ドラマ『恋は湯けむりの中で』記者会見レポート。男性陣はみんなヒーロー。

1 月 20 日に東京・烏山区民センターで、ドラマ「恋は湯けむりの中で」の記者会見イベントが行われ、キャストの都丸紗也華、平野宏周、豊田ルナ、寺坂頼我、高鶴桃羽、小松準弥が出席した。
本作は、3人の監督による3 つのエピソードをオムニバス形式で構成する新感覚恋愛ドラマ。伊香保（群馬）、南伊豆と伊東（静岡）の温泉街を舞台に、男性・女性それぞれの目線（POV)から恋模様が描かれる。POV 手法は一部の撮影で用いられ、登場人物と温泉デートをしているような気分にもなれる作品になっている。

1. ■　ドラマ『恋は湯けむりの中で』

■　ドラマ『恋は湯けむりの中で』

▼作品概要

『恋は湯けむりの中で』は、3人の監督による3つのエピソードをオムニバス形式で放送する新感覚恋愛ドラマ。温泉街を舞台に繰り広げられる恋模様を男性・女性それぞれの目線で描く。一部の撮影で用いられるPOV手法により、登場人物と温泉デートをしているような気分になれるという。
1月26日（金）深夜0時からテレビ神奈川で放送開始。PrimeVideo、U-NEXTほかで見逃し配信予定。

▼出演者と役柄

都丸紗也華と平野宏周は井上博貴監督の『偽りの温泉旅行プロジェクト』で既婚者と不倫をしている柳田凛とその不倫相手から依頼されて凛を口説こうと近づく“別れさせ屋”の堀口正樹を演じる。
豊田ルナと寺坂頼我は山田晃久監督の『誰にもバレるな！ワタシがカレを推さない理由』で友達以上恋人未満の花井穂高と森永伊織を演じる。
高鶴桃羽と小松準弥は山田雅史監督の『コールドムーンの夜に』で元カレの死を忘れられずに新しい恋に踏み出せない谷口美月と美月に好意を持つイケメン社会人の堂山茂瑠を演じる。

▼ドラマ『恋は湯けむりの中で』記者会見

テレビ神奈川のオリジナルドラマ「恋は湯けむりの中で」（1月26日スタート毎週金曜深夜0時、全9話）の記者会見が、1月20日に東京・烏山区民センターで行われ、出演者の都丸紗也華、豊田ルナ、高鶴桃羽、平野宏周、寺坂頼我、小松準弥が登場した。本作は、温泉地を舞台に男女視点で変わる恋愛模様を描いたオムニバス形式のドラマで、3人の監督による3つのエピソードがそれぞれ3話ずつ放送される。

「偽りの温泉旅行プロジェクト」（井上博貴監督）

静岡・南伊豆を舞台に、IT企業社長の古田真司（渋江譲二）から依頼されて、既婚者の愛人・柳田凜（都丸紗也華）を口説こうと近づく“別れさせ屋”の堀口正樹（平野宏周）の恋の行方を描く。
平野は「売れない俳優ということで、自分に通じるところがあるし、やりやすく楽しく二人でできたのかなと思っています」と話した。

都丸は「私はその社長の愛人役ということで…多分それだけ聞くと、“なんだその女”みたいな感じに思うと思うんですけど、しっかり見ていっていただくと、いいところもきっとあると思うので、そこもちゃんと見てほしいなって思います」とアピールをした。

入浴シーンでは、平野が浴衣を脱いで風呂に入る話をした。リハーサルの時に、浴衣を脱いでタオルを持って風呂に入ればいいだけなんだけれど、まじめだから、カメラの前でパンツまで脱いでしまって、皆さんの前で前谷なってしまって、スタッフさんみんなから“キャー”と悲鳴が上がったというエピソードを披露し会場をわかせた。

「誰にもバレるな！ワタシがカレを推さない理由」（山田晃久監督）

群馬・伊香保を舞台に、友達以上恋人未満の花井穂高（豊田ルナ）と森永伊織（寺坂頼我）の恋の行方を描く。豊田と寺坂は、特撮ドラマ「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」で主人公とヒロインとしての共演経験がある。

寺坂は「普通のというか、ラブコメの王道って」感じです。ラブコメだと思ったら、ちょっとミステリーだと思って、またラブコメに戻ったりといろいろと忙しいんですけど、そこが面白いのでぜひ」とアピールした。

豊田は「私の役柄としては結構明るいというか、底抜けに明るくて、でもお喋りや韓国が好きな女の子です。私も韓国好きで韓国語を喋れるので、そこと通じる部分があって、役作り的な意味ではすごく楽しかったです。」と語った。

寺坂は「まさかこんな感じでやるなんて思わなくて、最初ちょっと気まずかったんですけど、やはりずっと知っていたので、呼吸もすぐに合いましし、やりやすかったです」と感想を述べた。

豊田は「私は別に気まずいとか思ってなかったです。」とこたえた。豊田は、寺坂のヒーローのような姿・ふるまいについて「裏表がないというか、スタッフさんに対しても、街を歩かれている通行の方々や旅行に来ている方、旅館の方々の誰にでも分け隔てない笑顔で接するので、そういうところも根っからのヒーローなんだなとすごく感じました。それはずっと前に共演させていただいた時から感じていることなんですけど、またあらためて感じました」と寺坂をべた褒めした。

「コールドムーンの夜に」（山田雅史監督）

静岡・伊東を舞台に、死んだ元カレを忘れられずに新しい恋に踏み出せない谷口美月（高鶴桃羽）と、美月に好意を持つイケメン社会人の堂山茂瑠（小松準弥）の恋の行方を描く。

小松は「一見、ラブコメな感じはあるんですけど、ただ、それぞれで抱えているものがあります。そういうものが2話、3話と謎解きがされていくような形になっています。僕が演じた茂瑠という人はですね、一見、イケメンで大人の余裕があって、そこに美月さんも好意を抱き始めるんですけど、茂瑠の裏側に抱えているものや隠している何かがありまして…。ただ、それが何なのかっていうところを注目して見ていただければと思います」とにおわせた。

高鶴は「1話は普通のというかラブコメ王道、2話で“茂瑠くん…“みたいな、ウワーッて思ったりするところがああったり、ちょっとサスペンスみたいな何かがあったり、ストーリーの種類やジャンルが変わっていたりします。そこが面白いのでぜひ注目していただけたらなと思います」と呼びかけた。

記者会見では、出演者たちがそれぞれの役柄や撮影エピソードを語り合った。特に、男性陣は特撮ヒーロー作品の出身ということで、女性陣からそのヒーローのような姿を褒められる場面が数多くみられた。

平野は都丸から「頼りになるなと思いました。演技で“俺はこう思う”みたいなのをしっかりと持っている方です。監督に自分の意見を言ったり。私は演技に対して不安があるんですけど、アドバイスをいただいて、その時にヒーローだなと感じました」と振り返られると、「照れるな…。褒められるのって慣れてないじゃないですか」と恥ずかしがりつつ、「うれしい！」と喜んだ。