さとこはいつも

『さとこはいつも』先行上映会を開催 有村架純、石田ひかり、姫野花春らキャスト陣が撮影秘話や作品への愛を語り尽くす

沖田修一監督の長編デビュー20周年記念作『さとこはいつも』の舞台挨拶付き東京先行上映会が9日、TOHOシネマズ日比谷で開催された。本作は、世代や環境の異なる3人の「さとこ」が自分の人生を物語として書き始める姿を描く作品だ。会場にはトリプル主演の有村架純、石田ひかり、姫野花春をはじめ、青木柚、吉田羊、筒井道隆ら豪華キャスト陣が集結した。撮影時のエピソードや著名人からの応援コメントが披露されたほか、欠席した沖田監督からの手紙も代読され、温かな熱気に包まれたイベントの模様をレポートする。

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■ 映画『さとこはいつも』先行上映会 舞台挨拶

登壇者が語る作品への想いと豪華な共演

上映直後の熱気が冷めやらぬ中で行われたイベントには、司会の奥浜レイラの進行のもとキャスト陣が登壇した。35歳の西田沙都子役を務めた有村架純は、もともと沖田監督のファンであったことを明かし、20周年という記念すべき作品に関われた幸せを笑顔で語った。55歳の飯島里子役を演じた石田ひかりは、約1年前の撮影を振り返りながら、自身にとっても大好きな作品を観客に届けられる喜びを表現した。約300人のオーディションから抜擢され、本作で映画初出演および初主演を果たした15歳の中井聡子役の姫野花春は、控室でエンディング曲を聞きながら撮影当時を思い出していたと語り、胸いっぱいの表情を見せた。また、青木柚、吉田羊、筒井道隆も悪天候の中で来場した観客へ感謝の言葉を述べた。

現場の熱気伝える撮影秘話とユニークな役作り

トークセッションでは、出演者たちの深い役作りや撮影中のエピソードが明かされた。国語教師役を演じた吉田羊は、姫野の堂々とした演技と存在感を称賛した上で、自身が演じた役柄について「実は作家志望で、すでに1冊本を出しており、作中では2冊目の『王将』という本の構想を練っている」という沖田監督による裏設定があったことを明かした。不倫相手の妻とのシーンを演じた有村は、台本にあった「痛い」という言葉をそのまま表現したことや、共演したオダギリジョーのアドリブ演技によるパニックぶりがおかしく、笑いを耐えるのが大変だったという舞台裏を語った。さらに、学生結婚した夫婦役で33年ぶりの共演となった石田と筒井は、玄関でお弁当箱を渡す一瞬のシーンのために、筒井が食材を刻んで調理する工程から丁寧に自主練習を重ねていたという独特な役作りを明かし、会場の笑いを誘った。

著名人からの絶賛コメントと監督からのメッセージ

ステージ上に設置された著名人やマスコミ約40名分の応援コメントボードからは、登壇者がそれぞれ惹かれたメッセージを選んで紹介した。青木柚はライターの須永貴子氏による「青木柚ウォッチャーへ。これは見逃し厳禁の課題映画です」という愛のあるコメントを選出し、筒井道隆は石川慶監督からの作品の優しさを称える言葉を紹介した。吉田羊はフリーアナウンサーの笠井信輔氏による新人・姫野花春の圧倒的存在感を絶賛するコメントを読み上げ、姫野自身も柄本佑氏のコメントに共感を示した。また、石田ひかりは「ものを書くことはよりよく生きること」という一文に感銘を受けた旨を語り、有村架純は釜山国際映画祭コンペティション部門への正式出品決定に伴う映画祭選出者からのメッセージを力強く披露した。イベントの終盤には、撮影のため欠席となった沖田修一監督からの温かな手紙が代読され、最後は全員で「3」の手を作る「さとこはいつもポーズ」を披露してフォトセッションに応じた。

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Hajime Minamoto

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