映画『クオリア』牛丸亮監督、佐々木心音インタビュー。人それぞれ違う“感じ”、その違いを楽しんで

映画『クオリア』牛丸亮監督、佐々木心音インタビュー。人それぞれ違う“感じ”、その違いを楽しんで

11月18日(土)から、新宿ケイズシネマにて、映画『クオリア』が公開。牛丸亮監督と主演・佐々木心音さんにお時間をいただき、本作制作に関わる主演決定の経緯、“クオリア”とは何かについてお話をうかがいました。

■映画『クオリア』牛丸監督、佐々木心音インタビュー

▼主演となる俳優が見つかるまでは撮影に踏み切らない…

−牛丸監督は、本作の企画から撮影をするにあたって、主演となる俳優を探されていて、見つかるまで撮影に踏み切らないという考えだったそうですが、主演となる俳優に対して、どういった人物のイメージを持たれていて、探されていたのでしょうか?

牛丸亮監督
『クオリア』には原作となる演劇があるので、人物像としてはその演劇からある程度イメージの着想を得ています。僕が映像化しようと思って脚本をリライトしていくなかで、その人物像はかなり違う形のものになる予定だったんです。

原作だと、ちょっと“弱い人”というか、“いじめられている人”のような意味合いが強かったんですけれども、僕は芯のある強い人として、優子というキャラクターを描きたいと思ったんです。

なので優子は、表面上は人から抑圧されたり、いじめられているように見えるのですが、本質的には強さと慈愛みたいなものを兼ね備えた人物なんです。それにフィットする人・人間性として、そういった内面性を持った人であり、美しい人が良かったんです。

佐々木心音
わーい!

牛丸亮監督
そういったいろいろなことを含めた上で、主演となる人を探していました。

▼牛丸亮監督と佐々木心音さんの出会い

−牛丸監督が佐々木心音さんに出会い、主演として決めたそうですが、どのように出会い・決められたのでしょうか?出会いの瞬間に感じたものがあったのでしょうか?

牛丸亮監督
共通の友人を介して紹介されて知り合いまして、何度かお会いしたんです。なので、出会った瞬間にビビッときて決まったということではないですね。

佐々木心音
牛丸監督と高い頻度で会うことがありまして、そこでご一緒していろいろとお話させてもらいました。

牛丸亮監督
佐々木さんの過去作を元々見させていただいていたので、その中にも「役柄としてはまるな…」って思うことがあったんです。「この人が5年10年経ったらこんな感じになるんじゃないかな…」といったキャラクターが佐々木さんにはありました。

佐々木心音
すごいなぁ。

牛丸亮監督
お芝居が本質的にはまるというのは、過去の作品で、「こういう感じだったらはまるだろうな…」という印象があったからだと思います。

また、すごく芯が強いんだけれども人当たりが良くて、かつ、すごくいい人だなと思いました。そういったところが大きかったと思います。善良な人だなっていう。

佐々木心音
そんなことはないですよ?

牛丸亮監督
こういうところも含めてなんですよね。本当に悪い人はそんなことを言わないですからね。悪い人っていうのはちょっとでも自分のことをよく見せようとしますから。すごく目をキラキラさせながら、「え〜!」とか言ってる人の方がやばい人として多いですからね。

佐々木心音
確かに(笑)

牛丸亮監督
そういうのって何となくわかりますよね。

世界平和の慈善事業みたいな話を全然関係ないプライベートトークでガンガン持ち込んでくる人とかを見ると、この人は自分のことをどう見せたいんだろうみたいな…とか。正義中毒的な人とかもね、世の中にありますから。

そういう感じとはだいぶ違って、すごくナチュラルで、お芝居もすごく達者なことは存じ上げておりましたので、そういうところでご相談させてもらいました。

▼優子と佐々木心音さんのギャップについて

−事前に公開されていた動画インタビューのなかで、佐々木さんが、“自身が演じられた優子”と“ご自身”について、ギャップがあるといったお話をされていました。

 逆に監督からみると、「佐々木心音さんは優子の役にぴったりだ」とお話されていまして、お二人が話されていることにギャップというか不思議さを感じるとともに興味をもちました。監督自身は佐々木心音さんと優子をどのように結び付けて考えていたのでしょうか。

