時のおと

片山享監督最新作『時のおと』1月31日(土)公開決定!ポスタービジュアル、予告編一挙解禁!

片山享監督が手掛ける最新作『時のおと』が、2026年1月31日(土)よりポレポレ東中野にて公開決定。この待望の公開決定に合わせ、ポスタービジュアル、予告編を一挙解禁。片山享監督は、デビュー作『轟音』がスペイン・シッチェス映画祭や米・JAPANCUTSで上映されるなど、国内外で高い評価を獲得してきた福井県出身の映画監督。俳優としての感性を生かし、人間の心の揺らぎと日常のリアリティ、そして“嘘のない映画”を貫く彼の演出は、映画ファンから熱い視線を浴びている。

■ 片山享監督最新作『時のおと』

そこでしか聴けない音がある―――

方言を起点とした本作のテーマは、「音があるからその街はその街である」という哲学。福井県の5つの街で1年かけ四季を巡りながら撮影が敢行された。キャストには、上のしおり、葵うたの、笹木奈美、窪瀬環、千馬龍平、柳谷一成ら魅力的な面々が集結し、ベテラン俳優の津田寛治も名を連ねる。さらに、福井市、小浜市、南越前町、鯖江市、勝山市の全面協力のもと、実際にその街に暮らす人々が多数出演。
彼らが奏でる生活の音は、とてもやさしく、静かでありながら、そこで流れる“音”こそが、その街にしかない“音”であり、誰しもの記憶をくすぐる音でもある。そして作品に圧倒的なリアリティと温かさをもたらしている。

奇跡の一瞬を捉えた映像詩

このたび解禁されたポスタービジュアルは、満開の桜並木の下を歩く男性の姿を捉え、「止められない時を一瞬止めたような」奇跡の瞬間を予感させる。予告編では、福井の名所ともういうべき、石畳と古い町並みが美しい小浜市の「三丁町」や、並木道が圧巻の勝山市の「弁天桜」などが映る。その静かな風景とは対照的に、勝山市の地域特産品である「勝山水菜」が雪深い中収穫される様子や、春を呼ぶ奇祭と称される「勝山左義長」の練習では活気に満ちた太鼓の音など人々の生活の音が静かに響き渡り、観客を『時のおと』の世界へ誘う。
街に生きる人々を真摯に描き、あたかもその街に一緒に住んでいるかのような感覚になる新しい街の映画の誕生。

▼予告編

▼片山享監督コメント

監督コメント
「方言」がこの映画の起点でした。方言について日々考えていたら、方言も音なんだと気付きました。そして、その音がその街をその街にしているんだと思いました。その街で生まれる人、その街を出ていく人、その街に来る人。その奏でられてきた音たちが今の街をつくっている。だから、その音を撮れば、きっとどこかで聴いた音と合わさって、記憶をくすぐられ、映画で描かれている街々にあたかも住んでいたような、住んでいるようなそんな感覚になれるのではないかと思いました。見知らぬ街をそう思えた時、今自分のいる街の音もちょっと愛おしく思えたら嬉しいなって思っています。


映画『時のおと』

■あらすじ
女子高生は演劇部として最後の夏を迎える。
街の音に憧れた女性は時を止めようとする。
漁師はいずれおとずれる世代交代に向き合いながら生きる。
移住してきた男性は春を待つ野菜を育てる。
聴こえてきた音。聴こえている音。時は過ぎて行く。

出演:上のしおり 葵うたの 笹木奈美 窪瀬環 千馬龍平 柳谷一成 もも 千馬和弘 三嘴武志 津田寛治
監督/撮影/編集:片山享
プロデューサー : 宮田耕輔 植山英美 脚本 : 片山享 Kako Annika Esashi 録音 : 杉本崇志 坂元就 整音 : 杉本崇志 カラリスト : 田巻源太 編集協力 : 秦岳志 スチール : 坂本義和 三味線指導 : 杵屋禄宣 もも 英訳 : 服部きえ子
海外セールス : ARTicle Films 制作プロダクション : ハナ映像社 製作 : ふくいまちなかムービープロジェクト
協力 : 福井市 小浜市 南越前町 鯖江市 勝山市 企画:福井県
公式X:https://x.com/Fukuinooto
公式Instagram:https://www.instagram.com/toki_no_oto_291/

1月31日(土)ポレポレ東中野にて公開

この記事を書いた人 Wrote this article

Hajime Minamoto

TOP