世界各国の映画祭で82の賞を獲得し、異例の快進撃を続けている映画『四十九-SEEK』が、7月31日(金)より池袋シネマ・ロサ、kino cinéma 新宿、ほか全国順次公開されることが決定。全国公開に先駆け、映画『四十九-SEEK』の【一色触発!大波乱の完成報告会】を実施!主演の浅野寛介、共演のケイン・コスギ、シェイン・コスギ監督が登壇。イベントの前半、会場が騒然!主演・浅野寛介がケイン・コスギと真っ向対決!浅野VSケイン、まさかの全面衝突へ!?

ステージに登場した本作の主演、プロデューサーを務めた浅野と、シェイン監督が取材陣に挨拶。ケインの順番になり、ケインが英語で挨拶する様子を見たMCが、「日本語でお願いしたい」とリクエスト。すると会場が緊張感に包まれ始める。そんな中、ケインのボディガードがMCにつかみかかり、浅野が間に入って制止しようとしたが、揉み合いとなり会場は騒然。会見用の机の前で乱闘に発展してしまう。乱闘が続く中、浅野が1人にとどめを刺そうとした瞬間、それまで後ろで見ていたケインが浅野に歩み寄り、首を掴むと、それを引き剥がそうとするボディガード。乱闘はおさまることなく、ケインが浅野を机へと投げ飛ばし、浅野は地面に落下。机が真っ二つに割れるハプニングに発展。落下と同時に立ち上がった浅野がケインと対峙し、会場にこの日一番の緊張感が漂う。「一触即発!」のところで、シェイン監督から「カット!」の叫び声が飛ぶと、会場の空気はガラリと変わり、浅野とケインは笑顔を見せた。笑顔の状態でフォトセッションに入ると、取材陣も張り詰めた空気から解放され、笑い声が漏れるように。カメラマンのリクエストに応えながらのフォトセッションが終わると、会見はトークパートへと突入した。


会見場所で繰り広げられたアクションについてシェイン監督は「199点!」と高得点をつけていた。改めて自己紹介をした浅野は「小さい頃からジャッキー・チェンが大好き。武術に出会い、シェインに出会い、アクションスクールで武術を志し、今、役者として精進しています」と笑顔を見せる。中国武術の世界チャンピオンだった経験が本作の撮影に活きているかとの質問に、「そうですね」と答えた浅野は「中国武術は日本ではあまり普及されていなくて。演武なので、ある意味リアルに戦うというよりは”見せる”アクション。そういう意味では今回の映画も”見せる”というところを僕の得意としてできたかなと思います」と自身の経験が映画に反映されていると明かしていた。

日本公開を7月31日控えている本作は、すでに世界の映画祭をまわり、82もの賞を受賞している。本作の制作経緯について浅野は「これだけ賞をいただくというのは、間違いなく1人では無理!」と話し、「シェインさんをはじめケインさんにも入っていただいて、みんなが一丸となったことで賞がいただけたと思っています」と感謝。続けて浅野は「シェインとは30年近くの仲。仲良しだけど、映像を作ることはやってこなかった。そんな中、コロナ禍があって、いろいろと語り合う機会があって。なんかできないかな、みたいに模索していた中で、自分たちでこういうふうに映画を撮ればいいんじゃないかなということになったのが一番最初のきっかけです。その中で、アクション監督の石井靖見さんを呼んで、自分たちで制作、3、4日くらいで撮ろうよ!と話して出来上がったのが、『四十九-SEEK』の前身の短編で13分くらいのものでした。それが、この映画ができたきっかけです」と詳細に説明した。
シェイン監督は浅野との映画制作について「今回は初監督。寛介とお兄ちゃん(ケイン)、そして他のキャストも含めて、このメンバーが揃わなかったら多分(この映画は)できなかったと思います。1人でずっと不安だったと思うし、(スタッフとしては経験がないから)未熟。みんなの力を貸してもらって、アドバイスももらいながら、作品ができたと思っています。僕も感謝しかないです」と制作を振り返りしみじみ。浅野とケインのバトルを振り返り、「もし、2人が本気で戦ったらどっちが勝つ?」とのMCの質問に、浅野が「間違いなくケインさんです」と語る隣で、シェイン監督が「私です!」とお茶目に回答する場面も。会場が笑いに包まれる中、シェイン監督が「お兄ちゃんには小さい頃からボコボコにされていたから…(笑)。完全にお兄ちゃんが勝つと思います」と再びジョークを飛ばす。「全然そんなイメージはない!」と浅野は大声でツッコミ、ケインは余裕の大笑い。するとシェイン監督は笑いをとったことにご機嫌な様子で「30年くらい前の話なので…(ケインに殴られた)怪我は治っています!」とさらに被せて、会場の笑いを誘っていた。

