向き合って話すよりも同じ方向を見て話す方がいい。映画『マイライフ、ママライフ』公開記念舞台挨拶

向き合って話すよりも同じ方向を見て話す方がいい。映画『マイライフ、ママライフ』公開記念舞台挨拶

4月2日(土)渋谷HUMAXにて、映画『マイライフ、マイライフ』の公開記念舞台挨拶が行われた。登壇者は、尾花貴絵、鉢嶺杏奈、池田良、狗飼恭子(脚本監修)、亀山睦実監督。本作制作のきっかけや子育て経験のない鉢嶺さんが池田さん宅へあたかも劇中の“家族留学”をするエピソードなどが披露された。

マイライフ、ママライフ

左から)亀山睦実監督、尾花貴絵、鉢嶺杏奈、池田良、狗飼恭子(脚本監修)

■ 映画『マイライフ、ママライフ』公開記念舞台挨拶レポート

▼企画のスタートについて

ー2019年の作品が生み出されたときは、若手監督でオリジナル映画を作ろうっていう企画からスタートしたそうですね。

亀山睦実監督
原作モノではなくて、オリジナルのストーリーで映画をやりませんかというお話をいただきました。

マイライフ、ママライフ
亀山睦実監督

ーそこで選んだのが、子育てと仕事の両立で、悩める女性たちっていう物語だったんですけど、どうしてこのテーマにしようと思ったんですか。

亀山睦実監督
他にもいくつか同時に企画立案してはいたんですけれども、
私がちょうど29歳ぐらいで、「平成が終わります。元号が変わります。」みたいなニュースがあったタイミングだったんですね。
周りの友人たちも結婚したり子供を育てていたり職場復帰しようと考えていたりみたいなところがあって友人たちのそういった日常的な愚痴というんですかね。SNSに彼らの本音がいっぱい広がっていまして、その本音を日々見て「あぁ、そうなんだ」って思っているのと同時に、やっぱり世の中のニュースでも、女性たちが結婚はしたけど、子どもをつくるタイミングがつかめないとか
職場の環境的になかなか持とうと思っても、うまくできないっていうようなことがニュースにあって
「それって私の友人たちだけじゃなくて本当に日本社会の世の中全体も抱えてる問題なんだ」っていうのが一個ちょっと衝撃的だったんですよね。
これをちょうど平成を30年生きてきた人たちが人生のターニングポイントに来てるっていうことも合わせて元号が変わる、令和になるっていうこともあったので、私達平成世代が持っている感情というものをしっかり物語に落とし込んだ方がいいんだろうなと思って作りました。

▼脚本監修について

ーこれだけの物語を生み出してすごくリアルだったんですけど、脚本監修をされた狗飼さんに質問します。今回脚本監修でこのお仕事をすることになったわけじゃないですか。そのあがってきた脚本を読んでどんな印象をお持ちだったんでしょうか。

狗飼恭子
そうですね。私は監督よりもだいぶ歳が上で、昭和世代なんですけれども。
今平成世代の女の子も私が感じていた苦しみと同じようなものを感じているんだなと思って、何も変化がないことに驚いたりはしました。

マイライフ、ママライフ
狗飼恭子(脚本監修)

▼狗飼恭子さんの脚本監修で印象に残っていることは?

ー狗飼さんからもらった、印象に残っているアドバイスはありますか?

亀山睦実監督
今、狗飼さんがおっしゃったこともそうだったんですけれど、私は比較的、自分の身の回りの人たち・身の周りの同じ世代の人たちが抱えてるものを描いていたつもりだったんですけれど、それが意外と
これまで子育てをされてきた年代が上の女性の方たちも本当に同じことを思ってらっしゃるっていうのが発見でもありました。

あとそもそも長編の映画としての脚本を書く・きちんと商業作品として書かせていただくのは初めてだったので、「あぁ、そうか、脚本ってこうやって書くんだ」みたいな感じでした。大学でもちろん脚本の授業を受けていたので、形式はもちろんわかってはいたつもりではあったんですけど。「そうかこういうこと書かなくていいのか」とか、逆に「こういうことを書いた方がいいのか」みたいな、すごく大学の先生みたいな感じで教えていただきました。

狗飼恭子
監督から生まれてくるものが、とても面白かったので私は本当にガワとかカタチを整えたり、「このシーンを前に持ってきた方がいいんじゃない?」とかそういうようなやりとりをしただけで、脚本監修だなんて名乗ってしまって本当におこがましいなと思います。

ーキャストの方に伺います。鉢嶺さんにうかがいます。今回は働きながら子育てをするっていう沙織を演じられたわけじゃないですか。本当にリアルな今たくさんの人たちがこの映画に共感するであろうキャラクターだったんですけど、どんな印象を持たれましたか?

▼演じた三島沙織の役。鉢嶺さんにとってどんな印象?

