「第33回東京学生映画祭」渋谷・ユーロライブ にて、8/20土-8/21日に開催

「第33回東京学生映画祭」渋谷・ユーロライブ にて、8/20土-8/21日に開催

2022年8月20日(土)-8月21日(日)の2日間、渋谷・ユーロライブにて「第33回東京学生映画祭」が開催される。上映作品数は全13作品(実写長編部門…4作品、アニメーション部門…4作品、実写短編部門…4作品、特別招待作品…1作品)。本映画祭への応募総数は204作品に及んだという。第33回 東学祭 は「宇宙でいちばん純粋。」がキャッチコピー。

東京学生映画祭

■ 「第33回東京学生映画祭」概要

▼上映スケジュール

<8月20日(土)>

時刻プログラム・内容
11:30A プログラム 《実写長編部門》
開場・受付開始
12:05
『カンパニュラの少女』(45min)
『ただいま』(48min)
学生監督×ゲスト審査員(杉野希紀監督)によるトークセッション
休憩・入れ替え(20min)
15:00B プログラム 《実写長編部門》
開場・受付開始
15:30
『えんまさん』(75min)
学生監督×ゲスト審査員(瀬々敬久監督)によるトークセッション
休憩・入れ替え(20min)
17:50C プログラム 《実写長編部門》
開場・受付開始
18:20
『明ける夜に』(95min)
学生監督×ゲスト審査員(三宅隆太監督)によるトークセッション
※全てのイベント、上映作品・日時については変更の可能性あり

<8月21日(日)>

時刻プログラム・内容
10:30特別招待作品上映
開場・受付開始
11:00
『時をかける少女』(98min)
細田守監督によるトークイべント
休憩・入れ替え(20min)
13:20
D プログラム 《アニメーション部門》
開場・受付開始
13:50
『HA・NA・KU・SO』 (7min)
『蟹眼』(12mmn)
『サカナ島胃袋三腸目』(17min)
『川凪ぐ火葬場』(13min)
学生監督×ゲスト審査員(岩井澤健治監督・細田守監督)
によるトークセッション
休憩・入れ替え(20min)
16:05E プログラム 《実写短編部門》
開場・受付開始
16:35
『COMPASS』 (15min)
『C地点旅行記』(36min)
『私はたぶん絶対にかわいい』(15min)
『Episodic memory』 (23min)
学生監督×ゲスト審査員(三宅隆太監督)によるトークセッション
休憩・入れ替え(20min)
19:30
~20:30
授賞式
※全てのイベント、上映作品・日時については変更の可能性あり

▼ゲスト審査員

<実写長編・短編部門>
実写長編・短編部門で上映される8作品を日本映画界で活躍する下記の3名の監督の審
査により、8月21日の授賞式にて発表。

杉野希妃(SUGINO KIKI)
瀬々敬久(ZEZE TAKAHISA)
三宅隆太(MIYAKE RYUTA)

<アニメーション部門>
アニメーション部門で上映される4作品を日本映画界で活躍する下記の2名の監督の審査
により、8月21日の授賞式にて発表。

岩井澤健治(IWAISAWA Kenji)
細田守(HOSODA Mamoru)

《観客賞》
上記のゲスト審査員による審査のほか、観客の投票により「観客賞」が選出される。対象作品は各部門の入選作品。

■ 東学祭上映作品

学生映画作品、181作品より厳選された個性溢れる多彩な12 作品を上映。
各作品上映後には、ゲスト審査員とのトークセッションも行われる。

▼<実写長編部門>

『カンパニュラの少女』

カンパニュラの少女

京都芸術大学 / 2022 / 45min.
監督:安本未玖(YASUMOTO Miku)

