映画『YOUNG&FINE』で伊沢学役を演じる向里祐香さんに独占インタビューを実施しました。向里さんご自身が「2000年初頭の”あの頃”の青春臭さがぎゅっと詰まった」と表現する本作の魅力や、自身が演じた「不器用で愛おしい」伊沢学への深い想い。そして心温まる撮影エピソードを詳細に語っていただきました。

■ 映画『YOUNG&FINE』向里祐香ロングインタビュー
▼1.お名前やSNSアカウント名の由来など
向里祐香:本名はひらがなで書くんです。「実はこういう意味なんです」といった、かっこいい理由はないのですが、私がもしも男の子だったら「遊」に「人」と書いて「ゆうと」という名前をつけようと思っていたと親から言われたことがあります。
「遊人(ゆうと)」という名前は、“大人になっても遊び心を忘れない大人になってほしい”という意味で付けようとしていたらしいのですが、多分、その名前をつけられていたら、“遊び人”ってみんなから呼ばれて、人生が変わっていたかもしれないと思いました(笑)。
-:名前の話が続くのですが、向里さんのSNS(instagram)のアカウント名は、「sugar_milk_cocoa」じゃないですか。このアカウント名をつけた経緯なども教えていただけますか?
向里祐香:このアカウント名についてもよく言われるんです。実をいうと、思いつきなんです。最初は自分の祐香というアカウントではじめたかったんですけど。数年前に、ある写真展に行ったことがあって、そこですごく気に入った写真があったんです。その写真はどこか海外の写真で、「SUGAR」「MILK」「COCOA」と書かれた、ピンク色の煙突のような形のものが写っていて、「この写真好き!インスタのアイコンにしよう!」といった感じで、アカウント名を変えたんです。
でも、そのおかげで、人に伝えやすいです。あと、海外の方とお会いすることも増えたので、その時に「sugar_milk_cocoaだよ]って言うと笑ってくれるんです。よく、「なんで?」って言われます。
-:そういったことが、話をするきっかけになりますよね。
▼2.映画『YOUNG&FINE』への出演経緯
-:では、作品の話に入っていこうと思います。今回の『YOUNG&FINE』なのですが、出演が決まった経緯を聞かせていただこうと思います。
主人公の灰野役の新原さんや、新帆さんは、オーディションで選ばれたそうですが、向里さんは城定監督の作品に出演経験があって、これはオファーがあったのかなと。
なので。そういったお声かけの経緯を聞いてみたいと思います。
向里祐香:今回はありがたいことにお声がけしていただきました。以前出演した『愛なのに』をクロックワークス(制作会社)の方がすごく気に入ってくれたんです。特に、私と中島歩さんの二人のシーンがすごく好きだって言ってくださったんです。それで、「映画を向里さんで撮りたい」って言ってくださって、城定さんとの関係だったり、小南さんも城定さんの助監督として色々作品を撮っていますが、“育てる企画“というか、小南さんが長編を一本撮るという企画があるということで、私と一緒に撮れたら面白いんじゃないかという話をいただいて。 そういった経緯でお話をいただきました。
▼3.伊沢学役の人物像と役作り
-:オファーという中で、向里さんが演じる伊沢学という女性ですが、背が高くて黒髪のロングヘアといった点で、外見的なイメージからも向里さんと重なる部分があると思いました。お声がけの際に役柄とのイメージの一致といった話はありましたか?
向里祐香:見た目については特に言われてはいないのですが、結果として、身長が高い点は、伊沢学の雰囲気にすごくマッチしていたなと思います。でも原作は髪型も違いますし、眼鏡もかけていなかったり、途中でかなり短いショートカットにしたりといったことがあるので、そこは原作に忠実というわけではありませんが、佇まいというか、身長が高くて、だらしなさというか、猫背みたいな様子がすごくマッチしてたと思います。
-:普段の向里さんの生活と比較していかがですか?