鉢嶺杏奈
本当に頑張り屋でまっすぐで優しくて、なんてわからずやの旦那を持ってしまったんだろうって、まず思ったんですけれども。
でも自分がこの役をやるにあたって、初めに台本をもらったときに、まだ母でもない状態だったので、どうやってこの役をやっていけばいいんだろうって不安がすごい多かったんですね。
でも事前に監督とリハーサルをさせてもらったりだとか、自分の母に話を聞いたり、母になった友達に話を聞いたり、池田さんの家にお邪魔して。

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鉢嶺杏奈

池田良
来たよね。

マイライフ、ママライフ
池田良

鉢嶺杏奈
本当にありがとうございます。

池田良
どっちからいいだしたんだっけ?俺から「来る?」って言ったんだよね確か。

鉢嶺杏奈
娘さんが二人いるっておっしゃっていて、「どういう感じ・感覚なんですか?」っていうのを聞いていましたね。
そうしたら、「来ちゃう?」みたいな。「もうそろそろ撮影も近いし、家にきちゃいなよ」ってすごい気軽に言ってくれて、「言っていいんですか?…これが家族留学なんじゃないか?」って。
一番初めに家族留学させてもらって、楽しかったですね、一日。

池田良
いやでもね、楽しかったっていうか、目的は達成されてないかもしれないよね。
基本的に全部やってもらったんですよ。オムツを換えてもらったりとか、ごはんをあげてもらったりとか。でもなんかそれをやる大変さみたいなのを味わったら、役作りに役立つかなと思ったんだけど、楽しそうだったもんね。

鉢嶺杏奈
スッゴイ楽しかったんですよ。スパルタみたいな感じで、「じゃぁ、オムツ換えて」みたいな。
「やったことないのに、突然オムツを!?」みたいな感じだったんですけど。その後奥さんにもお話聞いて、1日の生活をみて、本当にお母さんって、強いなって。家族の前では明るくふるまっているけど、全部、先を読んで細かく準備されて動いてる姿に、「あぁ、池田さん。あなたは奥さんに毎日ありがとうを伝えていますか?」って気持ちがわいてきました。

池田良
いやいや、僕は(劇中の)この人じゃないから。
もうちょっと違うと思うよ。

マイライフ、ママライフ

鉢嶺杏奈
でも池田さんは私が娘さん二人と遊んでいたときに、「パパは何してるのかな?」って、パッて振り返ったら、もうなんか日向のあったかそうなところで猫みたいに寝ていました。

池田良
気づいたらね、今日は面倒をみてくれる人が1人増えたから安心しちゃったんだろうね。

鉢嶺杏奈
なんかすごい幸せなあったかい家族だなっていうのをすごく感じました。すごい幸せな粒子が家中にバーっと広がっていましたよ。

池田良
それは良かったってこと?

鉢嶺杏奈
私はあの時間はすごい良かったなって思いました。実体験をちゃんとできたから、想像だけじゃなくていけたのがよかったです。
本当にそういうふうにして皆さんの力があって沙織という役が出来上がっていたなっていう感じです。

ーそうして結果的に今はお子さんがいらっしゃるじゃないですか。

鉢嶺杏奈
そうなんです。私も去年、男の子を出産いたしまして、やっと沙織に追いついてまいりました。

マイライフ、ママライフ

▼この作品に関わって変わったこと

ーこの作品に関わったことで、考え方は変わりましたか?

鉢嶺杏奈
作品を撮影し終わった後に、自分の人生を考えたときに、
子どもがいても仕事ってできるのかなって不安だったところがあったんですけど、またあの最後に映画でハッピーエンドを迎えた私も、子どもを産んでも仕事できるかもしれない。好きなことやってっていいんだなっていうそういう希望に感じたので、子どもが欲しいなっていう前向きな気持ちになれたんですよ。
なので今の私があるのは、沙織を演じて、「あ、子どもを産んで仕事ができる。自分の道を進んでいっていいんだ。」っていうのがあったから一歩踏み込めたんじゃないかなっていうのを感じてるんで。
だからそういう作品に出会わしてくれた亀山監督には本当に感謝しています。