牛丸亮監督
僕の中では全然違和感がなかったんですけど、佐々木さんは最初ちょっと戸惑っていましたね。

佐々木心音
打ち出すわかりやすいキャラクターとしては、私の本来持ってるものとは違った…という感じのギャップだったんです。真の優子が思っている感情だったり持っているもの、「こう動くよね」っていうのが、脚本を読んだときに、私は理解はできたんです。

なので、打ち出すキャラクターにギャップを感じているだけで、真の部分はとても共感できる人でした。最初、読み合わせの時は私のこのままの状態であまり変えずに持っていったんですけど…。

でも原作もあるし、「私の打ち出すキャラクターはちょっと方向性を変えていこう」といった話を牛丸さんとしました。それで、「なるほど!」って。

外に出すわかりやすいものとしては私じゃなく、かなりギャップのある女性で作った方が、物語として成立するんだなという感じですね。

いじめられているように見える面とか、義理のお姉さんや夫に強くあたられるというのは、「強くあたりたくなっちゃうような人間が必要なんだよな、そうだよな…」っていう納得から、ああいった優子のキャラクターや、声のトーン・仕草にしていきました。

▼佐々木心音さんからみた牛丸亮監督の印象は?

−先ほど、監督からみた佐々木さんの印象の話がありましたが、佐々木さんから見た牛丸監督の印象はいかがでしたか?

佐々木心音
本当に映画に詳しくて、芝居のこともそうですし、何を聞いても「こうだから、こう」っていう理由や理論があって、わかりやすい言葉で提示してくださる方です。

人となりを見て…ということもありますが、信頼のできる方だなと思いました。詐欺師ではないなって(笑)

お会いしてから「もう本当に映画が好きなんだな」と感じていたので、好感を持っていました。

▼牛丸亮監督と映画。こだわり。

-牛丸亮監督としては、今回の『クオリア』が長編初監督作品だそうですね。

牛丸亮監督
短編映画を何本か過去に撮っていて、長編としては今回が一作目ですね。

俳優として、制作部として、今まで映画に携わることが多かったことに加えて、映画を観ることが好きなので、自分の好きな映画が確実にあります。

出演したいと思う映画について、僕は作品の脚本を全部渡してもらって読んでからじゃないと出演するかどうかを決めません。「監督がこの人だから出ますか?」って聞かれても、「はい」とは言わないので、そういう部分も含めて、作品に対するこだわりは元々強いと思っています。

なので、作りたいものは明確に、色があると思っています。

▼主演と5番手6番手

−動画インタビューの中で、主演よりも5番手6番手の方がやりがいがあるといったことをお話されていましたが、その理由は?

佐々木心音
もちろん、やりがいという意味ではどんな役でもあるんです。主演だろうがなんだろうがお芝居をすることにやりがいを感じています。

元々デビューがヒロインだったり、主演をやらせていただいたことが20代前半で続いたので、その後は少しそうではない、三十歳をまわってからいろいろな役をやらしていただいた上で、自由度が高いとでもいえばいいでしょうか。

主演ってどうしても座長であるし、どしっと構えてぶれてはいけない。主演がぶれてしまったら物語がハチャメチャになってしまうので、強い責任感が必要で、生半可な気持ちではできないといういう意味で、自由度が比較的高く、お芝居のいろいろなものが楽しめるという意味では、主演ではない役を演じた方が、“楽しい”と感じる時期が、自分の中の流行・マイブームだった時期がありました。

でも、こうやって主演をやらせていただくと、現場のことも、昔よりはよく見えるようになったなと感じますし、役者としても成長ができて楽しいですね。やりたい作品は、“何番手“なんて関係なくやれるものならやりたいです。

大丈夫かな、答えられているかしら?

牛丸亮監督
答えられていたと思いますよ。主演は特に責任感が伴うから大変だっていうことですよね。
僕も俳優なんでわかりますね。

佐々木心音
簡単に「はーい!主演やりまーす!」とは言えないし。

牛丸亮監督
5番手6番手とかって準備していくのも「こんなことやろうかな」とか、「あんなことをやろうかな」とか。

佐々木心音
振り幅が楽しめるというか。

牛丸亮監督
主演となると、他全部と関連してきてその中心に筋が通っている形になりますよね。

これが5、6番手で出演シーンが、2シーンでるのと1シーン出るのも全然違うと思うんです。2シーンだとそこに線ができるんです。ここがあってここがあるっていう人物を通さなきゃいけないので。