カンパニュラの少女
安本未玖監督

あらすじ:中学2年生の矢野梓は、祖母・矢野蛍と2人で静かな暮らしをしている。ある
日、梓は蛍のタンスからウェディングベールを見つける。毎日学校帰りに、花屋の前に座っ
ている謎の少女を盗撮している梓だが、ベールの発見以降少女と放課後の時間を共に過ごす
仲になっていく。 『この花ね、昔、子供が中に蛍閉じ込めて家に持って帰ったんだって』
梓は少女に「ほたる」と呼び名をつけ、フアインダーを覗きながらベールを頭に被る彼女の
後を追いかける。


『ただいま』

ただいま

武蔵野美術大学 / 2022/ 48min.
監督:劉波(LIU Bo)

ただいま
劉波監督

あらすじ:長いこと大都会を彷徨っている直人は、いつも、苦しい少年時代に自分に温かく
接してくれた友人のタクミのことを思い出していた。しかし、そのタクミもいつしか跡形も
なく直人の生活から消え去ってしまった。それは直人が抱えている心の蟠りとなった。
直人はタクミを探すために故郷に戻った。記憶の舞台となった場所で、記憶と現実は交錯
し、すべてが美しい昔に戻っていくようであった。


『えんまさん』

えんまさん

立命館大学映像学部 / 2022 / 75min.
監督:鈴木智貴(SUZUKI Tomoki)

えんまさん
鈴木智貴監督

あらすじ:「私にとってこの世界は、何もかもまがい物の世界なんです」鏡を見ると相手の
隠し事・嘘を文字として浮かび上がらせる力を持っている高校2年生、倉田廻麻。力を手に
してからというもの極度な人間不信となってしまった彼女は、ある日嘘をついた事が無い少
女、正羅と出会う。正羅との交流を通して廻麻は少しずつ心を開いていくが・・・。

『明ける夜に』

明ける夜に

東放学園映画専門学校 / 2022/ 95min.
監督:堀内友貴(HORIUCHI Yuki)

明ける夜に
堀内友貴監督

あらすじ:あの日の夜はちょっとだけ特別だった。夏の終わりを目の前にした若者たちの
人間模様。予定していた面接が急遽延期になった就活生の山ノ辺とキミ。野球部のマネー
ジャーだった凛子に電話をかける秀一。コンビニでバイト中の健斗とキョーコ。海の近い
町で、それぞれの忘れられない一晩が過ぎていく。

▼<アニメーション部門>

『HA・NA・KU・SO』

HA・NA・KU・SO

東京藝術大学大学院 / 2022 / 7min.
監督:オダアマネ(ODA Amane)

HA・NA・KU・SO
オダアマネ監督

あらすじ:ある夏の群像劇。ハナクソみたいな私たちの日々に、ひと笑いのhopeを。


『蟹眼』

蟹眼

日本大学芸術学部 / 2022 / 12min.
監督:前田青空(MABDA Aozora)

蟹眼
前田青空監督

あらすじ: 「蟹」の幻覚に溺れていく男と、それを見つめる女の情念を描いたアニメーシ
ョン作品。多様な質感が混ざり合う不条理な空間が廻っていくなかで、男女の存在が生々
しく揺れ動く。


『サカナ島胃袋三腸目』

サカナ島胃袋三腸目

東京藝術大学大学院 / 2022 / 17min.
監督:若林萌(WAKABAYASHI Moe)

サカナ島胃袋三腸目
若林萌監督

あらすじ:魚の腹の奥底に暮らす、豚、魚、オタマジャクシの三人家族の物語。ある日突
然、漂着した果実を皮切りに彼らの暮らしは一変する。


『川凪ぐ火葬場』

川凪ぐ火葬場

武蔵野美術大学 / 2022 / 13min.
監督:はるおさき(Haruo Saki)

川凪ぐ火葬場
はるおさき監督

あらすじ:家族を亡くし、死を受け入れられない少年と、火葬場でたった一人死と向き合
い続けている老人が出会う。川凪ぐ火葬場で、少年と老人はお互いの境遇を重ね合わせて
いき、死という事実に向き合い始める。少年が初めて死と向き合うとき、凪いでいた川が
流れ始める。