亀山睦実監督
とんでもございません。
無茶ぶりな役を演じてくれてありがとうございます。

▼ふたりは同期

ーお二人(鉢嶺さんと亀山睦実監督)は大学の同期なんですってね。

亀山睦実監督
はい、大学の同期です。大学時代は一緒に作ったことはないよね。

鉢嶺杏奈
そうなんです。今回、「なんで私を選んでくれたの?」って感じです。

亀山睦実監督
普段のご活躍であの体当たりなことをずっとされているのを見ていたので。

池田良
そんな体当たりの映画でしたっけ、これ。

マイライフ、ママライフ

亀山睦実監督
役柄的に体当たりなところがある映画でした。
なので、「お願いできるかな?杏奈ちゃんなら…」と思いました。

鉢嶺杏奈
ありがとうございます。

ーそうやってね、役だけじゃなくて私生活にも影響を与えたということですものね。

鉢嶺杏奈
子どもができてから観ると、いろんな言葉・台詞一つひとつが胸に突き刺さってくるんですよ。

もちろん役を考えてるときも、「こうだろうな、こうだろうな」っていうふうに考えてやってるんですけど、やっぱり実体験したあとで見ると、こんな言葉を台詞を書いて作品にしてくださった監督、そして脚本監修の狗飼さん。本当にいろんな女性に響くだろうなっていうのをあらためて感じました。

▼尾花さんが綾を演じた感想

ー尾花さんも実際に、子どもを産むって仕事にどう影響するんだって悩みながらの役じゃないですか。その点についてはどうでした?

尾花貴絵
最初に脚本を読んだときには、綾みたいな体験を私はしていないので。
「これはどうやって演じよう…」って悩んでいたときに、ちょうど年齢も同じぐらいで、結婚して妊娠してっていう友達が増えて、似たような経験をした友達が近くにいたんですよ。
なのでそういう経験を話してくれたりしたので、そういうのを取り入れつつ綾とリンクさせてっていうのは、すごくしていきました。
なんかこう、やっぱり傍から見ていると結婚して妊娠して子どもができてってなると、一見幸せそうに見えるけど、実はそうではない面っていうのがすごくいっぱいあって、そういうのを実際に話を聞くと、知ることが多くって、なんか実際に「そういう体験をして、そういう感情になって」っていうのを聞くと、結構衝撃を受けたんですね。子どもができなくて悩んでいる子とかも実際にやっぱ外に行って公園とかになかなか行けない。子どもを見ると、「自分もこういう子どもがいたのかな」とか、そういう感情になって、つい内にこもってしまうとか、何かそういう体験とかをすごく聴いて、今回私も30歳になるので、何かこう、これからの女性の生き方をすごく考えさせられましたね。

マイライフ、ママライフ
尾花貴絵

ーいろんな生き方をしていいっていうこともね、感じながらもこういう方法論で、夢も実現化、子育てしながらできるかもっていう作り方ですものね。

尾花貴絵
なので初めて脚本を読んだときは不安だったんですよ。「女性ってどうやって生きるのがベストなのか」っていう考えがあったんですけど、何か演じてこういうふうに作品ができたら、不安から希望に変わったというか、こういうふうにも生きれるんだこういう選択肢あるんだっていうふうに感じましたね。

マイライフ、ママライフ

▼考えを改め直した点は?

-今回、池田さんは、黒一点状態ですけど、実際ご自身もお父ちゃまじゃないですか。この映画に関わって、「ちょっとここ、俺的にはちょっと考えなきゃな」と思ったことってあったりするんですか。

池田良
いや僕はこの作品に関わらせていただいた段階では、「俺、こいつよりはやれてるぞ」と思ったんですけど、でも実際に撮影も終わって、実際自分の生活に入って、見てみると、やっぱりその妻に負担をかけてしまっているところとかたくさんあるなということにも気づいて、だからちょっと、それほど自分も変わらないんじゃないかって焦ったりもしました。
だから、そういう意味では自分の家族とのあり方を見つめ直すきっかけになったと思うし、実際そのあとに自分ができる範囲を増やしていこうと思ったし、増えていったと思います…よ。

-具体的には?

池田良
具体的に言っちゃいますか!?
でも、こないだ、例えば僕が仕事で1日いない時とか、妻が1日全てのことをやってくれてるわけじゃないですか。朝起きて子どものご飯を作り、着替えをさせ、洗濯をして、干してとか。そうしたらすぐに昼の時間がきちゃうんで…みたいなのを全部やっていただいてるわけで。
一回それを全部自分でやってみようと思って自分のオフの日にその全部をやったんですよ。
まぁ!大変でしたね。本当に大変ですよあれ。
今日は客席に男性が多そうなので、ちょっと声を大にして言いますけど、本当に大変ですね、家のことを全部やるって、本当に自分の時間がないので、だから、機会がある方は1回やってみるといいなと思いましたし、身をもって知るって大事だなと思いました。それを知ったことで、普段から「今、ちょっと余裕があるからやろうかな」みたいな気持ちは増えましたね。

-感謝の気持ちを持ちながらっていうのは、子どもがいるいないに関わらず大事ですね。

池田良
劇中でベランダで2人で向き合うシーンがあったんですけど、それまでって僕がやらせていただいた役は、どっちかと言うとちゃんと向き合わないというか、自分は外で役割を果たして、家の中のことは妻の役割がちょっと古い考えの人間だったと思うので、夫婦で向き合っていくということをあんまりしなかったと思うんですけど。
あのシーンでちゃんと向き合うことによって、初めてそのお互いの大変さを共有できるとか、そういうシーンだったと思うんです。
何を言いたいか忘れてどっかいってしまいましたが、でもああやって向き合うことってすごく大切だなと思います。

▼向き合って話すよりも…

亀山睦実監督
あのベランダのシーンって、今、“向き合ってる”っておっしゃってましたけど、体の向きとしては向き合ってはないんですよ。

池田良
おぉ、来たな!