でも1シーンだけだったとしたら、しかもそれがその日一日で撮影がもし終わるとしたら、「この作品のスパイスとか彩りとして、どう表現して、何を添えて帰ってくるか」といったことを考えたりお芝居することができるので、そういうのはやっぱり楽しいですよね。

−爪痕を残すと表現する方がいますね。

牛丸亮監督
その言葉、僕は本当に嫌いな表現なんです。

佐々木心音
それ、わかります。

牛丸亮監督
それって結局のところ、“自分のために、作品にあとを残して帰ってくる”って言っていることになると思うんですけど、そんなことじゃなくて、作品に関わってる人たちって、俳優部も他の部署も全部同じ共同作業でやっているメンバーなので、帰ってきたときのことなんか考えなくていいんですよ。

現場に行って帰ってきて、爪痕残してきて、「よし!今日は目立ってきたぞ!」とか、自分がよりカメラに映り込もうとするエキストラの人とかいたりするけど、本当に素晴らしいエキストラの人っていうのは、いたかいなかったかわからないぐらい自然に溶け込んでいる人です。

佐々木心音
「いかに作品に溶け込めるか」っていうところですよね。

牛丸亮監督
そういう人が優れた俳優だと思うんです。エキストラのことも僕は俳優だと思っているので。

だから、そういうことができる人が、“上手な人”だと思います。番手が下がってきたときに、表のメインでやっている芝居のフォーカスが合わない場所で、カメラに映ってはいるんだけれどもそっちに視点を来させてしまわないように、あえて動かないとか、そういうことが上手くできる人がいるんです。

ご覧いただくと、主演なのにも関わらず佐々木さんは他の人のお芝居をやってるところで、めちゃくちゃ丁寧にそういう裏の芝居をやっているんですよね。目立たない…ところで。

そこにただいるだけじゃなくて、不自然じゃなくちゃんといてくれるという。だから本当に達者な人ですね、表やっても奥に回ってもすべて出来るから、すごいなっていう。

佐々木心音
嬉しくて。言葉にならない。。。

▼主演のお話をいただいたときの気持ちは?

−主演のお話をいただいたときの気持ちはいかがでしたか?出演を務めるにあたって考えたことなどはありましたか?

佐々木心音
牛丸監督から、「メインキャラクターの5人のうち、私以外の4人は大体こんな方を予想しています」ということは聞いていたので、それを想像しながら脚本を読ませていただいくことができました。なのでその時点で、「うわー、これはハマるな、面白いな」っていう、前のめりな感じでした。

映画をやり始めて俳優として今年で10年という節目で、30代になってもう一つ変わりたいというか、前に進みたいと常々思っていたんです。

コロナ禍ということもあり、そのときにいただいたのがタイミングもフィーリングもすごく合うものだったので、もう速攻で「やります!」と言った感覚でした。

ーよかったですね。牛丸監督。

牛丸亮監督
そうですね。僕にとっても本当に良かったです。これで佐々木さんのタイミングがそういう時期じゃなく、「ちょっと今の私には…」って言われていたとしたら、この作品はどうなっていたんだろうと思ってしまいます。
多分、『クオリア』は撮っていないと思います。他の企画を進めてしまったと思います。

佐々木心音
私が個人事務所になったばかりだったので、それもすごく大きくて。自分の好きな“映画”という世界にもっと深く関わりたくて独立したようなところもあったので、本当にご縁があって嬉しいです。

ー個人事務所ならではのメリットがインディペンデント映画への出演にはありますよね。

佐々木心音
そうだと思います。弱い面もありますが、個人事務所の方が自由度が高くて動きやすいなぁと感じています。

▼“クオリア”って?

-耳慣れない、“クオリア”という言葉を本作に絡めて説明していただけますか?

牛丸亮監督
これは脳科学用語なんですけど、“感覚質”という意味で、いわゆる、“感じ”を意味します。

“この感じ”みたいな。例えば、“カメラのレンズケースのプラスチックの感じ”とか。

「赤のクオリア(質感)」というものがよく例えに出されるんですけど。

赤色を見たときにどういうふうに感じるかというのは、人それぞれ違う“感じ”を抱いているんです。人によっては、情熱とか燃えたぎる赤色みたいに見えるかもしれないし、もしかしたら、血を流すことだったり恐怖を感じる人もいるかもしれない。

