『とおいらいめい』、予告編&新たな場面写真公開。キャスト、片岡礼子らの推薦コメント到着

『とおいらいめい』、予告編&新たな場面写真公開。キャスト、片岡礼子らの推薦コメント到着

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022の国際長編部門に、日本映画では唯一正式出品されている映画『とおいらいめい』。8月27日(土)〜9月23日(金)に池袋シネマ・ロサにて4週間レイトショー公開されるのを前にして、予告編と新たな場面写真が公開された。
また、田中美晴が演じる次女・花音(かのん)の小学校の同級生・良平役のミネオショウ、良平の妻・恭子役の大須みづほのほか、CMディレクター、イラストレーター、俳優、放送作家ら多方面の方の推薦コメントが届いた。
本作は、東京で半年以上のロングランヒットとなった『ベイビーわるきゅーれ』で初主演し、舞台「鬼滅の刃」の竈門禰豆子役でも注目されている髙石あかり、ドラマ「半沢直樹」の吹越ともみ、日仏合作『MINORI』でフランスで話題になった田中美晴がトリプル主演を務め、人類の滅亡を前にゆっくりと家族になっていく姉2人と腹違いの妹を描く。

とおいらいめい
髙石あかり(三女・宮田音 役)   ©ルネシネマ 場面写真

とおいらいめい

吹越ともみ(長女・宮田絢音 役)   ©ルネシネマ 場面写真

とおいらいめい
田中美晴(次女・宮田花音 役)   ©ルネシネマ 場面写真

■ 映画『とおいらいめい』コメント

<良平役:ミネオショウ> 
僕が演じた良平は、地元に残ったことや子供を産もうと決めた自分の選択に、どこか後悔して生きている不器用な人間です。
過去を思い出して哀しみたがる自分に思考は似ているなと思いました。
そして三姉妹の次女(花音)と同級生ですが、1番上のお姉さん(絢音)のことを実は昔好きだった。。という気持ちで演じた気がします。
当然隠してるので画面からは伝わらないと思いますが。

彗星を破壊するチームを結成して宇宙に行ってきます!!的な映画ではありませんがジワジワと迫る世界の終わりを感じてほしいです。
特にラストシーンは映画館の大きなスクリーンで見てほしいです!
それを目撃した時きっと戸惑いはあるかもしれませんが、是非劇場でその瞬間を共に目撃してほしいです。

とおいらいめい
写真中央) ミネオショウ(良平 役)   ©ルネシネマ 場面写真

<恭子役:大須みづほ コメント>
自分の命よりも大事な息子の成長をみることが叶わない恭子を、絶望的な運命に自分が壊れてしまわないよう、息子以外に心を閉ざしてしまった人と捉えました。

恭子は息子以外のことはどうでもよくて、息子のことで頭がいっぱいという人物です。息子と2人きりのときは、恭子はきっと笑っていたと思います。夫の良平や、三姉妹たちの存在は、目の隅に流れるようにいて、あまり興味がないと思いながら演じました。

完成した映画を観て、彗星も雲の流れも、ものすごく速いスピードのはずなのに、こちらからはゆっくりにしか見えなくて、不思議で美しくて、悲しいなと思いました。私たちは宇宙の中の一部なんだなと途方もない気持ちになりました。

ぜひ、登場人物それぞれの生き方を見てほしいです。劇場でしか味わえない美しさと悲しさがあります。映画館でお待ちしてます。

とおいらいめい
大須みづほ(良平の妻・恭子 役)   ©ルネシネマ 場面写真

<宮川博至(CMディレクター)>
いつも見ている瀬戸内海がこんなにも美しく、そして儚く映画に寄り添っていることに嫉妬した。
明日、世界が終わるとしてもただ悲観するだけでなく、大切な人と、今ある「生」を喜びたいと思った。

<坂内拓(イラストレーター)>
望まない未来を前に、ひたむきに生きようとする姉妹の姿勢が切なくも逞しく美しい。
人が守るもの、手放したいもの、最後に想うもの。あたりまえの日常は、常に脆く壊れやすいということが、この時代に一層のリアリティーをもった風景として重なる。
ラストシーン、波音とともにきこえた小さな声は、とおくまで響いているようだった。

<片岡礼子(俳優)>
すべきことは何かと思案し、優しく消えた魂の亡骸を弔うこともない世界の終わりには心底悲しんだ。
抗うべく僅かな希望で発光してるような姉妹と静かな海。
行動の時が来てると彼らに言われたようだった。

<松崎まこと(映画活動家/放送作家)>
世界が刻一刻と終わりに近づいていく中で、はじめて“家族”となっていく三姉妹の物語に、胸がギュッと搾られた。
とてつもなく残酷ながら、淡く儚い夢のような美しい“終幕”が、大橋隆行の監督人生の本格的な“開幕”となることを、願ってやまない。

■ 映画『とおいらいめい』作品概要

【あらすじ】
彗星の衝突により人類の滅亡が数ヶ月後に迫った2020年。小学生だった1999年にノストラダムスの予言を信じ、家出をした長女・絢音と次女・花音と、その後生まれた腹違いの妹・音が、初めて一緒に生活することになる。
絢音は、彗星の衝突を前にシェルターの個室の設計を担当しており、暴力によるシェルター強奪の危険と隣り合わせの日々。花音は、帰郷を機に、妻とうまくいっていない妻子持ちの小学校の同級生・良平と再会。音は、未成年ながらひょんなことから飲み会サークルと出会い、飲んだ帰りに花音が良平にキスするのを目撃。
互いに踏み込めず、すれ違う三姉妹は、世界の終わりを前に、本当の家族になれるのか。

【クレジット】
髙石あかり 吹越ともみ 田中美晴
ミネオショウ 大須みづほ 森徠夢 武井美優
古矢航之介 三原哲郎 川辺純子 石橋征太郎 大田恵里圭 園山敬介 タカ海馬 荒井啓仁 舞木ひと美
藤田健彦 しゅはまはるみ

企画・製作・配給:ルネシネマ
監督・脚本:大橋隆行
原作:とおいらいめい(2004年上演舞台)
撮影監督:長谷川朋史  音楽:上久保汐李  助監督:原啓仙/渡辺喜子
録音:長沼優可/小牧将人/寒川聖美  ヘアメイク:大貫茉央/早川葵
制作:藤田健彦/大原昌典  フードコーディネーター:荒井啓仁
アクションコーディネーター:タカ海馬  ガンエフェクト:小暮法大
協力:岡山県フィルムコミッション協議会/せとうちフィルムコミッション/瀬戸内市商工観光課/備前市役所産業観光課/厚木土木事務所/相模原水系広域ダム管理事務所
2022年/日本/シネマスコープ/ステレオ/150分 ©ルネシネマ
公式サイト: runecinema.com/tooiraimei/
Twitter: https://twitter.com/tooiraimei
Facebook: https://www.facebook.com/rune.tooiraimei/

8/27(土)〜9/23(金)池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開

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