上村奈帆監督『僕の一番好きだった人』上映決定。W主演の平野鈴、長谷川葉生のコメント到着

上村奈帆監督『僕の一番好きだった人』上映決定。W主演の平野鈴、長谷川葉生のコメント到着

4/30(土)~5/6(金)GWに、池袋シネマ・ロサにて上村奈帆監督『僕の一番好きだった人』の上映が決定。本作は、人里離れた日本家屋で出会い、惹かれあった二人の人間の心模様を繊細に描いた中編映画。
濱口竜介監督作「親密さ」での主演映画がデビュー作となる平野鈴と、上村監督「書くが、まま」にも出演している長谷川葉生がW主演を務めている。
2021年には、米・ロードアイランド国際映画祭にもノミネートされた本作。W主演の平野鈴、長谷川葉生と上村奈帆監督のコメントが公開された。

僕の一番好きだった人

■ 映画『僕の一番好きだった人』

心が触れ合ったのが一瞬しかないのなら
この愛に、意味はあるのか?

〈introduction〉
赤の他人だった者の時間が束の間、交点のように交ざり合う一瞬がある。二本の線として流れていた二人の人生は、一つの点となって重なり合う。
脆く儚い心の交点を、映画に刻みつけるかのように遺した一作。

〈story〉
ある夜、入水自殺を図る悠。結局死ぬことは選ばず陸にあがってくる。
と、叶絵という一人の女性がその姿に恋をする。
悠をモデルに絵を描く叶絵。心と体が溶け合うふたりきりの時間はまるで永遠に思えたが…。

▼コメント

平野鈴
この作品について、今わたくしは言葉にすることを試みているのですが、正直なところ充分なものが思い浮かびません。あの場所にあった暑さ、光、におい、音、足裏の感覚、空気の流れ、目前の彼女、そういう、言葉では捉まえきれないものたちが真っ先に浮かんでくるからです。悠であった自分は身体でそれらを理解しました。
きっと全て映っていると思います。
真っ暗な劇場で我々の在った時間が改めて流れることを、どなたかが受け取ってくださるかもしれないこの機会を頂けたことを、心から嬉しく思います。

長谷川葉生
自分にも外の世界に対しても嘘のつけない、上村監督だから作れる映画だなと思っています。叶絵の心の中のことや、わたし自身の心の中のこともいろいろ話し合い、共演者の平野さんと時間を重ね、スタッフさんたちが作り上げてくださった空間に身体を委ねて過ごしました。シネマロサ様で上映していただけること、お客様に見ていただける事がとても嬉しいです。ありがとうございます。

上村奈帆
在ったはずの心と在ったはずの体を、在ったはずの時間と共にのこしておきたい。それがこの「僕の一番好きだった人」という作品の原点です。
撮影では、少人数体制で密度の濃い時間を共有しながら、出演の平野鈴さん、長谷川葉生さんと言葉や呼吸、あらゆる対話を繰り返し行いました。劇中の絵画には、西山真来さんにもご出演いただきました。
貴重な上映の機会をありがとうございます。池袋シネマ・ロサの暗闇に、どうかあの夏がよみがえります様に。

▼キャスト、スタッフ

〈cast〉
平野鈴 長谷川葉生 西山真来(劇中絵画出演)

〈staff〉
脚本・監督・編集:上村奈帆
音楽:猪野進一
撮影:重田純輝
照明:水瀬貴寛
録音:横田彰文
制作:藤崎仁志
撮影:助手殿村亮
整音:五十嵐猛吏
ヘアメイク協力:二宮菜緒
劇中絵画出演:西山真来
英語字幕:蔭山歩美 ジョナサン・M・ホール
DCP マスタリング:清原真治
協力:並木恵祐 多古町
2022年/日本/44分/カラー/DCP/©KamimuraNaho ShigetaJunki

▼公開情報

〈スケジュール〉
2022年4月30日(金)〜5月6日(土)

〈料金〉
一般・大学生¥1,300
高校生以下¥1,000
シニア¥1,100

〈劇場サイト〉
池袋シネマ・ロサ https://www.cinemarosa.net/

池袋シネマ・ロサにて、GW 限定1週間特別上映決定!

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