2006年の放送開始から20周年を迎えた特撮ドラマ『仮面ライダーカブト』の完全新作となるVシネクスト『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』が11月6日、劇場公開初日を迎えた。新宿バルト9では舞台挨拶が開催され、佐藤祐基、徳山秀典、加藤和樹、弓削智久、山口祥行のオリジナルキャストと石田秀範監督が登壇。超満員のファンを前に、当時の撮影秘話や20年前の自分へ向けたメッセージが明かされたほか、作品への熱い想いと感謝が語られ、会場は大盛況となった。

■ Vシネクスト「仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの」
◇イントロダクション
最強の仮面ライダー、ふたたび!
あの男たちが、20年の時を経て帰ってくる。そして伝説は未来へ……!
人間に擬態して地球侵略を進める宇宙生命体ワームに対抗するため、秘密組織ZECTが開発した「マスクドライダーシステム」。
ワームとZECT、そしてマスクドライダー(仮面ライダー)たちの熾烈を極めた戦いは、人類の勝利に終わった、はずだったが……!?
多彩なキャラクターと、オリジナリティ溢れるストーリーの魅力で、現在も根強い人気を誇る『仮面ライダーカブト』。
20周年のアニバーサリーに、待望の完全新作が登場!
人類とワームが共存する世界で、再始動したZECTの目的は?出現する、新たなマスクドライダーたち。
果たして「天を継ぐもの」は誰なのだろうか……!
20年の時を経て帰ってきたキャスト陣、劇場鑑賞のポイントも伝授
2006年1月から2007年1月まで放送された『仮面ライダーカブト』は、主人公の天道総司を中心に地球外生命体「ワーム」と秘密組織「ZECT」の戦いを描いた人気作品である。20周年アニバーサリー作品として誕生した本作は、2026年11月6日より期間限定上映され、2027年2月10日にはBlu-ray&DVDの発売も予定されている。
Vシネクスト「仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの」完成披露舞台挨拶
イベントの冒頭、登壇者を代表して石田秀範監督は、エンドクレジット終了後にお楽しみ映像が用意されていることを明かし、劇場が明るくなるまで席を立たずに楽しんでほしいと呼びかけた。初日を迎えた心境として、佐藤祐基はマスコミを前にした緊張感を口にして会場を和ませ、徳山秀典は自身の役どころである矢車の登場シーンについて大爆笑できる仕上がりになっているとアピールした。また、加藤和樹は20年ぶりに作品を届ける喜びとともに「懐かしい」と感じられるセリフの魅力を語り、弓削智久は今回の企画の発案者である徳山への感謝を口にしてキャスト間の深い絆をうかがわせた。
過酷なアクション撮影と当時の熱い撮影現場を振り返る
TVシリーズから引き続きアクション監督を務めた宮崎剛との撮影エピソードについて質問が及ぶと、加賀美新役の佐藤は「加賀美と言えば吹っ飛び」と当時変わらぬ指示を受けたことを明かした。当時20代前半だった自身も現在は40代となり、食らいつくのに必死だったと振り返りつつ、擦り傷がお風呂で沁みた際にノスタルジーを感じたと語り、手加減なしの指導や石田監督の変わらぬ熱量に深い感謝を示した。

一方、徳山は高い場所からのキックシーンで石田監督自身が手本を見せようとしたところ、アクション監督から危険だと止められていたという和やかな舞台裏を明かし、会場の笑いを誘った。

20年ぶりの役作りと次世代への継承
役を演じる上での心がけについて、加藤は衣装を身につけることで自然と役の気持ちに戻れたと述べ、役ならではの生き方を意識したと語った。

弓削は石田監督の前に立つことで当時の緊張感が蘇り、真摯に演出に向き合ったと振り返った。

任侠作品での活躍も多い山口祥行は、20年前と同様に温かく迎え入れてくれた石田監督への感謝を伝えるとともに、若い世代への指導を行う監督の姿に時代の変化と感慨深さを感じたと述べた。

過去の自分へ贈る言葉とファンへの深い感謝
「20年前の自分に一言伝えるなら」という問いに対して、佐藤は長年俳優を続けてこられた奇跡に感謝しつつ、「お前まだやってるよ」と声をかけたいと語った。徳山は未来の自分へエールを送り、加藤は当時監督から掛けられた「お前、芝居辞めんなよ」という言葉を伝えたいと思い出を明かした。弓削と山口もそれぞれの思いを語り、石田監督はファンへの感謝を込めた映像制作の大切さを振り返った。
舞台挨拶の締めくくりとして、登壇者全員がファンに向けて感謝のメッセージを送った。佐藤は「これがカブトです」と胸を張って自信作であることを宣言し、20周年の節目を飾る記念すべきイベントは温かい拍手に包まれながら幕を下ろした。
◇ストーリー
かつての戦いから20 年。天道総司の行方は、いまもわからなかった。
そして人類とワームは、共存する道を歩んでいた。
しかし、なぜかZECT は秘密裏に、新たなマスクドライダーシステムを開発していた。
その資格者として選ばれたのは、加賀美新の息子で、高校生の結(ゆい)。
ZECT の三島正人は結との接触を図るが、そこに立ちはだかったのは、結のクラスメート・天道ヒカルだった。
一方、田所修一から情報を得た加賀美新は、ZECT の陰謀に立ち向かうべく、かつての仲間たちのもとを訪ねるが、風間大介も、矢車想も、加賀美への協力を拒否した。
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