▼<実写短編部門>

『COMPASS』

COMPASS

日本大学 / 2021 / 15min.
監督:荒川ちか(ARAKAWA Chika)

COMPASS
荒川ちか監督

あらすじ:10歳の少女ツキは生まれた時からずっと一緒に暮らしていた飼い猫のミミを亡く
すが、実感が湧かずに火葬場の煙を見つめ立ち尽くしていた。 しかし、ふと気がつくとツ
キは水辺のほとりにいて、ミミにそっくりな柄のネコという不思議な存在と出会う。困惑
しているツキにネコは「大丈夫!これからツキちゃんのこと僕がお家まで送るから」と言
い、ツキの手を取り2人は旅に出るが・・・。


『C地点旅行記』

C地点旅行記

武蔵野美術大学 / 2022 / 36min.
監督:松本帆乃夏(MATSUMOTO Honoka)

C地点旅行記
松本帆乃夏監督

あらすじ:同じ高校で仲良くなったジュンとナナとコウ。
当たり障りのない生活が過ぎる日々。
ある日補習をさぼって海に来た3人。そこでジュンはナナが彼氏を殺す夢を見る。
クラスにいる普通の子。少し変わっているなとしか認識していなかったあの子の話。
最初からそこにあったのに、見ようとしなかった彼らの話。


『私はたぶん絶対にかわいい』

私はたぶん絶対にかわいい

東放学園映画専門学校 / 2022 / 15min.
監督:堀内友貴(HORIUCHI Yuki)

私はたぶん絶対にかわいい
堀内友貴監督

あらすじ:車に乗るある男女の会話。
カーラジオからは2人の思い出のラジオが流れている。


『Episodic memory』

Episodic memory

武蔵野美術大学 / 2022 / 23min.
監督:鈴木理利子(SUZUKI Ririko)

Episodic memory
鈴木理利子監督

あらすじ: 「自分の感覚が鈍ってきていることに彼女はいち早く気づいていた。ここ数日、
人と話をしすぎたのかもしれない。ひとりでいるのも人といるのも両方好きなのに、結局ひ
とりに戻りたくなる自分は孤独が好きなのだろうかと、ある種の危機感のようなものを覚え
る」
彼女が自分自身に正直であるのは、自分自身への囚われであり、執着であり、不安であり、
宿命である。

■ 特別招待作品

特別招待作品として、『時をかける少女』を8月21日に上映。上映後には、東学祭だからこその特別トークも予定。

『時をかける少女』

時をかける少女
©「時をかける少女」製作委員会2006


作品情報
劇場公開日:2006年7月15日
上映時間:98 分


メインスタッフ
監督:細田守
原作:筒井康隆
脚本:奥寺佐渡子


あらすじ
高校2年生の夏、真琴(まこと)は、医学部志望の功介(こうすけ)、春に転校してきた千昭(ち
あき)という二人の同級生と遊び友達として楽しく毎日を過ごしていた。ある日、真琴は、故
障した自転車で遭遇した踏切事故の瞬間、時間を跳躍する不思議な体験をする。叔母の芳山
和子(よしやまかずこ)に相談すると、それは「タイムリープ」といい、年ごろの少女に「よ
くあること」だと言う。真琴は、手に入れたその力をツイてない日常のささいな不満や欲望
の解消に進んで使い始めるようになった。突然おとずれたバラ色の日々。ところが、タイム
リープできる回数には限度があったのだ。
千昭の真琴への突然の告白を「なかったことにしよう」としたり、功介と同級生の果穂(か
ほ)の仲を取りもとうとしたりしたことで残りの回数がついに1回に。そして千昭にタイムリ
ープしているんじゃないかと指摘され動揺した真琴は、最後のタイムリープを使いきってし
まう。すると、真琴の目の前を、ブレーキが故障した真琴の自転車に乗った功介と果穂が横
切る。自転車が踏切に突入し、2人の体が宙に投げ出され、真琴が「止まれーー!!」と叫んだ
とき、時間が静止し、千昭が現れた。千昭は未来から来たことを真琴に告げ、この時代の、
この場所の、この季節にしかない「ある絵」を見るためにタイムリープしてきたと語った。
そして過去の人間にタイムリープの存在を知られてしまったからには、もう真琴と会うこと
はできないと言って姿を消したのだった。
和子は、打ちのめされた真琴に、自分が高校の時に好きになった男の人をずっと待ち続け
た体験を語る。自分と真琴とは違う。待ち合わせに遅れてきた人がいたら、走って迎えに行
くのがあなたでしょう、と。真琴は、自分のタイムリープ能力がもう1回だけ復活しているこ
とに気付いた。真琴は、自分が最初に千昭に会った、あの日のあの場所に戻るため、最後の
タイムリープをする。今度こそ、自分の本当の気持ちを千昭に伝えるために、そして「かけ
がえのない時間」を取り戻すために。

