ちば映画祭定期上映会vol.9、2025年7月6日(日)開催。上映作品は、 石川泰地監督『じゃ、また。』(併映『巨人の惑星』)、中尾広道監督『おばけ』(併映『船』)

ちば映画祭定期上映会vol.9、2025年7月6日(日)開催。上映作品は、 石川泰地監督『じゃ、また。』(併映『巨人の惑星』)、中尾広道監督『おばけ』(併映『船』)

“ちば映画祭”の第9回上映会が2025年7月6日(日)、千葉市生涯学習センター 小ホール(B1F)にて行われる。ちば映画祭上映会では、主に若手監督の作品上映に力をいれ、より多くの映画をより多くの方に届けたいと活動している。今回は石川泰地監督『じゃ、また。』(併映『巨人の惑星』)と中尾広道監督『おばけ』(併映『船』)を上映。石川監督は『エンパシーの岸辺』、中尾監督は『道行き』と新作が待機している。両プログラムとも自主制作映画ならではの自由な発想の作品。また国内外の映画祭で評価されたにもかかわらず、現在は配信もソフト化もされておらず、今回は貴重な機会となる。

■ ちば映画祭定期上映会vol.9

ちば映画祭定期上映会vol.9

日  時:2025年7月6日(日)①11時~ ②14時~
会  場:千葉市生涯学習センター 小ホール(B1F)
     千葉市中央区弁天3丁目7番7号
上映作品:① 石川泰地監督『じゃ、また。』(併映『巨人の惑星』)
     ② 中尾広道監督『おばけ』(併映『船』)

料  金:各前売1,000円
     各当日1,300円
     前売は5月15日よりteket (テケト)にて発売

定  員:各60名
主  催:ちば映画祭実行委員会
問い合わせ先:chibaeigasai@gmail.com(お客様用) 
共  催:千葉市生涯学習センター
後  援:千葉市
協  力:株式会社両見英世デザイン事務所


2025年7月6日(日)

プログラム① 10時50分開場 11時上映開始

『じゃ、また。』

52分/2023年/日本/千葉県初上映/2024年劇場公開作品

第45回 ぴあフィルムフェスティバル(PFFアワード2023)映画ファン賞(ぴあニスト賞)受賞

第24回 TAMA NEW WAVE「ある視点」部門 上映

監督・脚本:石川泰地

出演:石川泰地、国本太周

あらすじ

大学も卒業しないまま引きこもり続けているナリヤス。お盆休みに学生時代の映画サークル仲間・シュウタが彼を訪ねてやってきた。けれども……。巻き戻される時間、ズレていく会話、何かがおかしいこの部屋で、二人が想い出すのは完成させることができなかった映画のこと。宙ぶらりんな空間で交わされるシュウタとの答えあわせが、ループする人生を少しずつ変えていく。

© Ishikawa Taichi

併映『巨人の惑星』

25分/2021年/日本/千葉県初上映/2024年劇場公開作品

第43回 ぴあフィルムフェスティバル(PFFアワード2021)入選

第9回 バクナワフェスティバル(フィリピン)MATÁ-ASYA部門 上映

監督・脚本:石川泰地

出演:石川泰地、国本太周、高取生

あらすじ

「巨人がさ、歩いてるんだよ」。カワイが大学時代の友達・ホンダを訪ねると、彼は東京の夜の街に出現する巨人の存在に妄執していた──。自室から「定点観測」しているから世界の変化に気付いたと、飄々と語るホンダ。常軌を逸していく彼の挙動が、カワイの認識に揺さぶりをかける。なぜ、見えないはずのモノを“いる”と信じずにはいられないのか?

© Ishikawa Taichi

監督プロフィール

石川泰地(いしかわ・たいち)
1995年生まれ、東京都出身。早稲田大学在学中から自主映画の制作を始める。2021年、短編映画『巨人の惑星』がPFFアワード2021入選。2023年、中編映画『じゃ、また。』がPFFアワード2023で映画ファン賞(ぴあニスト賞)を受賞。第24回TAMA NEW WAVE「ある視点」部門入選。2025年、第2回講談社シネマクリエイターズラボ受賞企画、短編映画『エンパシーの岸辺』を制作。


プログラム②13時50分開場 14時00分上映開始

『おばけ』

62分/2019年/千葉県初上映/2020年劇場公開作品

第41回 ぴあフィルムフェスティバル(PFFアワード2019)グランプリ受賞

第20回 TAMA NEW WAVE特別賞受賞

第21回 全州国際映画祭(韓国)正式出品

FILMADRID 2021(スペイン) 最高賞受賞

監督・脚本:中尾広道

出演:中尾広道 声の出演:金属バット(小林圭輔、友保隼平)

あらすじ

「手作りの宇宙で、星をひろった話」

1人きりで映画を撮っている男。その姿は傍から見れば滑稽に映り、周囲の理解を得られないばかりか、妻と子供も愛想を尽かしている。そんな中、遠い空から男の孤独な作業を談笑混じりで見守る星があった。

併映『船』

16分/2015年/日本/千葉県初上映

第37回 ぴあフィルムフェスティバル(PFFアワード2015)入選

第19回 調布短編映画祭 激励賞受賞

監督・脚本:中尾広道

出演:大力拓哉、三浦崇志、中尾広道

あらすじ

普段は山で暮らしている船の親子。予期せぬ天災や不慮の事故で人間界に流されてきてしまう。野性の子船を拾った男は自宅に持ち帰り、鉢の中で育てようとするが…。夜の街にそぼ降る雨は何かを運んできそうな気がする。ほとんどのカットに水を映した流れるような短編。

監督プロフィール

中尾広道(なかお・ひろみち)
1979年生まれ、大阪市住吉区出身。友人の撮影を手伝ったことをきっかけに、自身でも映画を撮り始める。ほぼひとりで映画制作を続け「暮らしの中に潜む映画」を探るように撮っている。PFFアワードでは、2015年『船』、2017年『風船』が入選し、2019年には『おばけ』がグランプリを受賞。2025年春に最新作『道行き』が完成し、現在劇場公開を控えている。


2025年7月6日(日)、千葉市生涯学習センター 小ホール(B1F)にて開催

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