「染谷俊之15周年メモリアル写真集 dimension」発売記念。心がけていることは、お客様のために。

「染谷俊之15周年メモリアル写真集 dimension」発売記念。心がけていることは、お客様のために。

2024年3月14日(木)に『染谷俊之15周年メモリアル写真集 dimension』
が発売された。3月17日にはファンに向けたお渡し会の前に、メディア向けのフォトセッションと合同取材の場が開かれた。写真集撮影時のエピソードや3万字にもおよびロングインタビューについても語られた。

■ 「染谷俊之15周年メモリアル写真集 dimension」

今回発売となる写真集は、舞台・映像・声優と多岐にわたり活躍し、存在感を発揮する俳優・染谷俊之の15周年メモリアル写真集。 無邪気、アンニュイ、解放感…一言では表しがたい多彩で複雑な感情を魅せる染谷俊之を堪能できる 1 冊となっている。
本作では俳優 15 周年記念にふさわしく「演じること」にフォーカス。染谷俊之ならではの表現を通じて、感情の揺れ動きとそれを演じることの本質に迫っている。
さらに、15 年の歩みを振り返りながら、染谷俊之自身の感情について知ることができる3万字インタビューも収録。表現者・染谷俊之の真骨頂が感じられるメモリアルな作品となった。

15周年を両手で表現

▼染谷俊之 コメント

この度、15周年記念写真集を出させて頂く事になりました☆ 後ろを振り返る事なく、
がむしゃらに突っ走ってきましたが、事務所に入って15年も経っていた事に驚きです。
最初は応援して下さる方は一人もいませんでしたが、今ではたくさんの方々に支えられ、
このような写真集を出させて頂くまでになり、本当に夢のようです。
僕の15年をギュッと集約したような、いつもとは一味違うアーティスティックな写真集が出来上がりました。
たくさん楽しんで頂けたらと思います。
いつも応援ありがとうございます。これからも応援、よろしくお願い致します☆
染谷俊之写真集
©KADOKAWA/写真:神藤剛

■ 発売記念イベント、フォトセッションおよびトーク

▼写真集は、どこでいつ撮影?

-今回の写真集は、まず、いつごろどちら、場所はどちらで、何日ぐらい期間をかけて撮影されたんでしょうか?

染谷俊之
2023年の10月の中旬ぐらいに、2日間で撮影させていただきました。
場所は新宿近辺で撮影させていただきました。

(今日の取材会場の)すぐ近く、南新宿で撮りましたし、スタジオでの撮影は北新宿です。

▼想い出に残るエピソード

-思い出に残るエピソードがあれば教えてください。

染谷俊之
屋上で撮った写真があって、もちろん許可を取っているのですが、本来は入れない屋上で二、三十階ぐらいの(建物の)屋上でした。
柵とかがないところで、でもそんなところって滅多に行けないじゃないですか。下とか覗いてみたくなるじゃないですか。そこで僕が(先に進んで)行ったら、スタッフさんが「染谷さん、それ以上行かないでください!」って。
でも見たいじゃないですか、「それ以上行かないでください!」って言われてるけど、僕は“大丈夫、大丈夫です”っていう。

ホラー映画で一番最初に死ぬやつのセリフみたいだなとか思いながら、でもすごい景色が良くて、富士山がみえて、とても綺麗な場所で撮影させていただいたなと思います。

▼お気に入りのページのその選んだ理由

ーフォトセッション時に見せていただいたお気に入りのページを選んだ理由を教えてください。

染谷さんが選んだお気に入りのページ

染谷俊之
撮影が、結構、アーティスティックな感じで大きな風船があったりとか、赤い糸が垂れたとかところで撮影させていただきました。

染谷俊之写真集
©KADOKAWA/写真:神藤剛


その中でも、下に一面、銀の膜を張って、そこで何か水面みたいな撮影をさせていただいて、「あぁ、すごい綺麗だな」と思ってそれを最後に「染谷さん、くしゃってやってください!」っていわれました。

“これ、くしゃってやったたどうなるんだろう…”と思って出来上がった写真が、お気に入りに選んだ写真だったので、すごい素敵な写真だなと思いました。

▼今回の写真集の注目ポイントについて

-俳優生活15周年記念にふさわしく、「演じること」にフォーカスしており、染谷さんならではの、“表現を通じて感情の揺らぎとそれを演じることの本質に迫っており、3万字のロングインタビューも掲載されているとうかがっております。今回の写真集の注目してほしいポイントをおしえてください。

染谷俊之
全部楽しんでいただきたいのですが、喜怒哀楽を表現させていただいています。
まずこの写真集を作るにあたっていろいろ案をいただいて、ストーリー仕立てにしようとか、やストーリー自体はちょっと恥ずかしいんで僕は無理ですねっていう話をさせていただいておりまして、役者として15周年の集大成として喜怒哀楽を表現しようかってなって、喜怒哀楽を表現しています。

僕も読み返したときに、喜びと怒りは何となくわかったんですけど、どれが哀なのか、どれが楽なのかな…ってわからなくなってしまって、これは読み手の受け取りようで、そのときの気分とか環境とかで感じ方が変わる写真集だなって思いました。

なので、何を表現してるかっていうのを、読んでくださった方が自由に想像しながら読んでいただける写真集だなと思って、それが見どころかなと思っています。

-ということは、読み手の方がハッピーな気分のときとちょっと落ち込んじゃった気分のときとは違う感じで、ひょっとしたら見えるかも知れないということですね。

染谷俊之
そうですね。見たいページもきっと変わるんじゃないかなって思います。

▼ロングインタビューにはどれくらいの時間がかかったか?

