2/17(土)より公開『記憶の居所』(主演:山下リオ×監督:常間地裕)予告編解禁、コメント到着

2/17(土)より公開『記憶の居所』(主演:山下リオ×監督:常間地裕)予告編解禁、コメント到着

山下リオが主演する中編映画『記憶の居所』が、2024 年2 月17 日( 土) より渋谷ユーロスペースにて公開が決定。メガホンを取ったのは、長編劇場デビュー作『この日々が凪いだら』が、第45 回モスクワ国際映画祭にて最優秀女優賞を受賞し、受賞者を出した日本人監督として最年少となった25 歳の新鋭・常間地裕監督。この度、予告編が解禁、山下リオと常間地裕監督のコメントも到着。

■ 中編映画『記憶の居所』

母娘の交流を描いた「味の話」、男女の夜の逃避行を描いた「香の話」、二人の女学生の関係を瑞々しく描き出した「音の話」という三編からなる本作は、〈記憶〉をモチーフにしたオムニバス作品であるのと同時に、一時間に満たない愛おしい中編映画。
主演には映画『朝が来る』(監督: 河瀬直美)、『あの子は貴族』(監督:岨手由貴子)、『Ribbon』(監督:のん)などに出演し、公開待機作も多く控える山下リオ、共演には、小久保寿人や磯西真喜、山本奈衣瑠、サトウヒロキ、山口森広など魅力的な俳優陣が揃った。
また本作は、ロケ地となった長野県飯田市にある飯田センゲキシネマズでの先行上映や、MOOSIC LAB 2024 での特別上映で盛り上がりを見せており、満を辞しての渋谷ユーロスペース上映になる。

▼STORY

看護師として他者の死に慣れてしまった唄(山下リオ)は、疎遠になっていた母の死の報せを聞き故郷へ。いっぽう、美術館で出会った男(サトウヒロキ)と女(橘舞衣)は月夜の中をプロヴァンスへと向かって車を走らせる。そして、一人の少女がまだ名も無き音楽を奏でるとき、また一人の少女はその姿を夢中になって見つめている……。

▼予告編

予告編では印象的な屋上シーンとモノローグから始まり、本作で描かれる「記憶」をピアノの音色とともに映し出していく。そして「プロヴァンスまで連れてって」というセリフのあと、手を引く動作とともに観客を本作の世界へと引き込む。
本編の構成を感じさせるように「味の話」「香の話」「音の話」の三篇が入り組んでいきながら、魅力的なキャスト紹介を行いつつ、「あなたのその記憶はどこの誰と繋がっていますか?」という本作のコピーによって締めくくられる。

▼『記憶の居所』劇場公開に寄せて…キャスト&監督 コメント

山下リオ( 本作主演)


家族ってなんだろう。
到底答えられるはずもないその核心は今も形を持たず端々に散らばったままですが、この作品を通して、破片を拾い上げてゆく中、頭で考える以上に五感で感じてきた記憶が、それぞれの形や色、匂いを見せてくれたような体験ができたと思います。
世界中の人間には家族がいると思うし、家族がいたと思う。そしてまた家族を作っていくんだと思う。
自分にしか分からないその形を、それぞれの魂で感じていただければいいなと思います。

・プロフィール
徳島県出身。2007 年「三井のリハウス」12 代目リハウスガールに選出。2008 年「魔法遣いに大切なこと」で映画初出演にして主演。2014 年『A-Studio』(TBS)でバラエティ初レギュラー。近年では映画「寝ても覚めても」(2018)、「朝が来る」(2020)、「あのこは貴族」(2021)、「Ribbon」「母性」(2022)、「零落」(2023)など話題作に出演、Netflix「韓国ドラマな恋がしたい」、prime video「ここは笑いのふしぎ堂書店」ディズニー+「ガンニバル」などの出演も続き、2024 年は映画「ペナルティループ」の公開も控えている。


常間地 裕(本作監督)


誰かと歩いたことのある道を通れば、ふと当時の景色を思い出す。
あのとき聞いた音や、そこに漂っていた香り……もしかしたら触れた手の感触まで蘇ってくるかもしれな
い。(蘇ってこない、かもしれない。)
今まで忘れていたのに、不思議なものです。
私はそんな愛おしい“ 記憶” たちを描きたいと思いました。それらが日々の支えになっているような気が
したからです。あなたにとって本作が、そうなれたらと思います。そしていつの日か、この映画の記憶が、あなたと再び繋がることを願います。


・プロフィール
1997 年神奈川県生まれ。
2020 年3 月多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科演劇舞踊コース卒業。大学2 年次に映画美学校フィクションコースに入学。同校初等科、修了制作短編『なみぎわ』が国内多くの映画祭にて入選、上映され5 つの映画祭でグランプリを獲得。
その後、初長編映画『この日々が凪いだら』は、海外セールス会社 Asian Shadows と契約を結び、第45 回モスクワ国際映画祭ではメインコンペティション部門へ正式招待された。同映画祭にて本作は最優秀女優賞を受賞し、受賞者を出した日本人監督としては最年少となる。
また2023 年放送のテレビ東京ドラマ『私と夫と夫の彼氏』ではメイン監督を務めた。
公開待機作に、中編映画『記憶の居所』(2023 年12 月1 日公開)、第33 回映画祭TAMA CINEMA FORUM にてプレミア上映が決定している脚本作、映画『The Night Before』(堀井綾香監督/2023 年12 月15 日公開)、そして現在配信中のYouTube ドラマ「東京彼女」シリーズの劇場用再編集版として、中編映画『朝をさがして』(2023 年12 月18 日公開)等がある。
公式 HP ▷ https://www.evergreen-e.com/profile/?pid=tsunemachi_yutaka


▼場面写真


■ 中編映画『記憶の居所』 作品概要

▪ Cast
山下リオ、小久保寿人、磯西真喜、林裕太、永井彩加、田野真悠、なす(柴犬)、山本奈衣瑠
サトウヒロキ、橘舞衣、山口森広
成瀬凜、富山雅
朴聖賢、平川そよ花、金丸尭暉、齊藤隼平、妹尾幸乃、石倉来輝


▪ Staff
監督・脚本・編集:常間地裕
撮影:藤井昌之、萩原脩 | 録音:戸根広太郎、五十嵐猛吏、本田真也、小畑智寛
美術:NARUMI | スタイリスト:RYUSEI MORI、中村もやし、塚田さくら
ヘアメイク:佐藤晴奈、NARUMI、安藤メイ | スチール:染谷かおり| 助監督:内田知樹
制作:遠山浩司、半田雅也 | メイキング:堀井綾香 | 方言指導:小林英樹
フードスタイリスト:石川みのり | ビジュアルデザイン:中村彩梨 | プロデューサー:常間地裕、四本研祥
企画・製作・配給:Filmssimo | 配給協力:SPOTTED PRODUCTIONS | 助成:AAF2
カラー・モノクロ|ワイド・ヨーロピアンビスタ・アメリカンビスタ・スタンダード| 3.1ch | 54min
© Filmssimo
@kiokunoidokoro https://twitter.com/kiokunoidokoro
【映画『記憶の居所』公式サイト】https://www.kiokunoidokoro.com

2024 年2 月17(土)−渋谷ユーロスペース
以後、全国順次ロードショー


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