映画『恋脳Experiment』初日舞台挨拶。平井亜門をプリンのカップに見立て…(笑)撮影秘話爆笑トーク

映画『恋脳Experiment』初日舞台挨拶。平井亜門をプリンのカップに見立て…(笑)撮影秘話爆笑トーク

2025年2月14日、新宿シネマカリテにて、映画『恋脳Experiment』の初日舞台挨拶が行われました。主演の祷キララさん、共演の平井亜門さん、中島歩さん、そして岡田詩歌監督が登壇し、会場を埋め尽くした観客を前に、撮影の舞台裏や作品への熱い思いを語りました。

■ 映画『恋脳Experiment』初日舞台挨拶

まず、出演者と監督がそれぞれ挨拶。

主演の祷キララさんは、共演の平井亜門さんとのダンス練習に関するユニークなエピソードを明かしました。

舞台挨拶で、出演者たちが撮影中の印象的な出来事を語る中で、祷さんは平井さんとのコンテンポラリーダンスの練習風景について言及しました。祷さんと平井さんは、ダンスの練習を2回ほど一緒に行ったと語りました。しかし、平井さんのスケジュールが合わない時もあったため、ダンスの先生が平井さんの代わりとして、プリンのカップを使い練習をしたとのこと。

祷さんは、先生がプリンカップを平井さんに見立てて、投げたりしながら練習したと説明しました1。さらに、祷さん自身も、プリンカップを相手に平井さんだと思って練習したというシュールな状況を語り、会場の笑いを誘いました

平井亜門さんは、自身のアニメ声優としての経験を実写映画の演技に応用したという、意外なエピソードを明かしました。

舞台挨拶で、撮影中の印象的な出来事について語る中で、平井さんは、劇中のあるシーンでの自身の動きが、別のアニメ声優の仕事で培った経験から生まれたと語りました。平井さんは、別作品でアニメの声優を務めており、その3次元での活動で、アイドル的な動きをしていたとのこと。
そのアニメでの活動で培った動きを、『恋脳Experiment』のあるシーンで、即興で取り入れたと平井さんは説明しました。事前に決められた動きではなく、その場で考えた動きを、アニメのキャラクターになりきって披露したという。

また、平井さんが撮影のためにまずいタバコ(ネオシーダー)を吸ったことも語った。

中島歩さんは、金子エイジ役について、「山登りのシーンも楽しかった」と振り返った。しかし、撮影が順調に進んでいた中、監督から突然、「おにぎりのことを思って泣いてください」という指示があったという。中島さんが演じた役が、おにぎりを食べたくないキャラクターだったため、その感情を表現するために出された演出だった。

これに対し中島さんは、「全然泣けなかった。本当に僕の実力の限界を感じました」と、苦笑いを交えて語った。

舞台挨拶の最後に、岡田監督は観客に対し、「この映画を見て、何か一つでも面白いと感じてもらえたら嬉しい」と述べました。この言葉は、監督自身が作品に込めた情熱と、観客に映画を楽しんでほしいという願いをストレートに表現したもの。
岡田監督は、アニメーション制作を中心に活躍しており、本作が実写長編デビュー作となります。これまでも女性性やジェンダーをテーマにした作品を多く手掛けており、本作では「恋愛にまつわる強迫観念」をテーマに脚本(共同)と監督を務めた。
監督のこのメッセージは、映画が観客にとって、単なる娯楽ではなく、何かを感じ、考え、持ち帰るきっかけとなることを期待していることを示唆しています。また、観客一人ひとりが、映画を通して何かを発見し、楽しんでほしいという監督の願いが込められているのだろう。



映画『恋脳Experiment』



監督:岡⽥詩歌

出演:
祷 キララ『HAPPYEND』『Pachinko2』( Apple TV+)
平井亜⾨ 『アルプススタンドのはしの⽅』『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』
中島 歩 『ナミビアの砂漠』『HAPPYEND』
河井⻘葉 、⼤⽉美⾥果 、佐藤和太 、⼆⾒悠、中⼭雄⽃、 ⾨⽥宗⼤、関⾕翼
⼩林リュージュ、⼩野まりえ、川郷司駿平、佐藤京、中島多羅
脚本: 岡⽥詩歌、岡⽥和⾳ プロデューサー:天野真⼸ エンディング曲:samayuzame「かわいいね」
撮影:熊倉良徳 美術:井上⼼平、園部陽⼀郎 アニメーション:岡⽥詩歌、農場 ⾳楽:⽷井塔 ダンス監修:好光義也
助監督:川⽥真理 ラインプロデューサー:仙⽥⿇⼦ 制作担当:原 夢之助 制作プロダクション:エリセカンパニー

2月14日(金)、新宿シネマカリテほか全国順次公開

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