-ロングインタビューにはどれぐらいの時間をかけたのでしょうか?

染谷俊之
3万字というと長く感じますけど、インタビューは2時間ぐらいでした。撮影が終わってすぐに受けさせていただいたんですけれども、2時間ぶっ通してやらせていただきました。

▼今回の写真集に点数をつけるとしたら?

-今回の写真集に点数をつけるとしたら何点かそしてその理由をお願いいたします。

染谷俊之
点数か…。


自分が写ってるものとして、100点ってちょっと言いづらいんですけど、でもやっぱ写真集って、もういろんなスタイリストの方、メイクの方とか、もちろんカメラマンさんとか、いろいろな方、皆さんのおかげの集大成だと思うので、自分の写真集ではあるんですけど、みんなの力で撮らせていただいた写真集なので、100点とさせていただきたいと思います。

-100点満点中の100点ですか。

染谷俊之
はい。もちろんです。

▼新宿での撮影で印象的なエピソード、記憶に残っていることは?

-新宿での撮影という身近なところで撮影されたということで、撮影中の印象的なエピソードや記憶に残っていることがあればおきかせください。

染谷俊之
大きな風船で撮影させていただいて、僕は人生で見てきた中の風船で一番大きかったんですけど、これ終わった後、“割りたい…”っていう欲求に駆られるじゃないですか。
やりたかったんですけど、この大きな風船を割ったら、最初にどうなるんだろうと照明が割れちゃうかなとか、そういうことがあって、結局割れなかったんですけど、いつか割ってみたいなと思っています。

染谷俊之写真集
©KADOKAWA/写真:神藤剛

-それが心残りなんですね。

染谷俊之
はい。でもただあの大きな風船は、「バーン☆」とならないような気がして、“プシュー”となるような気がします。夢も壊れるので、割らなくて良かったと思いました。

▼長く続けていること・心がけていることは?

-今回の写真集は、俳優生活15周年のメモリアルということですが、長く続けられていることや心がけていることを教えてください(当サイトによる質問)

染谷俊之
心がけていることは、ずっとなのですが、根本的に“自分のためにはやらない”っていうのをこころがけています。自分のためにやると限界が来てしまったり、視野が狭くなったり、「何のために、僕はやってるんだろう…」っていうことを見失ってしまいそうなので、一番何のためにやってるんだろうっていうのは…

応援してくださってる方とか、作品を観に来てくださっている方、舞台だったら高いお金を払って観に来てくださって、時間を割いて観に来てくださっていて、そのためにすごくお仕事を頑張って、地方からこの1公演のために観に来てくださってるんだなとか。

そういう方々のために感謝を込めて、お客様のためにっていうのを心がけています。

▼今後の目標

-20周年、30周年、今後に向けての目標がありましたら、おしえてください。 

染谷俊之
僕は俳優ですが、いつできなくなるかわからないような気がしています。
(例えば)怪我をしたらできなくなってしまうと思うんです。

俳優が続けられなくなってしまうのは、怪我が一番多いでしょうね。腕を怪我してしまったり、足を怪我してしまって走れないとか、声が出なくなってしまったりとか、そういう可能性もゼロではないところで、20周年、30周年となった場合に、まだ僕は俳優が続けられていたらなって思います。

▼ファンの方へのメッセージ

染谷俊之
染谷俊之です。
事務所に入ってから15周年っていう感じなんですけれども、最初は僕は学校の先生を目指していて、今の事務所に入ったきっかけは結構ひょんなことから事務所に入って、教師と俳優かって悩んだときに、俳優の道を選ばせていただいて、エキストラとかコツコツ下積みをさせていただいて、アンサンブルをやったこともありますし。
セリフがない役から「あっ、セリフがもらえた」とコツコツやらせていただいて、今の自分があって…。
それは僕を応援してくださっているすべての方のおかげだなと思っております。
僕が映画に出させていただいても、作品を観に来てくださる方がいないと作品は成り立たないし、僕がいくらお芝居を好きだと言っても、「じゃあ、公園でやればいいじゃん」という話になるので、見に来てくださる方がいて、応援してくださる方がいて今の僕がいられるということだと思うので、本当に皆さんのおかげだと思っております。
これからも皆さんの心を明るくできたり、あっと驚いてもらえるような作品にでたりといった活動をしていきたいと思いますので、長くなってしまいましたが、「15周年(を迎えさせていただいて)ありがとうございます。これからも20周年、30周年をよろしくお願いします。」と伝えたいです。
ありがとうございます。


書名:『染谷俊之15 周年メモリアル写真集 dimension』
価格:3,630円(10%税込)
発売日:2024年3月14日(木)予定
仕様:B5正寸/128頁
発売・発行:株式会社KADOKAWA


染谷俊之15周年メモリアル写真集 dimension
染谷俊之15周年メモリアル写真集 dimension(限定絵柄生写真付)

染谷俊之写真集
©KADOKAWA/写真:神藤剛

染谷俊之写真集
©KADOKAWA/写真:神藤剛

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