「ルデコショートフィルムパーティ」短編映画上映・交流会を企画したきっかけとその想い

「ルデコショートフィルムパーティ」短編映画上映・交流会を企画したきっかけとその想い

2022年6月21日(火)から6月26日(日)まで、ギャラリー・ルデコ4F(渋谷区渋谷3-16-3, 渋谷駅から徒歩5分)にて、『ルデコショートフィルムパーティ』が開催される。本イベントは二人の俳優(広山詞葉、里内伽奈)がプロデューサーとして企画。24本の短編映画と1本の特別上映作品を上映するとともに、上映作品の監督・クリエイター同士のトークイベントを組み合わせた企画となっている。上映の時間枠ごとに3本の短編映画をリーズナブルな価格で観ることができ、トークイベントでは参加者からの質問も受け付ける。
今回、プロデューサーの二人にお時間をいただき、会場となる渋谷のギャラリー・ルデコにて本企画立ち上げのきっかけからイベントタイトルに込めた想い、魅力的な上映作品ラインナップの選出のポイントなどをうかがいました。

ルデコショートフィルムパーティ
左)里内伽奈 右)広山詞葉

■『ルデコショートフィルムパーティ』広山詞葉、里内伽奈インタビュー

▼本企画のきっかけについて

『ルデコショートフィルムパーティ』の企画を立ち上げたきっかけについて教えてください。

広山詞葉
ギャラリー・ルデコさんがきっかけになります。
私が昨年代官山で開催した『QUAD』というアート展・企画展にルデコの島中オーナーが観に来てくださったんです。その後、「今年、うちでなにか企画をやりませんか?」というお話しをいただいたのがスタートになります。
そこで「何をしようかな…」と考えた時に「短編映画の上映会を開きたい!」と思って、すぐに里内さんに声をかけたという流れになっています。

里内伽奈
他の短編映画の上映会の時に詞葉さんから、ルデコさんをお借りできる話をうかがいました。それが今年の4月末ぐらいのことで、「渋谷にルデコっていうアートイベントスペースがあるから、6月に短編映画の上映会をやらない?」とお声がけいただいたんです。
その場ですぐに「やりましょう!」と言って、次の週には、ルデコに2人で下見に行きました。結構なスピード感で走り出しましたよね。

広山詞葉
そうだよね。ほんの2ヶ月前なんですよね。

里内伽奈
この場所(ルデコ)に来たら「何かやりたい!」ってなっちゃいました(笑)

広山詞葉
素敵ですよね~
私は元々演劇や写真展を観にルデコに来ることがあって知っていたんです。私もルデコさんで何かやりたいなと思っていたので、島中オーナーにお声がけいただいてとてもありがたかったです。

-本当にあっという間に決まったんですね。

広山詞葉
そうですね。「やりたい!」と思ったら、その時にすぐやるタイプなんです。

里内伽奈
本当にあっという間でしたね。

広山詞葉
来年の自分が何をしているか、わからないですし、役者の仕事も直前に入ってきたりして、一か月前くらいではどうなるかわからないんですよね。
逆に、「来月ならやれる」とか「今なら撮影も舞台もないからやれる」という傾向があります。
開催までの時間が長くなると尻込みしてしまうこともあるから勢いも大事ですね。

里内伽奈
今回も最初の一週間でバッと決まりましたよね。「ここで、こうやりましょう!」って。

▼上映作品ラインナップの選出のポイントについて

-魅力的な短編作品が集められているわけですが、作品をどうやって選んだのか、そのポイントや声掛けについて教えてください。

広山詞葉
作品選出のポイントは、とにかく私達がわくわくする作品・好きな作品を選ぼうというのを二人で最初に決めました。
ただ、私よりも里内さんの方が短編映画について詳しいので、私がラインナップしたものよりも、里内さんがあげた作品の方が多いです。
お互いに候補となる作品を出し合って、上映をお願いしたい作品を決めていきました。
私たち二人が映画祭で知り合った方々や自分たちの作品を中心に選んでいます。

里内伽奈
自分たちが映画祭で観たものや観たかったけど観られなかった作品の制作者の方々にも声をかけました。
あとは、「この監督と話してみたい」とか、私たちが興味のあるものにも手を伸ばしていきましたし、知らない作品も持ち寄って、選んでいきました。
短編映画を映画祭で観る機会が私はすごく多かったんです。選んだ作品は今年の作品だけではありません。今まで関わった映画祭で観て、みなさんにもっと観てもらいたいと思った映画を選びましたね。

広山詞葉
短編映画って観られる機会がそんなにないし、監督やスタッフ、役者の方々と触れ合う機会は一般の方には少ないと思うんです。
映画祭自体も地方での開催が多かったりするので、「観たいけど観られなかった」、「話題になったけど観られなかった」、「Filmarksにチェックはしてあるけどどこに行けば観られるかわからなかった作品が、ここなら観られるよ」っていう場所になって、さらに「監督さんも呼んで、映画について直接話をできる場所があったら楽しいよね」っていう思いがあります。

里内伽奈
出演している俳優さんも上映が東京ではないところで宣伝しているイメージがありました。それが渋谷だったら足を運びやすい場所だと思います。短編を扱う映画祭って、東京は以外に少ない気がしたので、機会がないと悲しいと思ったんです。

-これだけのラインナップが、渋谷で観られるって、なかなかないことですよね。

里内伽奈
そうなんです!私たち自身がずっとテンションが上がっています(笑)
「ヤバくない?ヤバくない!?」って。

広山詞葉
Twitterやホームページも私達が担当しているんですけど。
スケジュールを組んで、ポスターを見ながらテンションが上がって、毎回盛り上がっています。

ルデコショートフィルムパーティ

-みなさんに声掛けをしてみての反応はいかがでしたか?