向里祐香:私は伊沢学とは逆で、普段はまったくお酒を飲まないのですが、部屋が散らかっている感じは少し近い感じがします。ちょっとだらしないというか、カバンの中がぐちゃぐちゃみたいな。ちょっとガサツ…みたいなのは近いと思います。
-:ガサツという話ではありませんが、以前、向里さんが出演されている映画(『青春ジャック』)の先行上映に急遽登壇になった際に、当日登壇予定がなく、ジャージで来てしまったと壇上で話されているのをみて、飾らないお人柄だなと思ったことがありました。
向里祐香:そうなんです。『青春ジャック』の時に登壇する予定ではなくて、普通に見に行ったんです。井浦新さんにご挨拶したら、「出ちゃいなよ」って言われて。
「え!?私、今日ジャージで、舞台にあがるような服を着てきてないんですけど…」と伝えたのですが、「え、出ちゃいなよ」っていうので、「まあいいか」と思って登壇したことがあります(笑)
-:そんなラフな姿が伊沢にも似てるように感じました。
向里祐香:普段から、居やすいというか、どうしたら楽かみたいなことを考えていて、伊沢も私服はスニーカーを履いていて、私も私服では絶対スニーカーだし、ヒールとかは持っていないです。
-:不器用さや、ガサツさを表すために意識したことはありますか?
向里祐香:見た目の話になってしまいますが、ドカドカと歩いてみたり、表情でも、抜け感を与えるというか、「この人いつも寝起きなのかな…二日酔いなのかな…」といった少し目を細めたような表情など、そういうからだの表現は意識していました。
-:確かに、目を細めているのか、どこか眩し気な感じを受けました。
向里祐香:原作を読んでいても、伊沢は常に抜けているというか、パキッとしているイメージではなかったので、そういうところでは少し寄せた感じはあります。
また、灰野君に対しても“恋愛感情”が見えすぎないようにしたところがあります。「でも、この二人にはひょっとしたら何かあるのかもしれない…」という、その絶妙なバランスを、灰野役の新原君とも二人で自然なお芝居での距離感ができていたと思います。
-伊沢って、惚れっぽいのか、はたまた、相手が灰野兄弟だからなのか、恋愛感情的な意識が不思議な感じですよね。
向里祐香:でもどこかにいそうな、ファンタジーのようでファンタジーじゃないというか。 「こういう先生って男女に関わらずいたかも…」とか、「なんだか癖がある先生が生物の教師にいるな」とか、そういう雰囲気を出せたらいいなと思っていました。
私は生物がすごく好きだったんです。 資料集が好きで、からだを切っても再生するプラナリアのページをずっと見ていられるくらい好きでした。だから伊沢が、アリをじっと観察しているところも、気持ちがわかりました。
-:作品の中でも蛇を飼ってみたりとか。
向里祐香:そうですよね。名前をつけたりしてね。蛇といえば、テントに蛇の影が映るシーンの手作り感が好きなんです。すごく古典的で。ちょっと漫画っぽいというか。
-:あのシーンのコミカルさはいいですよね。
向里祐香:そう。 コミカルさもあって、いい抜け感があると思います。
▼4.原作漫画を読んで感じたこと
-:本作は『ビリーバーズ』などで知られる山本直樹さんの傑作漫画を原作とし、同作の監督・脚本である城定秀夫さんが脚本を執筆されています。脚本を読まれた際の印象や、山本直樹さんの描く世界観についてどのように感じられましたか?
向里祐香:脚本を読んだ後に、原作の漫画を読みましたが、「この伊沢学をどうやって演じよう…」っていうプレッシャーが一気にやってきました。脚本で読んだ時に、人間臭いけどどこか若い男子高校生が憧れるというか、青春時代のその場の雰囲気で恋しちゃうみたいな、そういう女性らしさをどうやって出そうかと思っていたんです。
そこを漫画の画で見た瞬間に「え、このキャラクターどうやって演じよう…」と思いました。それぐらい登場シーンから魅力的で、女性から見ても「危ない匂いがするな」という感じがありました。
-:先ほど、演じるにあたってのプレッシャーの話がありましたが、脚本を読んだ時よりも漫画を改めて読んだ時にそれが増した感じでしょうか?
