「生涯一映画で泣いた」と絶賛の声。遺された人々の悲しみを包み込む椎名零監督作『いってらっしゃいの花』が7月25日より順次公開

突然の死と遺された人々の姿を通じ、身近な人の死を受け入れることを主題とした椎名零監督の長編自主映画『いってらっしゃいの花』が、2026年7月25日より東京、大阪、名古屋の3都市で順次劇場公開される。本作は、十三下町映画祭2025で観客賞を受賞し、おおぶ映画祭2026ではオフィシャルセレクションに選ばれるなど、公開前から高い評価を集めている作品だ。映画祭での上映時にはすすり泣く声が絶えず、SNSでは「生涯一映画で泣いた」という感想が寄せられるなど、深い悲しみを抱きしめて歩いていく祈りのような物語が話題を呼んでいる。

日常とファンタジーが交差する物語

本作は、突然命を落とした主人公のあやかが幽霊となってこの世に戻ってくるというファンタジックな設定を持ちながらも、日常の延長線上にあるかのような写実的な手触りを持つ作品である。案内役の男からこの世に戻る猶予を与えられたあやかは、父や親友、婚約者のもとを訪れるものの、誰ひとりとして彼女の存在に気づくことはない。それでももう一度言葉を交わしたいと願うあやかと、突然の別れに悲しみを抱える遺された人々が、過去を振り返りながらそれぞれの思いを巡らせていく姿が丁寧に描かれている。

多彩な実力派キャストと気鋭の制作陣が集結

主人公のあやかを演じる森本あおをはじめ、親友役の福田麗や婚約者役の山田ジャンゴといった新進気鋭の若手俳優たちがメインキャストを務める。さらに、約9年ぶりの映画出演となる案内役の須永祐介や、インディーズ映画の常連である藤田健彦、小夏いっこなど、幅広い年齢層の俳優陣が集結した。監督との綿密な稽古や話し合いを重ねることで、独自の繊細な世界観が構築されている。また、監督・脚本を手掛ける椎名零は、「人の心を救う映画を作る」ことをモットーとし、本作が3作目の劇場公開作となる。撮影は、映像作家としても知られる映画監督の河内彰が担当しており、独自の映像世界で作品を彩っている。

「心の救いになる映画を」監督の熱い思い

椎名監督は、本作の制作動機について、死という誰しもに訪れる耐えがたい出来事を受け入れて生きていくためには物語の力が必要だと語っている。深い悲しみの中にいる人々にとって心の救いになるような映画を作りたいという強い思いが込められているのだ。また、作り手でありファンでもあるという立場から、インディーズ映画の面白さや作り手の熱量を多くの人に届けたいと意気込んでいる。 本作の上映は、7月25日からの東京・池袋シネマ・ロサを皮切りに、9月に大阪のシアターセブン、10月以降には名古屋のシネマスコーレと全国3都市での公開が決定している。観る者の心を強く揺さぶるインディーズ映画の新たな可能性を、ぜひ劇場で確かめていただきたい。


椎名零監督 コメント
あまりに普遍的でありながら、あまりに耐えがたい哀しみをもたらす「死」という出来事。それを受け入れて生きていくために、映画を含む様々な〈物語〉の力が必要になる瞬間が、誰しもあるのではないかと思います。本作は、深い悲しみの中にある人にとって心の救いになるような映画を作りたいという思いから製作した映画です。
また、私はインディーズ映画が大好きです。作り手であると同時に、一人のインディーズ映画ファンでもあります。インディーズ作品からアカデミー賞受賞作品が出るなど、近年シーン全体が注目を集めていますが、もっと多くの方にインディーズ映画の面白さや幅広さ、作り手たちの熱量を知ってもらいたい!と思っています。「いってらっしゃいの花」は、あなたの心を強く揺さぶって離さない、そんな映画であると信じています。ぜひ、インディーズ映画の可能性を観に、劇場へ足をお運びください!

●上映情報
2026年7月25日(土)~8月14日(金) 池袋シネマ・ロサ(東京)
2026年9月5日(土)~9月11日(金) シアターセブン(大阪)
2026年10月以降 シネマスコーレ(名古屋)


映画『いってらっしゃいの花』

●あらすじ
突然命を落としたあやか(森本あお)は、あの世とこの世をつなぐ「待合室」で目を覚ます。そこで出会った「案内役」の男(須永祐介)からこの世に戻る猶予があることを教えられ、幽霊となって父(藤田健彦)や親友のちあき(福田麗)、婚約者のそうた(山田ジャンゴ)の元を訪ねるも、誰ひとりあやかの存在に気付かない―――。せめてもう一度言葉を交わしたいと願うあやかと、それぞれに悲しみを抱えたちあきやそうた。彼らは過去を振り返りながら、それぞれに思いを巡らせる。

出演:森本あお 福田麗 山田ジャンゴ 須永祐介 藤田健彦 湯本智恵美 小夏いっこ
辻󠄀創太郎(※「辻󠄀」は一点しんにょう) 清水博仁 渡邊麻梨奈 辻莉仔 瀧マキ
監督・脚本・編集:椎名零 撮影:河内彰 撮影助手:山﨑大地 録音:橋本颯太・松月倫太郎
照明:逵真平・松下由利ノ介 制作:熊坂綜真 衣裳:和賀井玲奈
音楽:Xia Lang カラリスト:阿部洋太郎 スチール:HARUKO
宣伝アシスタント:山本藍衣 予告編制作:安井彬 宣伝美術:増田悠理(FULLFLASH)
2025年/日本/102分/4:3/DCP

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Hajime Minamoto

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