11月5日(土)、「第23回東京フィルメックス」メイド・イン・ジャパン部門の映画『彼女はなぜ、猿を逃したか?』(髙橋泉監督)の舞台挨拶が上映前に行われ、女優の藤嶋花音、髙橋泉監督、廣末哲万さんが登壇した。
■ 映画『彼女はなぜ、猿を逃したか?』舞台挨拶
-ワールドプレミア、世界初上映ということになりますが、その上映を前にした今の気持ちを皆様から、それぞれひとことずつお話しいただけますでしょうか。
まずは、髙橋監督からお願いします。
髙橋泉監督
ありがとうございます。昨日まですごいナーバスだったんですけど、今日はそれを超えてスーパーナーバスです。
作るところまでが、本当に自分の生きる形みたいなところがあるので、ちょっとそれを見てもらうことは、楽しい気持ちはあるんですけど、緊張しながらですけど、よろしくお願いします。
ーそれでは藤嶋さんからも一言いただければと思います。
藤嶋花音
未唯(mii shimamura)役の藤島花音です。
本日はお越し下さりありがとうございます。私はこの作品が映画の初めての出演で、皆さんの目にどういう風に映るのか緊張するんですけど、たくさんの方にこの作品を観ていただけることが、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。今日はよろしくお願いいたします。
-廣末さんからもお願いいたします。
廣末哲万
廣末哲万と申します。今日はお越しいただきありがとうございます。あと、フィルメックスのこの場所にまた立てていることもとても幸せです。ありがとうございます。
皆さんの人生の数時間がこの上映作品であることが、この上なく幸せなことです。
ぜひ最後までご覧なってください。お願いします。
-それでは、ここで藤嶋さんと廣末さんにお聞きします。
この作品のどんなところを観客の皆様に楽しんで観ていただきたいですか?
それでは藤嶋さんからお話をお聞かせください。
藤嶋花音
私がこの作品を初めて観た時に、皆さんの表情がとてもすてきだなというふうに思いました。表情というのは、私がニッパーを突き出すふりをするシーンがあったんですけど、そのシーンは何回も撮り直しをして、苦戦したという思い出があるので、そのシーンに注目して見ていただけたらうれしいです。
-それでは廣末さん、お願いします。
廣末哲万
とっても入り組んだ映画ですが、ぜひ最後まで完走していただけたらと思います。
ぜひお願いします。
-ありがとうございます。
では、最後に高橋監督。今の二人の話を受けて、監督として何か一言最後にいただければと思います。
髙橋泉監督
映像ユニット「群青いろ」をずっとやってきて、22年くらいになります。
自主映画を22年もの間、撮ってきて、やはり役者が高齢化し、その上のいわゆる僕と同い年ぐらいのおじさん・おばさんたちの何かこびりつく芝居と、あとは本当に眩しい若手のお芝居とを堪能していただけたらなと思います。ありがとうございます。
■ 映画『彼女はなぜ、猿を逃したか?』
【作品紹介】
日本 / 2022 / 98分
監督:髙橋泉( TAKAHASHI Izumi )
【STORY】
動物園の檻を壊して猿を逃がし、逮捕された女子高生・未唯の取材を始めるルポライターの優子。だが誹謗中傷に晒される未唯の中の真実を探ろうとするうち、徐々に彼女の精神の均衡は崩れていく。髙橋泉と廣末哲万による映像制作ユニット「群青いろ」の最新作。
【キャスト・スタッフ】
出演:新恵みどり、廣末哲万、藤嶋花音、萩原護、高根沢光、結
監督・脚本:髙橋泉 音楽:小山絵里奈 撮影:恵水流生 録音:川井武 編集:群青いろ 衣装:石原徳子 制作管理:斎藤寛朗
作品詳細
日本 / 2022 / 98分
監督:髙橋泉( TAKAHASHI Izumi )