撮影現場の雰囲気についてケインは「すごく明るくて。(監督や浅野が)自分の欲しいイメージもしっかりしていたから、俳優としてすごくやりやすかったです」とニッコリ。シェイン監督はケインの演出について「お兄ちゃんも寛介も、頭の中で大体のイメージができている。経験と才能を活かした方がいいと思っているから、ある程度任せて、本人の強いポイント、長所を自由に出させたほうがいい作品ができると思ったので、そのようにやりました」と振り返っていた。

プロデュース業にについて浅野は「付き人をやっていたこともあるので裏側も見ていて、ある程度は分かっていました。シェインがプロデューサー気質なので、『こうした方がいいんじゃない?』ってアドバイスをしてくれたりして。今回が初めてのプロデューサーでしたが、アドバイザーの方もいらっしゃったし、本当に恵まれた環境で僕はここに立たせていただいたなと思います」と改めて感謝していた。
シェイン監督と浅野のコンビについて「子どもの頃から2人がすごく仲良くしていたのを見てきたので、ちょっとジェラシーがあります」と話したケインは「本当いいコンビ。現場も長く一緒にやっているので、アクションの時もパッとできるのはすごいなって思います」と感心の様子だった。
日本のアクションについて思うところはあるのかとの質問に浅野は「アクションがもっと評価されてもいい方がたくさんいらっしゃると感じる中で、ケインさんが一番前を走っている。そこに僕らは一生懸命ついていく。この業界は、評価を得ないと続かない。そこに『四十九-SEEK』を作った意味があります」と力を込めていた。
『四十九-SEEK』プロジェクトの今後の展開については「僕はアクション映画が大好きですし、シェインさん、ケインさんという存在が僕にとってはすごく大きくて。忍者というところも広げて、映画という仕組みも、もっともっと僕たちができることで変えたいと思っています。声を大にして言いたいのは、映画が産業としてうまくいくにはどうしたらいいかというのを『四十九-SEEK』シリーズでやっていきたいと思っています」と説明。具体的な構想については「役者、スタッフ、映画を作る人たちが、もっと映画を作りたいと思うためには、やっぱり儲けることが必要。映画が産業としてうまくいった時にはこうなるんだ!だったら、もっといいものを作ろう!という考えになるのでは?と思っているし、それをやろうとしています」と補足した浅野は、そのためにも海外へと作品を出し、リクープできるような仕組みを作っていきたいとアピール。シェイン監督は「映画業界は海外ではまだアメリカがトップ。中国とかインドとか、他の国でマーケットを広げれば、もっと『四十九-SEEK』シリーズも含めて、アクション業界を世界中に広げることができると思っています」と力強く語っていた。
イベントの締めには、この日、ハードでキレのあるアクションを披露したケインへ「立ち回り用に何か準備したのか」という質問が飛ぶ。するとケインが笑顔で「パーフェクトボディにしました!」とポーズを決め、しばらくの間、取材陣のカメラのシャッター音が会場内に大きく鳴り響いていた。

映画『四十九-SEEK』
物語
忍者の末裔たちは現代の日本にて名や姿を変え、非政府組織「四十九(シーク)」として秘密裏に任務を遂行する。そのエージェントの中でも屈指の実力を持つ相沢京平(浅野寛介)は、ある潜入任務を通じて己の宿命と向き合うことになる。
生身の人間がぶつかり合う、93分間のノンストップアクション
キャスト
浅野寛介、三浦誠己、菜 葉 菜、弓削智久、小川未祐、吉田美佳子、上村侑、結城貴史、石井靖見
/ ケイン・コスギ
スタッフ
監督・編集:シェイン・コスギ
アクション監督:石井靖見(Japan Action Enterprise)
プロデューサー:浅野寛介、シェイン・コスギ、綾野文咲、浅野博貴
配給:KeyHolder Pictures
7月31日(金)より池袋シネマ・ロサ、kino cinéma 新宿、ほか全国順次公開