2026年1月9日、東京・新宿K’s cinemaにて映画『津田寛治に撮休はない』の新春先行上映会が開催され、主演の津田寛治と萱野孝幸監督が舞台挨拶に登壇した。本作は名バイプレイヤーとして知られる津田が「津田寛治」本人を演じる新感覚ミステリーだ。遅い時間帯ながら満席となった会場で、二人は企画の意外なきっかけや、現実と虚構が入り混じる撮影現場でのエピソード、さらには監督独自の「アイドル映画」説などを披露し、集まった観客を大いに沸かせた。

冒頭、津田は満席の客席を見渡し、「寒空の中、足を運んでいただき感謝している」と笑顔を見せ、萱野監督も年始の遅い時間に多くの観客が集まったことに喜びを語った。本作の企画は、萱野監督が大分県別府市の映画館を訪れる津田とお茶をする機会を得たことが発端だという。監督は、その対面が決まった後に「何を話そうか」と考えた結果、本作のアイデアを思いつき、初対面の場に企画書を持ち込んだことを明かした。

当初、タイトルを見た津田は「〇〇の撮休」のようなテレビ番組のパロディやバラエティ企画だと誤解していたが、監督から映画であると説明を受け、その後完成した脚本を読んで驚愕したという。脚本には、津田がカラオケボックスでセリフを覚える習慣や、娘と映画に行くことが実際の「撮休(休日)」であるといった、監督に話していないはずの私生活がリアルに描かれていたからだ。監督はこれについて「想像で書いたら割と当たっていた」と語り、会場の笑いを誘った。

撮影は2年半前の夏に行われた。津田は、俳優としてもスタッフとしても活動する集団「playApart(プレイアパート)」が制作に参加していたことに触れ、俳優の気持ちを理解したスタッフのサポートがあったおかげで「物語と現実の境目がほぼなかった」と振り返った。特に、自分自身を演じることで「演技という技術を捨て、カメラの前でただ気持ちのままに存在する」という、俳優として目指していた境地に達することができたと熱く語った。
一方、萱野監督は本作の演出について、多くのNGを出しながら俳優と共にゴールを目指すスタイルをとったといい、津田も「ゴールが見えている監督と伴走できた」と信頼を寄せた。最後に監督は、本作について「津田さんのかわいいところがたくさん見られる『津田寛治のアイドルムービー』だと思って撮った」と独自の視点を披露。津田が「裸のシーンもあった」と照れ笑いを浮かべる一幕もあった。

映画『津田寛治に撮休はない』は、2026年3月28日より新宿K’s cinemaほか全国で順次公開される。

映画『津田寛治に撮休はない』
津田寛治
平澤由理 一ノ瀬竜 こばやし元樹 篠田諒 中村祐美子 / 井口昇 駒井蓮 岩崎ひろみ 渡辺哲
脚本・監督:萱野孝幸
プロデューサー:中村祐美子 / 酒井翔太郎 企画:萱野孝幸 / 中村祐美子
音楽:松下雅史 撮影&照明:宗大介 編集:萱野孝幸 録音:地福聖ニ 美術:小島圭
ヘアメイク:馬場エミリ 衣裳:天希衣絵菜 助監督:城也 ラインプロデューサー:原田光
製作:KAYANOFILM 制作:KAYANOFILM / playApart
配給:アークエンタテインメント 配給協力:クロスメディア
2025|日本|カラー|114分 映倫|G ©映画『津田寛治に撮休はない』製作委員会
公式サイト:https://www.satsukyu.com/ 公式X:@SatsukyuMovie
2026年3月28日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開

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