野本梢新作中編『思い立っても凶日』劇場公開決定。クラウドファンディング開始。

野本梢新作中編『思い立っても凶日』劇場公開決定。クラウドファンディング開始。

野本梢新作中編『思い立っても凶日』が、6/1-6/7の1週間、大阪の十三にあるシアターセブンにて劇場公開。本作は、俳優の田村魁成が主演・プロデュース、野本梢が監督を務める中編映画。Motion Galleryにてクラウドファンディングを開始する。野本作品にはめずらしく、コメディ要素がありながら、凶日の思い出を乗り越えていく“ほろ苦い”作品。

■ 野本梢新作中編「思い立っても凶日」

大阪市西成区出身の俳優・田村魁成が、出演作の『彼女たちの話』の監督の野本梢にオファーし実現した企画です。2023年に撮影され、第24回TAMA NEW WAVEのある視点部門でも上映された。

田村演じる主人公の誠、高校時代からの腐れ縁である未生(みお)を「オーファンズ・ブルース」や「オーガスト・マイ・ヘブン」の村上由規乃、誠が恋焦がれ、同じ部活出身ながら未生と距離のある秋保役に、「浮かぶ」で主演を務めた田中なつ、他に映画、舞台と幅広く活躍する吉川流光、榎本桜、藤主税、三浦健人など、実力派俳優陣が脇を固める。

クラウドファンディングは2024年4月30日まで行われる。

▼STORY

「最悪や」が口癖の誠は高校生のとき、キャプテンの未生に頼まれ、女子フットサル部の引退試合を手伝った。そのとき、未生の采配によって試合に出られなかった秋保を励まそうとするも、未生に遮られ微妙な空気のまま別れる。卒業してからも秋保を想い続け、ある特技で惹きつけようともがく誠。しかし、不運が続き、現実を突きつけられていく中で、あの凶日の真実に気づいていく。

▼キャストプロフィール&コメント

企画・プロデュース 田上誠 役/田村 魁成(たむら・かいせい)

〈コメント〉
お世話になっております。田村魁成です。本作に少しでも興味を持っていただき、ありがとうございます。
みなさんは人生終わったな……って瞬間はありますか? 人生終わったな……まで行かなくても、今日疲れたなあ、モチベーションないなあぐらいはあります? 僕はおそらく800回ぐらいはあります。あ、ちょっと盛りすぎたかも知れません。でも不思議なことに、その時々で少しだけ、ほんの少しだけ救ってくれる、人、出来事、作品に巡り会えて今があります。
僕もそんな作品を残したいと思い、長きに渡って”人間”の”中身”をテーマに、多くの人を魅了してきた野本梢監督にお願いをして、打ち合わせに打ち合わせを重ね、企画を立ち上げました。
自分にとっての最悪の出来事は、誰かにとってはちっぽけかもしれない。自分にとってのちっぽけな出来事は誰かにとっては凄いことかもしれないと、僕は思います。
そんな誰かの「凶日」に寄り添い、背中をそっと押してくれる映画ができました。
たくさんの方にご覧いただけたら嬉しいです。

田村魁成


〈プロフィール〉
1997年7月14日生まれ。大阪府出身。大学卒業後、役者を始める。特徴的な顔立ちから、何かに困っていたり、不幸になる役が多い。プロデュースとしては、本作のほか、『晴れときどき、雨ときどき』(小池匠監督)出演も映画に限らず、舞台、CM、MVと多数。TVCM『クラフトボスソイラテ失恋篇』『Sales hub』『リクルートエージェント 転職に詳しい人篇』ドラマ『おい!ハンサムseason2』『舟を編む〜私、辞書つくります〜』など。


横山未生 役/村上 由規乃(むらかみ・ゆきの)


〈コメント〉
田村魁成さんの不思議な軽やかさのある個性的な存在が野本梢監督の世界観と交差して、ユーモアに溢れる作品です。
たくさんの方に見ていただけるようご支援のほどよろしくお願いいたします。

村上由規乃


〈プロフィール〉
1994年生まれ。主な映画出演作は『オーガスト・マイヘヴン』(24/工藤梨穂監督)、『うってつけの日』(23/岩﨑敢志監督)、ドラマ『僕の手を売ります』等。


