第39回東京国際映画祭でリリー・フランキー登壇『Diary of a Mad Old Man』Q&A、ユーモア交え主演作の魅力を熱弁

第39回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門にて、谷崎潤一郎の小説を原作とした映画『Diary of a Mad Old Man』の上映後Q&Aイベントが開催された。登壇した主演のリリー・フランキー、ウェイン・ワン監督、斎藤工の3名が揃う中、リリーが終始軽妙なトークで会場の爆笑を誘い、イベントを主導した。本作は2027年夏にテアトル新宿ほか全国公開が決定しており、観客の大きな関心を集める中で、映画の企画背景や撮影の舞台裏、キャスト陣の絆が余すところなく語られる貴重な機会となった。

登壇者の軽妙トークに沸く会場 リリー主導の賑やかなQ&A

2026年11月4日、第39回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門において、映画『Diary of a Mad Old Man』の上映後にQ&Aイベントが執り行われた。会場には主演を務めたリリー・フランキーのほか、ウェイン・ワン監督、そして長男役を演じた斎藤工が登壇した。当初は観客との質疑応答を中心とするイベントとして予定されていたものの、登壇直後からリリーが中心となって軽妙かつユーモアあふれるトークを次々と繰り広げ、会場は絶えず笑いに包まれることとなった。翌日に誕生日を控えていたリリーへの祝福の話題も飛び出すなど、アットホームで華やかな雰囲気のなかイベントが展開された。

谷崎文学の映画化と主演抜擢の裏側 数年来の構想が結実

本作は、日本文学を代表する作家・谷崎潤一郎の最後の長編小説『瘋癲老人日記』を原作とし、舞台を現在の東京に置き換えて映画化した作品である。脳卒中からの回復過程にあり身体が不自由となった69歳の主人公ウツギ(リリー・フランキー)が、介護を担当する長男(斎藤工)の妻スースー(ファン・ビンビン)へ欲望と執着を深めていく姿を描く。トーク中、ウツギ役を演じたリリーは、ウェイン・ワン監督が老人の性や欲望をテーマにした映画制作を長年にわたり構想していた背景を明かした。海外俳優へのオファーなどを経て最終的に自身へ主演が巡ってきた経緯について、リリーらしい冗談を交えて語り、監督との深い信頼関係のもとで作品が完成した喜びを語った。

賛否両論を呼ぶ話題作 2027年夏の全国公開に向けて期待高まる

映画祭での上映反応について、リリーは観客から大好評と同時に強い不評も味わったと率直に明かし、作品が持つ強いインパクトと個性を象徴するエピソードとして会場を沸かせた。また、共演した斎藤工との間では、ワン監督の過去の名作を引き合いに出した冗談が交わされるなど、キャスト同士のチームワークの良さが垣間見えた。本作『Diary of a Mad Old Man』は、2027年夏にテアトル新宿をはじめ全国の劇場で順次公開される予定となっている。人間の本能と妄想の境界線を鮮烈に描いた意欲作として、今後の一般公開に向けた更なる話題と期待が集まりそうだ。


<物語>
脳卒中からの回復過程にある、身体の不自由な 69 歳のウツギ。やがて介護をしてくれる義理の娘スースーに次第に執着するようになり、衰えていく身体とは裏腹に、性への欲望は激しさを増す。二人の緊張をはらんだ関係は、やがて誘惑と妄想の境界を曖昧にしていく―――。

©2026 Diary of a Mad Old Man Production Committee

<作品概要>

  • タイトル(原題): 『Diary of a Mad Old Man』
  • 監督: ウェイン・ワン
  • 原作: 谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』
  • 出演: リリー・フランキー、ファン・ビンビン、斎藤工
  • 作品情報: 2026 年/アメリカ/ドラマ/121 分/日本語・中国語(北京語)/カラー
  • 配給: 東京テアトル
    ©2026 Diary of a Mad Old Man Production Committee

2027年夏、テアトル新宿ほか全国公開

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Hajime Minamoto

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