それは他のものにも全部共通していて、「見えているものが人によって違うんじゃないか…」っていうことなんです。

総じてこの作品の中には、演出の技巧にもそうなんですけど、脚本上にも人が感じるもの・人によって違う捉え方をしたりするものがあります。

だからあえて、わかりやすい音楽みたいなものを使わず、感動するシーンで感動するためだけの音楽をあえて入れるとかそういうことじゃなく、ある種それがとらえ方によっては少し恐ろしくも感じるものを持たせたり、照明や音楽でそういうものを演出したりするのも、キャラクターをみんな自由に見てほしいので、強制的にイメージを方向づけるようなものを極力抑えた表現をしています。

最初は音楽を入れる場所もすごく難しかったんですよ。決まったイメージに定まってしまいそうで怖くて全然入れなかったんですけど、そこは音楽の関口さん(バンド「トルコ石」の、バンマス)が、楽曲を作っていく上ですごく僕の意図を汲み取ってくれました。

ニール・ヤングがジム・ジャームッシュの『Dead Man』(1995)という映画の劇伴をやってるんですけれども、その劇伴を録ったときみたいに、生音で一発録りで、スタジオで演奏してもらって収録したそれをそのままシーンにはめてっていうような形です。

そのエピソードがあまりにもかっこいいなと思ったので、僕らはもうちょっと緻密に作りましたけれども、先にパソコンで打ち込んだ音源を映画にはめて、その後実際にそれに合わせて演奏してもらって音楽を録音したんです。

でも打ち込みで作ったものじゃないところを使っているやつも結構あるので、かなり面白い作り方をしました。

▼ジャンルについて

−本作を宣伝するにあたって、この映画のジャンルをどう表現するかということで、議論があったそうですね。

牛丸亮監督
例えばプロデューサーの福島さんは、「これは一風変わったホームドラマだ」というふうに表現するのが正しいんじゃなかろうかと。でも僕としては、「これはブラックコメディだ」と思っているので、そのどっちとも言えると思います。そして脚本の加賀賢三さんは、「これは重喜劇だ」って言っています。

軽喜劇に対して重喜劇という言葉を昔、今村昌平監督がお話されているんですけど、それをもってして「これこそが重喜劇というものなんだと思う」というようなことを言ってみたり。

だから…

佐々木心音
“クオリア”なんですよね。

牛丸亮監督
そうなんですよ。そこも含めてみんな“感じ”が違うんですよ。同じ脚本を読んでるのに。

しかも書いている人間と、監督している人間と、プロデューサーの3人が言ってることが全部違う。

(映画『羅生門』の原作となった)『藪の中』(黒澤明監督の映画『羅生門』の原作となった短編小説。藪の中で起こった事件に関して複数の証言者が微妙に食い違う証言をする…)のような話ですけど。

ー『クオリア』に対する佐々木さんのジャンルの感じは?

佐々木心音
なんでしょうね。ジャンルっていうものに決められないんですよ。優子目線で言っちゃうので、私は壮大な地球規模の映画だと思っているというか、そういう言葉になっちゃうんですよね。生きとし生けるものの映画だと思っています。

牛丸亮監督
本当にそうですね。命の階層構造みたいなものだとも言えますし。人によっては「これはラブストーリーだ」っていう人もいると思うんですよ。恋愛の映画って言われればそうでもあるので。

佐々木心音
「これはホラーだ」っていう方もいますしね。

牛丸亮監督
そうですね。「これ完全にホラーだ」という声もありましたね。

だから、それをもってして、基本的にジャンルを明確に定めることができないような作品っていうのが、他の国の映画にもあると思うんです。今までの歴史の中にもジャンルを一言で言えない映画ってあったと思うんです。

それに対して、ジャンル映画って呼ばれるような、明確にこれはホラーですとかアクション映画ですとかっていうことができる映画っていうのがあると思うので、“ジャンル”って元来、そういうものなんじゃないかなとも思います。

要は、カテゴライズすること自体が、わかりやすく「そういうものです」っていうものを好む人たちに向けて、商品の棚に並んでるときにわかりやすくするためのものでもあると思います。

元々そう言われているものでも多様ですよね。ホラー映画だと言われてるゾンビ映画って60%ぐらいはコメディ映画ですし。『バタリアン』なんて完全にコメディですし。だから、『クオリア』も「ホラー映画じゃない」とはいえないですし、もちろんホラー映画でもあるし、そういうもんなのかなと僕は思いますけどね。

