映画『ひとりたび』公開記念舞台挨拶。石橋夕帆監督、坂ノ上茜、日高七海、里内伽奈が登壇し、撮影秘話と作品への思いを語る

岡本玲が主演を務め、30代女性の等身大の悩みや再生を描く映画『ひとりたび』(石橋夕帆監督)が公開を迎え、公開二日目となる28日、都内劇場にて公開記念舞台挨拶が行われた。イベントには、石橋夕帆監督をはじめ、主人公・美咲の妹である大野絢香役の坂ノ上茜、美咲の友人である遠藤由佳役の日高七海、同じく友人の古賀菜穂子役の里内伽奈らキャスト陣が登壇。3年前に撮影された本作に対する思いや、撮影時の裏話、そしてタイトルに込められた深い意味など、和やかな雰囲気の中で多岐にわたるトークが展開された。

【3年越しの公開、年齢と共に変わる作品の捉え方】  
撮影から3年が経っての公開となり、古賀菜穂子役の里内伽奈は「27歳の時に撮影をして、30の節目になって見てみると見え方が変わった。悩んだり焦ったりしながら走り続けなきゃいけない時期に寄り添い、気づかせてくれる作品」と語った。

遠藤由佳役の日高七海も「私も27歳だった。自分が持っていた感覚と不思議と変わる」と同調した。  また、同窓会幹事の藤原浩輔(演・長村航希)についての話題になり、日高が「最初は『えっ』と思ったが、改めて見たら浩輔が好きになった。電話の『生きててよかった』というセリフにグッときた」と明かすと、石橋監督も賛否両論あるキャラクターだと補足した。

【和歌山と都内近郊での撮影秘話】  
大野絢香役の坂ノ上茜は和歌山でのロケを振り返り、「お寿司を食べたり、ホテルの近くのスパに行ったりと楽しく撮影していた」と満喫していたエピソードを披露した。
 一方で日高と里内は、劇中のファミレスのシーンは物語上は和歌山であるものの、実際は都内近郊の「よく見るファミレス」で撮影されたと明かした。同窓会費を支払うシーンについて里内は、「台本がなく、『どっちがまとめて出すかで一生喋ってて』と言われアドリブだった」と裏話を暴露。石橋監督は「日高は結構勝手なことを喋っていた」と笑いを誘った。
 また、坂ノ上は本作の運転シーンのために2ヶ月で免許を取得したものの、「10キロくらいで走っていて、監督を隣に乗せて緊張感があった」と過酷な撮影を振り返った。

【日常の引っ掛かりをほぐす「ひとりたび」の魅力】  
作品の魅力について、坂ノ上は「日常のちっちゃい引っ掛かりを見て見ぬふりしているところを優しくほぐしてくれる。人それぞれ引っ掛かり方は違うけれど、それでいいんだよと包み込んでくれる映画」と絶賛した。  日高や石橋監督も、美咲たちが夜のファミレスで過ごすシーンをお気に入りに挙げ、日高は「辛い感情があっても、やっぱり友達がいる人生っていいなと思っちゃう」と作品が持つ優しさについて語った。

【タイトル「ひとりたび」に込められた思い】  
最後に石橋監督が、タイトル「ひとりたび」への思いを語った。当初、周囲のキャストやスタッフからは「ダサい」と言われていたが、完成した映画を見て腑に落ちたという。「人生は基本一人旅。いろんな人と出会ったり一緒にいたりするけれど、基本一人で生きて歩いていくということをベースにしている。美咲が立っている様も、生きていくこと自体も一人旅だと思ってこのタイトルにした」と、作品に込めたメッセージを力強く語り、舞台挨拶を締めくくった。


映画『ひとりたび』

【あらすじ】
東京で働く 32 歳の美咲(岡本玲)は、10 年間勤めていた会社に居づらくなり退職。将来が⾒えないまま実家 に帰ることにする。地元で開催された同窓会で、初恋の相⼿が 2 年前に亡くなっていた事を知る美咲。空っぽで あった美咲の⼼が、初恋の思い出で埋め尽くされていく…。

【キャスト】
岡本玲
⻑村航希 坂ノ上茜 岩⽥奏 ⽯⼭愛琉 ⽇⾼七海 ⾥内伽奈 中⼭求⼀郎 ⻑友郁真 / 濱⽥マリ 原⽇出⼦ 平⽥満


【スタッフ】
監督:⽯橋⼣帆 脚本:上村奈帆
撮影:関 瑠惟 照明:中⽥祐介 録⾳:坂元就 美術:畠智哉
スタイリスト:⼩宮⼭芽以 ヘアメイク:安藤メイ 助監督:中村幸貴 制作担当:⼩元咲貴⼦ 編集:⼩笠原⾵
⾳楽:⼭城ショウゴ スチール:松井綾⾳ プロデューサー:⽥中佐知彦

6月27日(土)より新宿K’s cinemaほか全国公開決定!




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Hajime Minamoto

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