(スタジオ地図HPより)

■ チケット情報

前売り券当日券
料金
(各プログラム)
一般:1,000円
学生:500円
一律1,500円
料金
(招待作品)
一律1,500円一律1,800円
販売期間ABCプログラム
7/2 – 8/19 23:59

DEプログラム・招待作品
7/2 – 8/20 23:59
当日
取り扱いPass Market会場にて

〈前売り券〉
PassMarket URL : https://onl.la/FqE5yIg


会期中券〉
当日、会場ロビーのチケットカウンターにて販売。残席状況はSNSなどで発信します。

■チケット購入に際しての注意事項
完売した回であっても、状況により追加販売を行う可能性がございます。
チケットの払戻、交換、再発行はいたしません。
チケット・最新情報詳細は東学祭公式ウェブサイトにてご確認ください。
ご飲食は劇場ロビーのみ可能です。
車いすでご来場の方は、スムーズなご案内のため事前に事務局へのご連絡をお願いします。

■ 東京学生映画祭とは

 東京学生映画祭とは、東学祭の名で知られる、日本最大規模の学生映画祭です。学生
の製作した映像作品を全国から募集し、コンペティション形式でグランプリを決定して
います。
当映画祭は、学生ならではの自由な発想や感覚を大切にするため、多くの方々のご協力
をいただきながら、学生のみで企画・運営を行っています。学生映画と映画界全体の振
興に貢献し、映画を志す学生と映画界の架け橋になっていくことを目的としています。
過去の出身者には『EUREKA』 青山真治監督、 『君に届け』熊澤尚人監督、 『アヒルと
鴨のコインロッカー』 中村義洋監督、 『君の膵臓を食べたい』月川翔監督、 『ちはやふ
る』小泉徳宏監督、 『溺れるナイフ』山戸結希監督をはじめ、現在の日本映画界の第一
線で活躍する多くの才能を輩出してきました。
近年では、第27回『雲の屑』 (中村祐太朗監督)、第28回『溶ける』 (井樫彩監督)、
第29回『チョンティチャ』 (福田芽衣監督)や『赤色彗星倶楽部』 (武井佑吏監督)な
ど、日本のインディーズ映画界を賑わせた学生映画を先駆けて紹介してきました。
映画に魅了された学生たちが、人々を映画で魅了しようと、多くの映画を制作してい
ます。学生映画なんて、普通の人は興味を示しません。でも、将来日本の映画界を担っ
ていくのは、まさに今“学生”である彼らです。“学生’’という特別な期間だからこそでき
る、自由で、衝撃的で、面白い発想の数々。学生映画も面白いのだということを、私た
ちは多くの人に気付かせたいと思っています。
様々な角度から「映画」を通して学生の持つ可能性を発掘し、発信する場となれるよう
取り組むとともに、 「学生映画」という視点から日本映画界の振興に貢献し、映像制作
をする学生と映画界の架け橋になっていきたいと考えています。
今年は「宇宙でいちばん純粋。」と題して、学生ならではの純粋な想いがこもった学
生映画を夏の渋谷に届けます。

東京学生映画祭企画委員会

東学祭運用メディア
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