2月11日、池袋HUMAXシネマズにて、映画『INTERFACE 知能機械犯罪公訴部』の舞台挨拶が行われた。この舞台挨拶には、監督・脚本の下向拓生氏をはじめ、キャストの津田寛治さん(前市長 島崎役)、松林慎司さん(警察官 池田役)、松本高士さん(AIエンジニア 上野芝役)、大山真絵子さん(庶務 阿倍野役)、吉見茉莉奈さん(米子天々音役)、長屋和彰さん(特捜部検事 三国役)が登壇し、作品に関する様々なエピソードや今後の展望について語られた。

■ 映画『INTERFACE 知能機械犯罪公訴部』舞台挨拶

舞台挨拶は、阿倍野役の大山真絵子さんの司会で進行し、まずは登壇者それぞれが自己紹介を行った。

その中で、下向拓生監督と津田寛治さんが同じ中学校の先輩後輩であることが明かされ、中学校時代に下向監督が津田さんにビデオレターを依頼したエピソードや、その後、津田さんが運営に携わる映画祭に下向監督さんが作品を応募したという再会秘話が披露された。さらに、新宿駅で偶然再会した際、津田さんから、下向監督が白いフレームの眼鏡をかけていたという印象的な話も紹介され、会場を沸かせた。

撮影中のエピソードとしては、現場が非常に明るく楽しい雰囲気であったこと、主演の吉見茉莉奈さんがスタッフの仕事を積極的に手伝っていたこと、津田さんが愛知の街を気に入り、ホテルから撮影現場まで1時間かけて歩いていたことなどが語られた。また、吉見さんが愛知県出身で、実家の車で現場に来て、他の出演者を駅まで送っていたという親しみやすいエピソードも披露された。

津田寛治さんの役柄については、通常悪役が多い津田さんが、今回は逮捕されるシーンがなく、綺麗に終わらせたかったという監督の意図が説明された。監督が津田さんのファンであるという熱意も語られた。
また、松林慎司さんは追加撮影で参加し、その際、吉見茉莉奈さんの立ち振る舞いが素晴らしかったと述べた。

長屋和彰さんは、自身のクランクアップ後に津田さんがキャスティングされたことを知ったと語り、キャスティング前に抱いていた役のイメージとの違いを明かした。

前作『センターライン』との繋がりについても言及され、出演者たちがその作品を観て感じたことなどが語られた。特に、『センターライン』でのセリフの多さや専門用語の難解さに対する驚きや称賛の声が上がった。

今後の展開として、監督がより多くの人に作品を見てもらいたいと語り、映画の続編や、登場人物の兄弟設定など、今後の展開に繋がるような話題も出た。津田さんは、この作品を連続ドラマ化してほしいという希望を語り、会場を盛り上げた。

舞台挨拶の最後には写真撮影の時間が設けられ、メディア関係者と観客席の関係者が壇上に上がり、写真撮影が行われた。SNSでの拡散を促すため、ハッシュタグ「#インターフェイス」の使用が呼びかけられた。また、舞台挨拶後には、出演者全員が参加するサイン会が開催されることが告知され、パンフレットの購入が呼びかけられた。

この舞台挨拶は、登壇者たちの仲の良さや作品への熱意が感じられる、和やかで楽しい雰囲気のうちに幕を閉じた。映画『INTERFACE 知能機械犯罪公訴部』は、人間とAIが共に事件に挑むSF法廷エンターテイメントであり、3部作として劇場公開されている。
