渡辺哲初主演映画「OKAERI」クラウドファンディングが最終局面に突入、目標達成後のさらなる展開目指し、締め切りまで残りわずか

名バイプレーヤーの渡辺哲が長編初主演を務める映画『OKAERI – My Dear Fool – 』の製作支援クラウドファンディングが、募集終了まで残り2日となった。本作は、記憶を失っていく77歳の老人と、母を探す6歳のイラン人少女が東京から佐世保を目指すロードムービーだ。クラウドファンディング(MotionGallery)では既に目標額を達成しているが、作品のクオリティ向上や海外展開を見据えたストレッチゴールに向け、10月30日23時59分の終了まで支援を呼びかけている。

記憶を失う老人と少女の絆を描くストーリー
本作は、妻に先立たれて東京・足立区の都営住宅で一人暮らしをする77歳の元アウトロー・松浦和也と、母親を探してイランからやってきた6歳の少女が出会うことから始まる。認知症を患い少しずつ記憶が薄れていく恐怖と向き合う和也は、「サセボにいる母に会いたい」と告げる少女の手を引いて、わずかな所持金を手に東京から長崎・佐世保を目指して旅立つ。黒澤明や北野武ら名監督の作品で知られる渡辺哲が、長いキャリアの中で初となる長編映画主演を務め、不器用で頑固ながら情に厚い主人公を演じる。また、少女の背景にはサヘル・ローズ自身の幼少期の体験や想いも反映されており、世代や国籍を超えて「帰る場所」を探す人々の姿を描いた人間ドラマに仕上がっている。

実力派スタッフと学生が挑むインディペンデント映画
制作陣には日本映画界を代表する実績豊富なスタッフが集結している。企画・プロデュースを務める村岡克彦は、映画『ペコロスの母に会いに行く』などで数々の賞を受賞したプロデューサーである。監督は数々の映画祭で評価を受ける若手実力派の浅沼直也が務め、撮影監督には三谷幸喜作品の撮影を手掛けた髙間賢治が参加する。さらに特別協力として学校法人東放学園が参画しており、東放学園映画アニメCG専門学校の学生たちが制作スタッフとして現場で学びながら参加している点も大きな特徴である。大手映画会社に頼らないインディペンデント体制をとることで、支援者とともに映画の完成までのプロセスを育む試みがなされている。

ストレッチゴール1,000万円と支援コース
クラウドファンディングサイト「MotionGallery」での募集は、目標金額300万円に対し既に集まった資金により、約30分のパイロット版短編映画の制作が決定している。プロジェクトでは最終目標として1,000万円のストレッチゴールを掲げ、70分のフルサイズ劇場版の制作、映画祭への出品や国内劇場公開、さらに海外映画祭や英語字幕対応などのグローバル展開を目指している。 リターンには、お礼メールと活動報告が受け取れる3000円コースや、先行配信視聴権が得られる5000円コース、エンドロールへ名前が掲載される10000円のおすすめコースなど多彩な枠が用意されている。また、完成披露上映会への招待や限定記念台本が提供される高額コースや、企業・団体・個人向けの協賛コースも展開されている。 支援金の受け取り方式は、目標金額の成否に関わらず集まった全額がファンディングされる「All in」方式で運用されている。募集の締め切りは2026年10月30日23時59分となっており、締め切りまで残り2日となる中、制作チームは作品をともに未来へ届ける仲間からの支援を呼びかけている。


映画「OKAERI – My Dear Fool – 」製作支援プロジェクト https://motion-gallery.net/projects/okaeri-movie

映画「OKAERI」公式サイト http://bakayaro.jp/

この記事を書いた人 Wrote this article

Hajime Minamoto

TOP