向里祐香:そうですね。漫画として画で見てしまうので。
ーあ、なるほど。
向里祐香:忠実に再現しようみたいな話ではなかったんですけど、やはり画で見てしまうと、自分の中でイメージができてしまうので。
漫画の中での、伊沢の感じがすごく素敵ですよね。
-:そうですよね。
向里祐香:「この感じをどうしたら…」みたいに思いながら、「伊沢学ってどういう人かな…」と画に縛られないように、伊沢学というキャラクター性を頼りにして自分で掘り下げていって、「演じたらこうなりました」という感じです。
ー山本直樹さんの作品は初めて読んだのでしょうか?
向里祐香:初めて読みました。
-山本直樹さんの作風というと、すごく刺激的で、エロティックなイメージが強い中でもシンプルに良い青春漫画でしたね。
向里祐香: 本当に、漫画のこの感じが素敵ですね。
私以外のキャストの新帆さんもだし、新原君もですけど、キャラクターが原作とマッチしつつも、映画の中でオリジナリティを持ちつつ存在していて。忠実に流れつつ、違った部分には映画なりの良さがあって、いいなと思う部分が出ていますね。原作に忠実に従うだけでは、それ以上がなくなってしまうので、違う点があるところが映画の面白さだと思います。
▼5.撮影現場の熱量とエピソード
-:小南敏也監督は、撮影現場で「画面の中、全力に真っ直ぐにそして全力で悩んでもがく彼ら・彼女たちの姿を見て何度も何度も心が震えた」とコメントされています。
向里さんから見て、撮影現場の雰囲気や、共演者の皆さんの役に対する熱量、エネルギーはどのように感じられましたか? また、新原さんが「監督とたくさん話し合いながら撮影した」とコメントされていましたが、向里さんも小南監督や他のキャストの皆さんと、役柄や作品について話し合う機会はありましたか? 特に印象に残っているやり取りやエピソードがあれば教えてください。
向里祐香:事前に話し合ったところもあるのですが、現場でその都度話し合いながら、「こうしてみたらどうですかね」とか、そのシーンとキャラクターについて、結構たくさん、その都度現場で色々と会話しながら撮っていた記憶があります。
監督も面白いものがあると、「あ、それ面白い!やってみましょう!」みたいな。
提案をすごく面白がってとりいれてくださる方でした。
-:向里さんが提案したエピソードがもしあればお聞かせください。
向里祐香:どのシーンも実際にその場に行って、どんなものが置いてあるかとか、どういう空間なのかとかを見てみないと分からないことが多いので、 私は常に現場に行って、小道具をみたりとか、「何ができるかな」ということを考えるんです。
人間って、ただ突っ立って話してるわけじゃなく、常に何かしらをしながら会話するじゃないですか、水を飲んだりとか、腕を掻いてみたりとか、お菓子が置いてあるなとか。
そういうのって、当日現場に行かないと分からないので、現場で何ができるか考えて、その都度監督と話すことが多いかもしれません

▼6.現場の印象
向里祐香:ある意味、みんながもう一度青春を役者と芝居を通して疑似体験していたみたいな感じかな。 ロケ地となった町もそうだし、その時のすごく晴れていた天気だったり。
あとは 小南さんの「面白いもん撮るぞ!」っていうワクワクと。もちろん、プレッシャーもあったでしょうし、そういうものがギュッと合わさって、みんなで一つのものを作る工程が、そもそも青春というか。みんなが一生懸命にそれぞれの役割を全うしていた感じがします。それは窮屈なものではなくて、本当にみんなが楽しんで、「いい作品を撮るぞ!」という思いで、いい熱量とプレッシャーと、ロケ地の解放感とがあって、撮影は、昨年の6月だったのですが、いまの私には、撮影自体が懐かしいんじゃなくて、本当にひと夏の青春みたいな思い出として、またちょっと違った感覚の懐かしい感じがします。