里内伽奈
みなさん、めちゃくちゃ優しくて、「もちろんどうぞ」といったことが多いです。声をかけた方々には知っている監督もいたのですが、初めましての方に「作品を観たことがあって…」と連絡を入れると、本当にみなさん優しくて、毎回感謝が止まりません。
私たちも、上映をオファーすることなんて今までなかったので、どうしていいかもわからない中、その優しいお返事とやりとりに救われています。

広山詞葉
クリエイターの方たちは「作品を観て欲しい」という気持ちが大きいと感じます。
今回のルデコショートフィルムパーティは、3つの短編作品を観て、トークショーがついて1000円というプライスでやることなので、規模としては大きいものでもないですけれども、「一人でも多くの人に観てもらえるなら」と、快諾してくださる方が多くて、純粋な気持ちでみんなが繋がるっていいなと感じています。

里内伽奈
本当に嬉しいです。わからないことだらけじゃないですか。上映のプロデュースなんてしたことがないので。
そこに一緒に賛同してくれる監督さんたちの思いで進めていけている感じがします。

広山詞葉
声掛けが進むにつれて、すごい人たちが集まってしまって、「駄目元でもとりあえずオファーしてみよう」とオファーした面識のない方々もいて、なのに快諾してくださって、「すごいね!すごいね!!」ってなっているのと同時に、逆に緊張してきてしまいました。
自分が楽しむつもりで始めたんですけど、どんどんとすごい作品が集まってきて、「これは失敗できないな…」とか、「ちゃんとしなきゃ」なんて思っているのを、私がルデコに来て島中オーナーに話していたら「駄目ですよ、ちゃんと楽しまないと」って言われて、「そうだよな…」ってあらためて思いました。
きちんと当たり前にやるんだけど、そういった緊張や心配って、まわりの人に伝わると思うんです。会場の中で伝わる温度感みたいなものが。
そこで私達が楽しそうにやっていることは会場の空気につながるので、「楽しまなきゃ」ということについて、島中オーナーに気を引き締め直してもらいました。

里内伽奈
私も「大丈夫かな…」と「楽しい~」という気持ちが行ったり来たりしていました。詞葉さんと二人でいるからやっていけているし、助けられています。
-一人じゃないって大きいですよね。また、最近はオンラインという形で多くの人に作品を観てもらえる機会があるし、反応をもらえる面もありますが、直接会って言葉を交わす機会は、その大切さを感じる点でもありますね。

広山詞葉
その場にいろんな人が来て、交流する時間を、映画を通じて共有する場にしたいと考えました。

里内伽奈
トークイベントをつけたのも、この距離感で話せる場所って、あまりないと思ったからです。映画祭のような大きい会場で舞台挨拶は聞けますけど、直接お客さんからの反応を監督が受けることも少ないし、監督が思っていることが直接伝えられるところも少ないと思いました。
私が映画祭で好きなのは、クリエイターの人たちが話している場所を見ることなんです。映画祭って交流会があると思うんですけど、そういう場で「監督達ってこういう話をするんだ」というように、話を聞いているのが楽しいので、それを提供できたら・見せられたら面白いなと考えました。
なので、舞台挨拶という形ではなくて、監督同士のトークイベント。「お互いの作品を観て、どんなことを監督同士で思っているんだろう」というところが気になるので、そこを私もドキドキしながら期待しています。

広山詞葉
舞台挨拶ではなくて、3人の監督や各作品のクリエイターの方々の意見交換・交流のトークイベントは里内さんの案です。
それって確かに一般のお客さんってなかなか見る機会がないから、面白いと思いました。

-話す側も聴く側も楽しみなイベントですね。

広山詞葉
絶対に楽しいですよね。

里内伽奈
強い思いがあって制作している方達だからこそ、どんなことを考えているのかっていうのを聴けるところは絶対に楽しいとおもいます。
だから、今回の企画のタイトルに“パーティ”ってつけているんです。

―確かに、映画祭を表す“フェスティバル”ではないですね。

広山詞葉
はい。“パーティ”なんです。

里内伽奈
交流したり感想を話し合ったりして、楽しんでいただきたいという思いを込めています。

ルデコショートフィルムパーティ

【関連記事】


■ 『ルデコショートフィルムパーティ』開催概要

企画名:Ledeco Short Film Party
開催場所:ギャラリー・ルデコ (map&info)

開催期間:2022年6月21日〜26日
上映時間:13:00 / 16:00 / 19:00 開始
     (26日のみ11:30 / 14:30開始)
     ※特別上映作品『truth』6/23(木)14:00〜(本編72分)

ルデコショートフィルムパーティ

料金:各回、3作品鑑賞+トークイベント
   ¥1,000 (当日券のみ)
   ※特別上映作品『truth』のみ、入場料:パンフレット付 1500円(トークイベントなし)

公式HP  https://projectkh2020.wixsite.com/film
公式Twitter  https://twitter.com/Ledecoshortfilm

主催:株式会社SORA
共催:ギャラリー・ルデコ ( https://ledeco.net/ )
企画・制作:Project K​
プロデューサー:広山詞葉・里内伽奈

★トークイベントでの質問を募集中です★
⇒ https://t.co/ZTM3C7ulnb

ルデコショートフィルムパーティ
「ルデコショートフィルムパーティ」アンケート質問・感想).

ルデコショートフィルムパーティ

映画祭カテゴリの最新記事