NHK朝ドラ「あんぱん」で注目の木原勝利初主演映画「わかりません」、田中真琴ヒロインの「道草」、片山享監督作がU-NEXTで同時配信!

いま注目の俳優が所属するハイエンド合同会社が製作した映画「わかりません」、「道草」のU-NEXTでの配信が決定。
両作は、ともに2022年に劇場公開し、それぞれ延長上映を重ねる好評を得た作品。「わかりません」はボブ鈴木と木原勝利がダブル主演を務め、それぞれにとって初の映画長編主演作となった。ボブ鈴木、木原勝利という役を演じるという現実とフィクションが混合した仕立てで、売れない俳優が現状を打破すべくもがく滑稽ながらも愛おしい生き様が描れている。
「道草」は青野竜平が主演、田中真琴が長編映画初ヒロインを務め、先行きの見えない画家が道端に捨てられていた絵を売りにだしてしまったことで、虚構の自分についた評価に苦悩し、恋人との関係は綻び、自分の道を見失いもがく青年を繊細な描写で紡いでいる。


両作を監督したのは、ハイエンド合同会社所属の俳優でもあり、近年は監督業で注目を集める片山享。両作が公開された2022年には他3作品の監督作も劇場公開となり話題を集めた。現在、「時のおと」、「かぶと島が浮く日」の新作長編2本の公開を控えている。
木原勝利は、NHKドラマ「3000万」の主要キャスト・坂本役で脚光を浴び、26日に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「あんぱん」で薪鉄子代議士の事務補助員・世良則雄を演じ「30秒だけ時間をあげます」の台詞で話題を集めた。公開中の映画「ベートーヴェン捏造」(監督:関和亮)に出演、さらに「ナイトフラワー」(監督:内田英治)、「恋愛裁判」(監督:深田晃司)と話題作への出演が続いている。
「道草」ヒロインの田中真琴は、本作への出演後、TBS 「インビジブル」、TBS 「夕暮れに、手をつなぐ」、舞台「背信者」、KTV「時をかけるな、恋人たち」、IMM THEATERこけら落とし公演『斑鳩の王子 ー戯史 聖徳太子伝ー』に出演。さらには映画「ほなまた明日」(監督:道本咲希)の主演を務めた他、テレビドラマ・CMにと年々活躍の幅を広げている。
劇場公開から3年を経て、配信展開を通じ今を賑わす俳優陣スタッフが揃った「わかりません」「道草」を是非多くの方々に届けたい。

▼映画「わかりません」

―胸をはれ、おっさん。―

【作品概要】
俳優事務所であるハイエンドが製作する映画シリーズ第一弾。片山監督が俳優駆け出しの頃から慕い、今は同じ事務所にも所属するボブ鈴木を長く知っているからこそ、変えたい、だから撮る、という奇妙な企画で、当初は短編だった。
ラストシーンの撮影を終えた矢先に、片山が「木原勝利の人生ももっと見たい」と、短編ではあくまで助演だった木原に言った。
二人に巻き込まれる格好で、木原勝利の物語が加筆され、大宮将司、柳谷一成、安楽涼と片山作品の常連キャストに加え、カトウシンスケ、瑛蓮ら魅力的な俳優陣を迎え長編化した。
今を笑うことができない俳優、ボブ鈴木と木原勝利というベテランが滑稽なまでにもがく、現実と虚構ないまぜの、おじさん達の切なくも熱いドラマである。


【あらすじ】
俳優であるボブ鈴木と木原勝利。2人は事務所の先輩後輩である。ボブ鈴木は出演作も数知れずとベテランの域にはあるが、昔、苦労を共有した俳優仲間達は売れていき、ふと50歳も越えた自分の現在地に疑問を感じる。そして、どうにか自分を変えようと思い立つが、今更何をどう変えていいのかもわからない。一方、木原は芝居が評価されているが、大きな役で呼ばれるのは小規模予算の現場だけ。妻に「いつ売れるの」と言われても、言い返す言葉もなく現状を飲み込みながら時間は過ぎていく。
一回りも年は違うが、同じような境遇にある二人は肩を並べてもがき始める。しかしうまくいかない。どうしようもなく、生活は続いていってしまう。


