「感動シネマアワード」のGP作。映画『世界は僕らに気づかない』劇場公開が決定。

「感動シネマアワード」のGP作。映画『世界は僕らに気づかない』劇場公開が決定。

芸能事務所「レプロエンタテインメント」が主催する映画製作プロジェクト『感動シネマアワード』でグランプリに輝いた企画を映像化した映画『世界は僕らに気づかない』の今冬の劇場公開が決定。
本作はトランスジェンダーである飯塚花笑監督自身の経験をもとに、8年の構想期間を経て家族・恋愛・進路など思春期ならではの不安定な感情を描き上げ、自らメガホンを取った作品。フィリピンと日本のダブルでゲイの高校生・純悟が、母や恋人との関係を通して心の底から渇望していた愛に出会うまでの物語。
今年の大阪アジアン映画祭でワールドプレミアを迎え、“来るべき才能賞”を受賞。その後、今年5月に開催されたドイツのニッポンコネクションでも上映され、来月開催の富川ファンタスティック国際映画祭、ニューヨークアジアン映画祭での上映も決定し、国際的にも高い評価を得て注目されている。
この度、今冬公開決定の情報が発表。場面写真が公開された。

世界は僕らに気づかない
©「世界は僕らに気づかない」製作委員会

■ 映画『世界は僕らに気づかない/Angry Son』

異なる⽂化を持った⺟親への息⼦の眼差しであり、“愛の問題”についての物語

STORY
群馬県太田市に住む高校生の純悟(18)は、フィリピンパブに勤めるフィリピン人の⺟親を持つ。⽗親の
ことは⺟親から何も聞かされておらず、ただ毎⽉振り込まれる養育費だけが⽗親との繋がりである。
純悟には恋人の優助(18)がいるが、優助からパートナーシップを結ぶことを望まれても、自分の生い立
ちが引け目となり、なかなか決断に踏み込めずにいた。
そんなある日、⺟親のレイナ(41)が再婚したいと、恋人を家に連れて来る。見知らぬ男と一緒に暮らす
ことを嫌がった純悟は、実の⽗親を探すことにするのだが…。

世界は僕らに気づかない
©「世界は僕らに気づかない」製作委員会

飯塚花笑(IIZUKA Kasho)/脚本・監督

世界は僕らに気づかない
飯塚花笑

1990年生まれ。群馬県出身。大学在学中は映画監督の根岸吉太郎、脚本家の加藤正人に学ぶ。トランスジェンダーである自らの経験を元に制作した『僕らの未来』は、ぴあフィルムフェスティバルにて審査員特別賞を受賞。国内のみならずバンクーバー国際映画祭等、国外でも高い評価を得た。大学卒業後は「ひとりキャンプで食って寝る」(TV東京)に脚本で参加。フィルメックス新人監督賞2019を受賞するなど活躍している。2022年1月にはトランスジェンダーとシスジェンダーの10年間を描いた『フタリノ
セカイ』が全国公開された。

■ 作品概要

タイトル『世界は僕らに気づかない』英題『Angry Son』

CAST
堀家一希 GOW
篠原雅史 村山朋果 岡田信浩 宮前隆行 田村菜穂 藤田あまね 鈴木咲莉
加藤亮佑 高野恭⼦ 橘芳美 佐田佑慈
竹下かおり 小野孝弘 関幸治 岩谷健司


STAFF
脚本・監督:飯塚花笑
エグゼクティブプロデューサー:本間憲、和田有啓
プロデューサー:菊地陽介、山田真史、飯塚花笑
協力プロデューサー:志尾睦⼦、佐久間由香里
撮影:角洋介
サウンドデザイン:紫藤佑弥
音楽:佐藤那美
編集:阿部誠
ヘアメイク:浅井美智恵
衣裳:村上久美⼦
スチール:水津惣一郎
脚本監修:中島弘象
助監督:緒方一智
制作担当:久保智彦
宣伝美術:unnoticed
製作:レプロエンタテインメント
配給:Atemo
公式Twitter:@sekaboku_movie
©「世界は僕らに気づかない」製作委員会

2023年 年明けの冬公開予定

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