心の隙間を埋める奇妙な教室とは?日常侵蝕系サイコセラピー・スリラー映画『健康ちえのわトランポリン教室』が2026年初夏に公開

自己承認欲求と共依存が渦巻く日常を背景に、ある平凡な夫婦が奇妙な習い事に出会うことで想像を絶する心の救済へと巻き込まれていく様を描いた映画『健康ちえのわトランポリン教室』が、2026年初夏に池袋シネマ・ロサにて劇場公開されることが決定した。本作は石川皓一監督の初長編作品であり、構想に2年、撮影から完成までに3年の歳月を費やして制作された。十三下町映画祭で準グランプリを受賞した野心作の公開決定に併せ、謎めいたティザービジュアルと特報映像も解禁され、人々の関心を集めている。

■ 日常に潜む闇と夫婦の崩壊を描く

物語の主人公は、結婚2年目の専業主婦である結依だ。彼女は夫の恒平や日常からの悪意なき暴力に傷つきながらも、表面上は平穏な日々を送っていた。ある日、結依は街中で「健康ちえのわトランポリン教室」という奇妙な名前の教室を見つける。そこで出会った先生や仲間たちとの交流を通して、彼女はこれまで押し殺してきた本当の自分と向き合い始める。

一方で、夫の恒平もまた、ある人物から告げられた真実によって隠し通してきた心の傷に苛まれるようになる。かけがえのない自分を求めて慰め合っていたはずの夫婦の関係は次第に綻び始め、日常に潜んでいた闇へと飲み込まれていく。

■ 謎が深まるティザービジュアルと特報映像

公開に先駆けて解禁されたティザービジュアルには、街中の掲示板に貼られた教室のチラシが不気味に描かれている。また、特報映像では教室で行われる習い事の一部が映し出されており、いずれも「『健康ちえのわトランポリン教室』って何だ?」という謎がより一層深まる仕上がりとなっている。観る者を“厭な感じ”の虜にしてしまうような独特の雰囲気を持つ本作は、すでに多くの人々の心を侵蝕しつつあるという。

■ 人間の不安を浮き彫りにする石川監督のメッセージ

メガホンを取った石川皓一監督は、プロデューサーの宮沢大と共に映像制作団体「平成ナヌーク」を立ち上げた気鋭の映画監督である。石川監督は本作について、生き苦しさや居心地の悪さといった、確かな形はないが染み出てくる人間の不安を撮りたくて制作したと語っている。

さらに、映画の中で誰が健康で誰が不健康なのかを考えながら観てほしいと呼びかけ、そうすれば劇場を出た時にあなたの街の「教室」が見つかるかもしれないと、作品に込めた深いメッセージを寄せている。田野真悠や下遠航、香賀隆乃といった実力派キャスト陣が織りなす、日常侵蝕系サイコセラピー・スリラーの公開が待ち望まれる。

https://youtu.be/jVUljYk9UOg

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Hajime Minamoto

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