亀山睦実監督
体が向き合っていなくても、心を向き合わせるっていうことはできると思うので、夫婦ってわかんないですけども、勝手な想像ですけど、向き合って話すよりも同じ方向を見て話す方が、多分いいと思います。

鉢嶺杏奈
素晴らしい~

ー心を開けますしね。

池田良
そうですね、確かに向き合うってすごい難しいですよね。
だからそのシーンも、あんなに素直にちゃんと伝えるってことは、リアルに言ったらもうちょっと時間がかかるよねと思いますよ。やっぱり。

▼亀山睦実監督からのメッセージ

-では最後に代表して亀山睦実監督、お願いいたします。

亀山睦実監督
こういったお話をこのタイミングで公開できるっていうのは、それ自体のエポックメイキングなことなのかなと思います。やっぱりコロナでいろんな方とお話する機会がぐんと減ってしまって、コミュニケーションを取れるような場所もネットぐらいしかなくてみたいな、ちょっと寂しい状況になってしまっているので、ぜひね、テキストでこうメッセージをやりとりするとかも簡単ではあるんですけれど、やっぱり声を聞くと安心するとかもあるので、なんか電話したりとか、時間が、チャンスがあれば会って話をするとか、なんかそういうことを一つ一つ大事にしていきたい時代になっているかなって思います。実はこれは私から言って良いかわからないですけど全国でも今公開されておりますので、北海道から九州地方まで、ぜひぜひ皆さんのコメントをインターネットで世界に届けていただきたいなと思います。ご感想をお待ちしております。

マイライフ、ママライフ

マイライフ、ママライフ

■ 映画『マイライフ、ママライフ』


妊娠・出産を先延ばしにして、仕事に⽣きる綾。
2⼈の⼦どもを育てながら、働く沙織。
異なる2⼈が、現代⼥性ならではの⽣きづらさを少しずつ解きほぐし、
諦めていた夢に向かってもう⼀度、歩み始めるーーー。

【INTRODUTION】
仕事と⼦育ての両⽴で悩む⼥性たちの経験談を⼊念にリサーチし、ひとりで悩みを抱え込んでしまうワーキングマザー、仕事に夢中で妊娠に前向きになれない⼥性を描いたのは、平成元年⽣まれの⻲⼭睦実。鉢嶺杏奈、尾花貴絵など監督と同世代の俳優たちが等⾝⼤で今を⽣きる⼥性を演じた。夫役の⽔野勝、池⽥良のほか、柳英⾥紗、中⽥クルミなど個性的な⾯々が揃った。また脚本監修に狗飼恭⼦(『⾵の電話』)が参加。現代⼥性がもつ<⽣き⽅>の悩みや、夫との⼦育てをめぐる軋轢などをリアルに描き、第14 回⽥辺・弁慶映画祭では観客賞を受賞。ジェンダーギャップ指数120 位の⽇本の現実を描く。

▼キャスト
鉢嶺杏奈 尾花貴絵
池⽥良 柳英⾥紗 中⽥クルミ 多⽥真翔 澤邊優愛
真辺幸星 ⼭中雄輔 ⾼⽊悠⾐ 蔦陽⼦ ヴァネッサ・パン 広野桜 清瀬やえこ
中野マサアキ 森本のぶ ⽔野勝

▼スタッフ
監督・脚本 ⻲⼭睦実
脚本監修︓狗飼恭⼦ エグゼクティブプロデューサー︓⻲⼭暢央 ⼤和⽥廣樹 浦野⼤輔
プロデューサー︓藤井克依 新居⽇南恵 撮影︓島⼤和 照明︓酒井隆英 録⾳︓⽥中秀樹 美術︓中村哲太郎
⾐装︓部坂尚吾 ヘアメイク︓清⽔彩美 ⾳楽︓久保⽥千陽 助監督︓⼩泉宗仁 主題歌︓⼩⽟しのぶ
製作︓Kugumi 配給宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト 配給協⼒︓ミカタ・エンタテインメント
2021年|⽇本|カラー|86分 c2021「マイライフ、ママライフ」製作委員会

公式HP: https://mymom.mystrikingly.com/
Twitter: https://twitter.com/mymomlife_PJT

4⽉1⽇(⾦)より渋⾕HUMAX シネマほか全国順次ロードショー︕

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