心配無用ノ介

『侍タイムスリッパー』から飛び出した時代劇「心配無用ノ介 天下御免」記者発表会、ファンへの恩返しと魅力を登壇陣が語る

BS―TBSの新作連続時代劇「心配無用ノ介 天下御免」の放送開始を記念した記者発表会および先行上映会が、東京都豊島区の池袋シネマロサで開催された。会場には、主役の田村ツトムをはじめ、沙倉ゆうの、井之上チャル、安田淳一監督が劇中の衣装で登壇。さらにエンディングテーマを手がけたクレイジーケンバンドの横山剣がゲストとしてサプライズ登場した。映画から派生した本作の誕生秘話や過酷な撮影の舞台裏、そして作品に込めた並々ならぬ熱意を、登壇した5人が余すことなく語り合った。

心配無用ノ介

ファンの熱意が実らせた奇跡のドラマ化

本作は、大ヒット映画『侍タイムスリッパー』の劇中劇から、ファンの熱い声に後押しされてドラマ化が実現した。主演を務める田村ツトムは「ファンの皆様の一声一声が力になりドラマ化された。その気持ちを背負いながら一生懸命撮影に挑んだ」と感謝を口にした。京都・東映太秦映画村で全話公開撮影された本作について、田村は「時代劇ファンも、新しく興味を持った方も喜んでいただける作品」と自信をのぞかせた。当初は時代劇に苦手意識があったと明かしつつも、「スタッフが基礎の基礎から教えてくれたことが自分の中で宝になった」と笑顔を見せた。役柄については「2枚目と3枚目のちょうど間くらいのポジションを意識し、全6話を通してその気持ちで演じきった」とキャラクターの魅力をアピールした。お話をいただいてから実現までに約1年かかったと振り返り、無事に撮影ができた喜びを語った。

節目を迎えた太秦で描く「家族で笑える時代劇」

お庭番・おゆうを演じる沙倉ゆうのは、「くすっと笑えて子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで家族みんなで楽しめる作品」と紹介。時代劇が太秦に来て100年という節目の年に、リニューアルした映画村で撮影できた幸せを語った。自身の見どころとして「おゆうの姿で相口を用いた立ち回り」を挙げ、役作りについて「映画の女監督役とは異なり、大人っぽく少し低めの声を出した。立ち回り時に着物で走ったり階段を降りたりするときに、はだけてしまわないよう丁寧な所作を心がけた」と明かした。主人公の魅力については「正義感と貫禄の中に垣間見える可愛らしさが愛される理由」と分析した。

こだわり抜いた演出と、こだわり抜いた「汗への対策」

お庭番・伝次役の井之上チャルは、「監督のこだわりがぎゅっと詰まった30分の大傑作であり、見どころは全部。最後まで見てほしい」と力強くアピール。自身のこだわりについて、かつての厳しい京都の撮影所の記憶から、衣装を崩さないよう「水分を極力控えて、なるべく汗をかかないように心がけた」という独自の工夫を熱弁した。主演の田村に対しては「昔の時代劇の主役は怖かったが、田村さんにはピリピリ感と優しさが詰まっており、生きる心配無用ノ介だと感じている」と最大級の賛辞を送った。さらに、劇中での自身の画像とテンポの良いエンディングテーマの親和性にも触れた。

赤字覚悟の挑戦と、公開撮影がもたらした演出の妙

全6話中5話でメガホンを取り、自社機材を持ち込んで制作に挑んだ安田淳一監督は、実現まで約1年、制作委員会のZoom会議を何回も重ねて我慢した日々を振り返り、「映画のファンへ恩返しができると思い、応援してくれた人たちの顔が真っ先に浮かんだ」と感慨を語った。番組の予算シミュレーションで「一番うまくいっても100万円の赤字」という厳しい現実を突きつけられながらも、BS―TBSをはじめとする制作関係者がそれぞれの意義を感じて挑戦に踏み切ったという。公開撮影がもたらした影響について、第1話の悪代官の買収シーンを挙げ、「多くの観客の熱気を感じ、心配無用ノ介は庶民の代弁者でなければならないと強く感じた。その場で撮影を止め、田村さんに怒りがこみ上げるような感情を込めてほしいと演出を変更した」と明かした。映画で女監督を演じた沙倉がお庭番のおゆうになった経緯を描く回など、一筋縄ではいかない展開も見どころとした。さらに「第2シーズンがあれば、映画のラストでタイムスリップしてきた侍・村田の現代での歩みを描きたい」と未来の展望を熱く語った。

エンディングテーマ「心配無用武士」が彩る世界観

サプライズゲストとして登場したクレイジーケンバンドの横山剣は、書き下ろしたエンディングテーマ「心配無用節」について「お話をいただいた時は大興奮した。過去のストックに絶対にはまる曲があり、それを蔵出ししてカスタマイズして完成させた」と制作秘話を語った。ドラマのユニークな世界観に魅了されたと言い、キャラクターの魅力について「とにかくかっこよくて、素晴らしい」と絶賛した。

これに対し、監督は「昭和的で演歌っぽいロックが嬉しいとお願いしたところ、ぴったりの曲が上がってきた。とても聞きやすい曲で多くの人に広まってほしい」と語り、自ら番組宣伝や編集作業中もずっと聴いていたことを明かした。主演の田村も「剣さんの拳が効いていてテンポが良い。木曜日の夜にノリノリで見終わってぐっすり眠っていただける」と太鼓判を押した。沙倉も「画像と曲のテンポの良さがぴったり」と同調し、井之上が「家族で楽しめる作品にぴったり。でもテンションが上がって眠れなくなるかも」と笑顔を見せると、会場は笑いに包まれた。


連続時代劇「心配無用ノ介 天下御免」
全6話


【監督・脚本・撮影】安田淳一(未来映画社)
【出演】田村ツトム、沙倉ゆうの、井之上チャル、山口馬木也、冨家ノリマサ、本田博太郎、大竹修造、竹中直人 ほか
【プロデューサー】
 安部眞太郎(BS-TBS)、黒木彩香(BS-TBS)、堤智愛( BS-TBS )、水野貴夫(ギャガ)、
 高橋剣(東映太秦映画村)、南田圭一郎(東映太秦映画村)、井汲泰之(東映太秦映画村)、
 安田淳一(未来映画社)、西尾勇哉(ユニバーサル ミュージック)
【企画】BS-TBS、未来映画社
【制作プロダクション】未来映画社
【撮影場所】東映太秦映画村
【制作委員会】BS-TBS、ギャガ、東映太秦映画村、未来映画社、ユニバーサルミュージック
【SNS】X(旧Twitter ) https://x.com/shinpaimuyoubs6
【HP】https://bs.tbs.co.jp/drama/shinpaimuyounosuke/

7月16日(木)スタート毎週木曜 よる11:00~11:30 ※再放送 毎週土曜日夕方5:00~5:30

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Hajime Minamoto

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