3月28日より新宿K’s cinemaほかで全国順次公開される映画『津田寛治に撮休はない』の第2弾先行上映舞台挨拶が7日、東京の新宿K’s cinemaで開催された。名バイプレイヤーとして知られる俳優の津田寛治が本人役で主演を務め、現実と虚構が交錯する新感覚ミステリーに挑んだ本作。事前の告知では名前が伏せられていた主演の津田がサプライズで駆けつけ、満席の会場を大きく沸かせた。

イベントには萱野孝幸監督をはじめ、平澤由理、こばやし元樹、篠田諒、松林慎司、園山敬介、そしてプロデューサー兼マネージャー役を務めた中村祐美子が登壇した。登壇者らが揃いの「津田寛治Tシャツ」を着用して登場する中、スケジュールの都合で来場が危ぶまれていた津田が途中で到着し、観客から大きな拍手で迎えられた。

さらに、来場者全員には「津田寛治お面」が配布されており、自身の顔が一面に並ぶ客席の異様な光景を前に、津田は「目覚めてしまうんじゃないかっていうくらい変な状況。悪夢ではなく幸せな夢です」とユーモアを交えて喜びを表現した。

トークセッションでは、共演者や監督から熱を帯びた撮影の裏話が次々と披露された。萱野監督は、登場人物の名前に関する驚きの仕掛けを告白した。こばやし元樹が演じる「重田久(しげた・ひさし)」は音読みで「テイクを重ねる」監督を意味し、津田が劇中劇で演じる「神田誠(かみた・まこと)」は、アナグラムで「津田寛治」になるという法則が隠されていることが明かされた。また、娘役の平澤由理は、オーディション会場にまさか津田本人が同席しているとは思わず、激しく緊張したというエピソードを語った。リアルすぎる監督役を演じたこばやしは、津田が自身の経歴を事前に調べ、現場でリスペクトを持って接してくれたことに深く感動したと振り返り、同じ事務所の後輩で本人役として出演した篠田諒は、リハーサルの段階から津田に本気で首を絞められ「死ぬかと思った」と、津田の役への凄まじい没入ぶりを明かして会場の笑いを誘った。さらに、謎の男・若林などを複数演じた園山敬介は、劇中に登場する小道具「津田ノート」を自作したことを打ち明けた。津田の過去のネット記事を調べ上げ、10数本分を手書きで書き起こしたというその異常なまでの熱量に、津田や監督も大いに胸を打たれたという。
舞台挨拶の最後には、観客全員が配布されたお面を被り、登壇者とともに記念撮影を行う異例のフォトセッションが実施され、劇場内が“津田寛治だらけ”になるシュールな光景が広がった。撮影に稽古にイベントと、映画界を支え続ける“撮休のない”津田寛治が、次第に不可思議な出来事に巻き込まれ精神をすり減らしていく本作は、28日より一般公開される。津田は初日に向けて「面白かったら拡散していただけたら」と観客に力強く呼びかけ、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

▼舞台挨拶映像
のちほど公開予定
映画『津田寛治に撮休はない』
津田寛治
平澤由理 一ノ瀬竜 こばやし元樹 篠田諒 中村祐美子 / 井口昇 駒井蓮 岩崎ひろみ 渡辺哲
脚本・監督:萱野孝幸
プロデューサー:中村祐美子 / 酒井翔太郎 企画:萱野孝幸 / 中村祐美子
音楽:松下雅史 撮影&照明:宗大介 編集:萱野孝幸 録音:地福聖ニ 美術:小島圭
ヘアメイク:馬場エミリ 衣裳:天希衣絵菜 助監督:城也 ラインプロデューサー:原田光
製作:KAYANOFILM 制作:KAYANOFILM / playApart
配給:アークエンタテインメント 配給協力:クロスメディア
2025|日本|カラー|114分 映倫|G ©映画『津田寛治に撮休はない』製作委員会
公式サイト:https://www.satsukyu.com/ 公式X:@SatsukyuMovie
2026 年3 月28 日(土)より新宿K’s cinema ほか全国順次公開
