映画『瞬きまで』上映初日舞台挨拶。上映期間延長。併映作上映発表。

映画『瞬きまで』上映初日舞台挨拶。上映期間延長。併映作上映発表。

8月5日(土)、池袋シネマ・ロサにて、映画『瞬きまで』が上映初日を迎えた。上映後舞台挨拶には、舞木ひと美、池田良、仁科かりん、髙橋雄祐、イトウハルヒ、藤田健彦、長谷川朋史監督が登壇。キャストがあらためて作品を観て感じたことを語った。

瞬きまで

■ 映画『瞬きまで』

STORY
人気小説家、朱鷺田亜美(舞木ひと美)は、小学生の一人息子の親権をめぐって離婚調停中。そんなある日、仕事場であるマンションに、夜の間だけ部屋を貸して欲しいという謎の男(池田 良)が現れる。担当編集者、飯島玲子(仁科かりん)の反対にあうも興味本位で部屋を貸す亜美。謎の男はどうやら向かいのマンションを望遠鏡で覗くつもりらしい。翌朝、部屋に残された望遠鏡を何気なく覗いた玲子。そこに映ったのは、幼子の虐待現場だった。
亜美の書いたベストセラー小説「雪月花」は母親から虐待を受けた少女の物語。
向かいのマンションの出来事は、はたして偶然か、必然か?

■ 映画『瞬きまで』上映初日舞台挨拶

撮影から1年以上経過した本作。撮影自体は4日間で行われ、昼パートと夜パートに分かれ、撮影中に顔を合わせることがなかったキャストもいるかもしれないとのことが長谷川監督から語られた。

謎の男役の池田さんは、あらためて作品を観た感想として、暗さや後ろ姿で、自身が映っていないことを例に挙げ、「その分、いろいろ想像していただく余白があるのかなと思った。」と考えを述べた。

池田さんは撮影時の望遠鏡を覗く際に、覗いた先にあるものに対していろいろと思っていたことがあったという。その時の感情の記憶が池田さん自身にはあるが、映画を観る方がどう想像したにか気になるので、SNS等に細かく感想を書いていただきたいと呼びかけた。

瞬きまで
瞬きまで
池田良

髙橋さんは撮影時にキャラクターを大きく変化させたという。撮影当日に刑事役として作りこんできた髙橋さんに対し、長谷川監督は「それじゃない。」と伝えたエピソードを明かした。

瞬きまで
髙橋雄祐

イトウさんは自身のシーンを1カットしか撮ってくれなかったことを明かし、お願いして撮ってもらった別カットも本編で使われなかったと語った。

瞬きまで
イトウハルヒ

それに対して長谷川監督は、「反対側の画も良かったんだけど、家族って語られてそれを聞いてる人がどう思うのかが家族という意味だと思ったので、あそこはあれしかないというふうに思った。」と説明した。

瞬きまで
長谷川朋史監督

藤田さんは作品を観て、想像させられる作品だと思ったと感想を述べた。家族について語られる話の中で、“家族”という言葉を発していないのは管理人役の自分だけだと明かした。

瞬きまで
藤田健彦

仁科さんは撮影にあたり、役作りを絶対にしないで自分のままでいて欲しいと伝えられ、初めて自分がどういう性格なのかと考えたという。

瞬きまで
仁科かりん

舞木さんは、池田さんとは初共演。高橋さんは『あらのの果て』で共演。仁科さんとイトウさんはオーディションで選んで、いつものルネシネマという団体での作品作りの中に新たな仲間が加わったことを語った。
本作は舞台で上演されたことがあり、映画化にあたってはこのキャストの皆さんがいたから、しっかりと再現・実現できたと思ったと感想を述べた。

瞬きまで
舞木ひと美

舞台挨拶の締めくくりに本作の上映期間が1週間から2週間に延長されたことが発表された。また、2週目のイベント開催や、イベントの無い日には、長谷川監督のデビュー作『かぞくあわせ』の第一話『左腕サイケデリック』の併映も行われるという。

詳細は、池袋シネマ・ロサのサイトにてご確認ください。

瞬きまで


映画 『瞬きまで』

【クレジット】
舞木ひと美
池田良
仁科かりん
髙橋雄祐
イトウハルヒ
藤田健彦
しゅはまはるみ
脚本・監督・撮影:長谷川朋史
録音:寒川聖美
ヘアメイク:大貫茉央 古川鮎佳
助監督:木下千加
制作:藤田健彦 しゅはまはるみ
美術応援:及部文人
編集:長谷川朋史
プロデューサー:舞木ひと美
製作:ルネサンスデザイニング有限会社
配給:ルネシネマ
<2022 年/日本/16:9/ステレオ/78 分>
©ルネシネマ
公式サイト https://runecinema.com/matataki/

ルネシネマ公式X(Twitter) https://twitter.com/rune_cinema

8月5日(土)〜8月18日(金)池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開

瞬きまで

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