来」に迫ります。

■ 川越紗彩さんインタビュー
▼運命的な「紗彩」という名前と、少女時代の憧れ
ー: まず、当サイト恒例の質問です。お名前の由来について伺わせてください。「紗彩(さあや)」というお名前、とても素敵ですが、ご両親から由来などは聞いていらっしゃいますか?
川越紗彩(以下、川越:) ありがとうございます。母が「さあや」という響きがすごく可愛いと思っていたらしくて、ずっと気に入っていたそうなんです。私がうまれて、いざ名前を決める時に、画数なども見て悩んだ末に決まりました。実は母の名前に含まれる漢字を入れるかどうかも最初は悩んだみたいです。結局、字画の関係で違う漢字になったという話は聞いたことがあります。
ー: そうだったんですね。ちなみにお母様の誕生日とも響きが似ていますが、それは関係あるんですか?
川越: ファンの方からも「もしかして、お母さんの誕生日からついた名前が、さあやなの?」とよく言われるんですが、それは全くの偶然で。運命かなって思っています。
ー: 運命的なお名前なんですね。では、芸能活動の始まりについても教えてください。NGT48のオーディションを受ける前から、何か活動はされていたのでしょうか?
川越: いえ、全くしていなくて、高校2年生の2月に受けたオーディションが初めての芸能活動になります。ちょうど将来何をしようか迷っていた時期で、でも中学生の頃からずっとアイドルになりたいという思いがあったんです。もしこれに受からなかったら普通に社会人として働こうと思っていたので、一度は挑戦してみたくて受けました。小学生の頃からファッション雑誌をお小遣いで何冊も買っていたりして、モデルさんやアイドルに対する憧れはずっとありましたね。

▼バリ島での旅路を追体験する「時系列」の魔法
ー: 1st写真集『なんとかなるなる』の発売から2ヶ月が経ちました。発売前は不安もあったと仰っていましたが、今の心境はいかがですか?
川越: あっという間の2ヶ月でした。お渡し会で久しぶりにファンの方にお会いできて、私以上にファンの方が喜んでくださっている姿を見て、勇気を出してファースト写真集を出して本当に良かったなと思っています。12月20日の追加イベント(お渡し会)では、クリスマス前ということもあって、久しぶりにサンタのコスプレをする予定なんです(※Xのリンク貼り付け)
ー: 今回の写真集は、ご自身で写真を選んで時系列順に並べたと伺いました。その構成によって、ご自身の表情の変化などは感じられましたか?
川越: 時系列で並べたので、私自身もロケを思い出して懐かしくなりました。一番最初に撮ったカットは少し緊張しているのか、大人っぽい表情が多いんです。でも途中から食べ物を食べたりして楽しそうな、こどもっぽい表情が出てきたりして。バリ島が初めての海外だったこともあって、心から楽しんでいる姿がおさめられていると思います。

ー: ページをめくるごとに表情が変化していくんですね。
川越: はい。皆さんには、私と一緒にバリに旅しているような気持ちで、1ページ目から最後まで見ていただきたいです。一番最後のページのカットが、本当に撮影の最後に撮ったものなんですが、「やったぜ!」みたいな顔をしていて、自分的にお気に入りのカットになっています。
ー: 写真集には手書きのメッセージやエッセイも掲載されていますが、これにはどのような思いが込められているのでしょうか?
川越: まずは、変わらず応援してくださっているファンの方への感謝のメッセージを絶対に入れたいと思っていました。それから、初めての海外で感じたことを言葉にして、思い出としてこの一冊にしまっておきたいという思いで書きました。
▼新キャラクター誕生と「同期」との深い絆
ー: 写真集の中には、紗彩さんが描いたオリジナルキャラクターも登場していますね。以前からのキャラクターに加えて、新しい仲間も増えたんだとか。
川越: そうなんです。元々、第一代目のウサギの「うさーや」、二代目のクマの「べあーや」、そして三代目のキツネの「ねーやん」がいたんですが、今回の南国ロケにちなんで新キャラを作りました。ゾウの「ぞーやん」と、トラの「とらーや」です。
ー: ネーミングがご自身のお名前だけでなく、“~やん”というところが大阪っぽくて親しみやすいですね(笑)。ご自身を動物に例えると猫っぽいと仰っていましたが、猫のキャラはいないんですか?
川越: 猫に似ているとはよく言われるんですけど、自分のキャラクターにはしたくなくて(笑)。ちょっと癖のあるやつが良くてキツネなどを選んでいます。写真集の中のエッセイのそばには2等身の全身を描いています。私の絵で、いつかLINEスタンプやグッズにして、ポンポン押せるようなハンコとかも作りたいですね。
ー: イベントにはNGT48時代の同期である對馬優菜子さん、曽我部優芽さん、古舘葵さんの3名が駆けつけてくれたそうですが、紗彩さんにとって彼女たちはどのような存在ですか?
川越: みんな親友ですし、家族みたいな存在です。現役中からずっと一緒にいましたし、お互いの家を行き来したりお泊まりしたり、何でも言える仲ですね。特に(古舘)葵ちゃんに関しては、私がギター、彼女がピアノをやっていて、私の単独公演のゲストに出演してくれたりと、音楽面でも助け合ってきた仲間です。

▼音楽への影響と「自立」への第一歩
ー: ギターのお話が出ましたが、今回のバリ島での経験は、今後の音楽活動や曲作りにも影響しそうですか?
川越: そうですね。実は今、裏でこっそりと楽曲を作ろうと思っているんです。このファースト写真集を絡めて曲を作りたいなと思っていて、初めての海外で見た景色や受けた刺激を曲作りに活かしたいですね。
ー: それは楽しみです。曲のタイトルも気になりますね。
川越: まだ公表はできないんですけど、いつか出せた時には、ぜひ聴いていただきたいです。
ー: 最後に、この写真集を通じてご自身の中で変化したことはありますか?
川越: 今までは一冊まるごと「私だけ!」ということがなかったので、この写真集を出せたことが大きな自信になりました。「こんな表情もできるんだ」「こういう衣装も着こなせるようになったんだ」と新しい自分に出会えた気がして、大人の第一歩を踏み出せたように感じています。
ー: もし2冊目が出せるとしたら、どんなことをしてみたいですか?
川越: 今回は色々な色味の衣装を着させていただいたんですが、また着たことのない系統の衣装やメイクにこだわって、まだ見せたことのない新しい姿をお見せできたらいいなと思います。
▼応援してくれるファンの皆さんへ
ー: 最後に、これからも応援してくれるファンの皆さんへメッセージをお願いします。
川越: 芸能活動を今年から再開させていただいて、変わらずずっと応援してくださるファンの皆さんや、このファースト写真集をきっかけに久しぶりに会いに来てくださった皆さんもいらっしゃって、本当に嬉しいです。 グループを卒業して今は一人で頑張っている期間なので、引き続き皆さんの応援が必要だなと思う瞬間もたくさんあります。お渡し会やイベントなど、会える機会があったらぜひ皆さんに足を運んでいただきたいなと思いますし、皆さんのことが大好きなので、「これからも末永くよろしくね」ってお伝えしたいです。
ー: 今後の活躍も楽しみにしています。本日はありがとうございました。川越: ありがとうございました!


2025年12月20日には、追加のお渡し会(東京・大井町Light Rewrite Studio)を開催。
先日、お渡し会時の衣装が発表されました。
午前中はニットワンピ、午後はなんと”赤サンタさあや”とのこと。
川越紗彩1st写真集「なんとかなるなる」特設サイト
https://saayaphotobook.stores.jp