ポスターにもなっている場所は、パーっと海が広がっていて、すごく素敵なロケ地でした。バス停があって、灰野君の家と畑があって、家から海が見える場所ですごく素敵なところです。
▼7.撮影現場とインティマシーコーディネーターの存在
-:撮影現場の中で、近年、特に大事な話になっている点で、インティマシーコーディネーター参加が話題にでることが増えてきたと思います。俳優として、撮影現場として、インティマシーコーディネータの存在に感じることを教えてください。
向里祐香:インティマシーコーディネーターの方がいるとよいと思います。最近できたものですし、日本にも最近入ってきたものだから、今回参加させていただくきっかけとなった『愛なのに』の時は、インティマシーコーディネーターが日本にはいなかったんです。
私は「やってやる!」という気持ちだったから何もありませんでしたが、当日行ってみないとやっぱり不安だし、分からないことがあると思うんです。その時になって怖くなっちゃう場合もあるかもしれないし。
でも、そういうインティマシーコーディネーターが作品においては中立な立場として存在していればすぐ相談できるとか、事前に確認のために話し合うことができるから、安心してそ ういう作品やシーンに入っていきやすいんじゃないかなと思います。
作品において、インティマシーコーディネーターが居ることで、監督・演出としても俳優として、思い通りに撮れないのではないかという不安があるとは思うんですけど、そういったことも色々とバランスを取って、そういった話し合いが当たり前になっていけば良いと思います。
誰もが話し合いの場で遠慮なく、主体となれるように機能してくれれば、俳優としても安心して作品に挑めると思います。
『SHOGUN』の時に思ったことがあります。「インティマシーコーディネーターは、俳優のための存在ではあるけど、周りのスタッフに対しても気遣うべきだ」ということをその時に思いました。
例えばカメラチェンジをする時に、バスローブを着させてくださるんです。それをちゃんと着ていないと、「ちゃんと着てください!」って言われるんです。それは、自分は大丈夫でも周りのスタッフの人が見たくない人もいるかもしれないから、それは配慮でもあると。
だから、女優さんを守るためだけのものじゃないし、男性の俳優さんももちろん同等にそうだし、もっと言えば、周りのスタッフに対しても配慮するうえで、インティマシーコーディネーターという役割の方がいてくださると、みんなが嫌な思いをせずに撮影できるのかなって思っています。
-:これから、インティマシーコーディネーター自体も、映画業界も時代にあわせて成長していければよいですね。
▼8.作品に感じる「あの頃の青春」
-:向里さんご自身が「2000年初頭の”あの頃”の青春臭さがぎゅっと詰まった、どこか懐かしく、思わずクスッと笑ってしまうような作品」と表現されている『YOUNG&FINE』ですが、具体的にどのような場面や描写に、そうした青春の空気や懐かしさを感じられましたか? また、向里さんにとっての2000年初頭や青春時代の想い出などありましたらおきかせください。
向里祐香:私にとっては、中学生時代はバスケ部で、どちらかと言うと私は灰野君みたいなタイプでした。とにかく、部活中心の生活で、汗の臭いが記憶に残っているような感じです。部活を一生懸命やったところで将来何になるのかって、たずねられたら、今となっては分からないわけですが、そんなことも考えずに部活に打ち込んでいました。
「大人になったらこれって将来何に役立つんだろう…」と考えてしまうところがありますが、学生の時って、それに人生全てをかけて取り組むじゃないですか。 そういう青春って大人になってもあるけれど、やはり、高校生・中学生のこのとき特有の熱量みたいなものがこの映画を観た時に、同じ香りがしました。