【キャスト】
ボブ鈴木 木原勝利
詩野朱布 瑛蓮 大宮将司
斉藤マッチュ 安楽涼 DEG 山本晃大 柳谷一成
片山享 江藤純平 竹下かおり カトウシンスケ

【スタッフ】
監督・脚本・撮影・照明:片山享
劇中劇撮影:深谷祐次 今井哲郎
録音:スズハラリョウジ 録音協力/整音:坂元就 プロデューサー:大松高
宣伝イラスト/題字:葵うたの
主題歌:ナオリュウ「今を笑っていけばいいさ」
制作プロダクション:ハナ映像社
製作:ハイエンド合同会社

【劇場公開日】2022年10月1日
【尺】90分
【コピーライト】©︎ハイエンド合同会社

▼映画「道草」

―遠回りの先に、描いたものー

【作品概要】
俳優事務所であるハイエンドが製作した映画第二弾。2022年10月1日より公開された第一弾『わかりません』に引き続き、片山享が監督を務めた。片山監督は、初長編作「轟音」が第53回 スペイン・シッチェス映画祭や北米最大の日本映画祭「JAPANCUTS 2020」ネクストジェネレーション・コンペティション部門に選出されるなど国内外の映画祭でも高い評価を受けており、今作が22年の5本目の長編劇場公開という驚異的な創作スピードでも話題を集める。
その創作力を支えている俳優出身の監督という出自を生かした演出にも注目が集まる。本作では、凡庸に生きてきた画家が他人の絵・評価・価値観に翻弄されていく様を通じ「自分らしさとは何か」「価値とは何か」という芸術家に限らず普遍的なテーマを巡る物語を抒情的に、かつ鮮烈な描写で見事に紡いでいる。その問いに飲み込まれていく画家・榎本道雄役にはENBUゼミナール シネマプロジェクト発の映画『河童の女』(20)で映画初出演にして主演に抜擢された青野竜平。ヒロインとなる富田サチはネクストブレイクの呼び声高く、映画・ドラマ・舞台と話題作への出演が相次ぐ田中真琴が務めた。そのほか、モデルとしての活動に加えて映画「PARALLEL」(22)など俳優業でも注目のTao、片山組に欠かせぬキャラクターを担う大宮将司のほか、谷仲恵輔、山本晃大、入江崇志ら実力派の俳優陣が揃った。

【あらすじ】
画家の榎本道雄(青野竜平)は、日の目を浴びたキャリアもなく、ごみ収集のバイトで生計を立てている。しかし、そんな生活にも満足していた。ひょんなことから出会った富田サチ(田中真琴)はそんな道雄の絵が好きだと言い、二人は付き合い始める。
幸せな日々がきっかけとなり、それまで思い描いたこともなかった画家としての成功を意識するようになっていくが、道雄の絵は売れない。焦燥感に駆られていたある日、道雄がごみ収集に向かうと自分の作風とは全く異なる激しいタッチの抽象画が捨てられていた…。

【キャスト】
青野竜平 田中真琴
Tao 山本晃大 谷仲恵輔 大宮将司 入江崇史

【スタッフ】
監督・脚本:片山享
撮影:深谷祐次 照明:松島翔平 録音:坂元就 杉本崇志
プロデューサー:大松高 制作:山田夏子 監督補佐:安楽涼 助監督:風間英春
照明応援:小海祈 ヘアメイク:谷口里奈 富田貴代 スタイリスト:磯崎亜矢子 青山新
カラリスト:深谷祐次 整音:坂元就 広告デザイン:櫻井孝佑
絵画提供:大前光平 美術協力:sinden inc. 大門佑輔 制作プロダクション:ハナ映像社
配給・宣伝協力:夢何生 企画・製作:ハイエンド合同会社

【公開日】2022年12月9日
【尺】120分
【コピーライト】 ©︎ハイエンド合同会社

この記事を書いた人 Wrote this article

Hajime Minamoto

TOP