高山秋保 役/田中なつ(たなか・なつ)
1999年生まれ、大阪府出身。2018年のデビュー作『アイスと雨音』(松居大悟監督)で注目を集め、『浮かぶ』は自身初の長編映画主演作となった。その他の主な映画出演作に、『テロルンとルンルン』(18/宮川博至監督)、『下鴨ボーイズドントクライ』(18/篠田知典監督)、『賭ケグルイ』(19/英勉監督)、Netflix『彼女』(21/廣木隆一監督)など。また舞台・テレビドラマ・広告などにも出演歴多数。

田中なつ


富岡竜二 役 吉川流光 (よしかわ・りゅう)
『逃亡者たちの家』(作・演出:高橋いさを)で舞台役者デビュー。故萩原流行の付き人を経て、舞台や映画で活躍。自主・商業の枠に捉われず、映画を中心に活動。2015年4月28日に、吉河龍から吉川流光に芸名を改名。2022年から映画プロデューサーとしても活動中。小島彩乃と共に『A-train production』を設立し所属している。

(吉川流光

神林哲也 役/榎本 桜(えのもと・さくら)
千葉県出身。持ち味の素直な性格から少年の様な役や、暴力性を含んだチンピラ役まで幅広く演じる。現在は俳優で構成された制作会社の代表も務める。主な出演作に映画『みんな生きている〜二つ目の誕生日〜』(23/両沢和幸監督)、『クオリア』(23/牛丸亮監督)、『あっちこっちじゃあにー』(23/松本卓也監督)、ドラマBS松竹東急『アイドル失格』(24/ファン感謝祭MC役)、SUN『ライ麦畑でGIGをして』(24/1話、3話 金子役)などがある。

左)榎本桜 右)村上由規乃


君島護 役/藤 主税(とう・ちから)
1995年生まれ。福岡県出身。2016年より演劇を中心に出演。
2018年に演劇ユニット『愚者愚者』を結成し、座長として5年間活動。知的障害、脳性麻痺、薬物中毒者など、様々な難役を演じ評価を得る。
『Share the Pain』(18/中嶋駿介監督)にて福岡インディペンデント映画祭2020俳優賞受賞。『クオリア』(23/牛丸亮監督)にてメインキャストで出演。他にも次回出演作を控えている。

藤主税

▼監督プロフィール&コメント

野本梢(のもと・こずえ)


〈コメント〉
本作は主演の田村魁成さんの不運さと妙な特技からアイディアを得て始まったのですが、
では運の良さ・悪さとは何なんだという疑問を経て、また村上由規乃さんのある表情に出会ったことで、きっと多くの方に思い当たる節のあるだろう記憶の物語へと変化しました。
たまには記憶を曖昧にして生き延びることも、肯定してもらえたらいいなと思っています。


〈プロフィール〉
埼玉県出身。学習院大学文学部在学時より MV 制作会社に所属し、卒業後はスポーツインストラクターやテレビ局の事務などで働きながら、シナリオ・センター、映画24区、ニューシネマワークショップに通う。卒業後、短編映画を制作し、2019年製作の『次は何に生まれましょうか』(主演:根矢涼香)が福井駅前短編映画祭 2019 グランプリなど多くの賞を受賞する。 2020 年製作の『愛のくだらない』(主演:藤原麻希)が第14回田辺・弁慶映画祭にてグランプリを受賞、池袋シネマ・ロサ他で公開された。

▼作品情報

映画「思い立っても凶日」
田村魁成 村上由規乃 田中なつ
吉川流光 榎本桜 藤主税 三浦健人 村松和輝 大崎章 南久松真奈 田野真悠 三好紗椰 藤公太 蔦陽子 窪田翔 小川富行 小島彩乃 伊藤由紀 とうふ

監督・脚本 野本梢
撮影・照明 野口高遠 録音 横田彰文 撮影助手 金子愛奈 制作 小松豊生 ヘアメイク 子池絢音 スチール 中川達也 メイキング 岡野祐介 ryota hakamada 整音 久保琢也 音楽 IX 宣伝デザイン 東かほり
企画・プロデュース 田村魁成 アソシエイトプロデューサー 吉川流光

◆リンク

映画「思い立っても凶日」クラファンサイト
https://motion-gallery.net/projects/omoitattemo

シアターセブン公式サイト
https://www.theater-seven.com/index.html

6/1-6/7の1週間、大阪の十三 シアターセブンにて劇場公開

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