また、私がその時代に見ていた青春映画の懐かしさをこの映画を見た時に感じました。今はどんどんといろいろなことが制限されて、いろいろな人の目を気にしながら進めていると思います。ドラマの撮影でも、「これはちょっとダメだ」とかそういう制限だらけですが、そういう時代に入る前の爆発力というか、その時代の良さがあったと思います。
今の時代にも、こういう映画があってもいいんじゃないかなって思います。
▼9.皆さんへのメッセージ
-:最後に、これから劇場で『YOUNG&FINE』をご覧になる観客の皆さまへ、向里さんからメッセージをお願いします。 新原さんが言う「清々しいまでの純粋さ」や、新帆さんが言う「くすっと笑ったり、どきっとしたり、愉しみながら、どこかに想いを馳せる機会」など、この映画から受け取ってほしいものなどをおきかせください。
向里祐香:登場人物のキャラクターは、それぞれ不器用だけど、一生懸命で愛しい。だから見終わった後に、また、この作品のキャラクターの誰かに会いたくなるのではないかと思います。そう思ってもらえたらうれしいです。
人間臭さみたいなところの魅力が、それぞれのキャラクターを他の役者さんも表現されているので、「あ、この人いいな。このキャラ好きだな」って思う、推しのキャラを見つけていただけたらうれしいです。
そんなことを思いつつも、あの時のような青春をもう一度思い返してみたり、それこそ初恋の人だったり、好きだった人だったりを思い返すように、この作品をきっかけに自分で余裕を作ってあげる時間を設けてあげるのもいいのかなって思います。
-:ありがとうございます。 そうですよね。青春時代を思い出しながら、「あの時はこうだった、今はこうだけど」とか思えたらいいですね。振り返ることで、これからをまた考えるみたいな。
向里祐香:確かに伝えたいですよね。 学生の子たちに「もう一生懸命できるのは今しかない!」って。私も言われてたけど、そのことの大切さって大人になって分かるなって。「学生のその時間って今しかないよ!」みたいなの。

●衣装クレジット
ネックレス¥93,500、ブレスレット¥93,500、右人差し指につけたリング¥57,200、右中指につけたリング¥42,900、左人差し指につけたリング¥63,800/全てR.ALAGAN(info@ralagan.com)、他スタイリスト私物
ヘアメイク:董冰
スタイリスト:林 峻之
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YOUNG&FINE』

<STORY>
海辺の町に暮らす高校生・灰野勝彦(新原泰佑)は、同級生の玲子(新帆ゆき)と交際しているが最後の一線を越えさせてもらえず悶々とする日々。そんな勝彦の家に、突然風変わりな高校教師・伊沢(向里祐香)が下宿人として現れる。はじめは警戒しつつ徐々に伊沢と距離を縮めてゆく勝彦と、二人に嫉妬心を燃やす玲子。そして伊沢は誰にも言えないある秘密を抱えていた。性欲と恋心、今を生きる力強さと将来への不安……複雑に絡み合う3人の感情は、やがて思いも寄らない未来へと転がり始めてゆく。
新原泰佑 向里祐香 新帆ゆき
高橋健介 佐倉萌 山崎竜太郎 宮川翼 吉田タケシ
仲野温 北村優衣 宇野祥平
原作:山本直樹『YOUNG&FINE』(「漫画アクション」連載)|脚本:城定秀夫|監督:小南敏也
主題歌:downt「AWAKE」 (P-VINE RECORDS)|エグゼクティブプロデューサー:藤本款|プロデューサー:秋山智則・久保和明|撮影・照明:田宮健彦|録音:岸川達也|美術:小泉剛|スタイリスト:藤田賢美|ヘアメイク:藤澤真央|助監督:山口雄也|ラインプロデューサー:浅木大|キャスティング:伊藤尚哉|スチール:柴崎まどか|宣伝美術:廣田毅|制作プロダクション:レオーネ|製作:クロックワークス・レオーネ|配給・宣伝:SPOTTED
PRODUCTIONS|16:9
2025年6月27日(金)新宿武蔵野館ほか全国順次公開