ーいい感じに、『クオリア』に繋がりましたね。人それぞれみたいな感じで。

牛丸亮監督
そうなんです。そして“クオリア”という映画も言葉も、多分すごく不思議な魅力を持ったものになっていると思います。

▼メッセージ

-お客様へ向けてのメッセージをお願いします。

佐々木心音
規模的に、カテゴリーに入れるとしたら、インディーズ映画なんだと思います。

そういうものに今まであまり触れてこなかった方々もたくさんいると思っています。

「こんなに面白いものがあるんだよ」って、私が主演をやっているからというわけではなく言いたいというか、「1回触れてみてごらん?」という意味でも、本当に多くの人に観てほしい作品です。

今、この世の中だからこそ、人や生き物だったり、今の自分がどう生きたいかといった面も感じてもらえると思います。改めて作品を通して何かを感じてもらえたらと思うとともに、観た人たちと一緒に感想を言い合うのが楽しい映画だと思います。

“クオリア(感覚質)“が明らかになるというか、映画を観終わった後に、『クオリア』になる瞬間があるんです。なので、「私にはこう見えた、僕にはこう見えた」っていうのが人によって全然違うんです。

「自分以外の人間ってこんなにも面白いな、愛おしいな」っていう、その違いも含めて楽しんでいただけたら嬉しいなと思っています。

牛丸亮監督
佐々木さんにほとんど言われちゃったんですけど。佐々木さんはそれぐらいよく理解していただいていると思います。

重複する部分もあるとおもいますが、大規模な予算を持った、広告の資本を投じられた作品って世の中にはたくさん、メディアを介して観ることができると思います。でもそれって数多くある映画の中の一部分で、映画にはもっと多様性があります。

今、映画館に行く人がすごく減っていると思うんです。コロナ禍があって映画館に行きづらい状況もあったのですが、映画を観る機会は配信サービス等いろいろあって、映画館に直接足を運ぶ人の数がかなり減ってるんじゃないかと思います。

インディペンデント映画は映画館でしか体験できないことを強くそれを想定して作られてるものがほとんどで、この『クオリア』もそうです。

どの作品も本当に面白くて、多様なものがミニシアターでは観ることができるので、『クオリア』を観に映画館に行くことを一つの体験として、楽しみにしてもらえたらいいなと思います。

そういう楽しみを持ってもらうと、普段の生活にももっと彩りが出るんじゃないかと思うので、そのきっかけに、『クオリア』がなればこんなに嬉しいことはないと思っています。


■映画『クオリア』

養鶏場を営む家族の一風変わったブラックコメディ

養鶏場を営む家族を中心に、その奇妙な人々や関係性を描いた、ブラックコメディ映画『クオリア』。本作は長年俳優として活動してきた牛丸亮監督の、初の劇場長編作品である。2021年、「劇団うつろろ」による演劇作品『クオリア』に惚れ込んだ牛丸監督は、作・演出の越智良知に映画化を提案、内諾を得る。その後、数々の映画で活躍する女優・佐々木心音と出会い、ヒロイン・優子役をオファー。正式に企画スタートとなった。

クオリア
佐々木心音 ©2023映画『クオリア』製作委員会

初長編ではあるものの、俳優として20年以上のキャリアがある牛丸監督ならではの人脈により、多くの映画監督たちがスタッフとして参加。映画監督・山本政志が代表を務める「シネマ☆インパクト」の製作参加をはじめ、プロデューサー、助監督、脚本、撮影、録音、VFXなど、各部署で映画監督たちが作品のクオリティを支えている。
長野県飯田市、愛知県豊田市の協力のもと2022年11月に撮影された本作は、とある地方の町に暮らす家族をシニカルに描きながらも、現代日本が抱える「個人と社会の関わり方」を投影し、ユーモアとメッセージを併せ持った作品に仕上がっている。

STORY
養鶏場を営む田中家に“嫁いだ”田中優子(佐々木心音)は、夫の姉である田中里実(久田松真耶)にいびられながらも、慎ましく日々の生活を送っていた。そんなある日、優子の夫である田中良介(木口健太)の不倫相手、渡辺咲(石川瑠華)が養鶏場の住み込み従業員の募集に応募する形で田中家を訪れる。面接を担当した優子は、咲が夫の不倫相手だとは知らずに採用を決めてしまう。かくして、亭主の不倫相手を交えた田中家の奇妙な共同生活が始まる……。

クオリア
©2023映画『クオリア』製作委員会

監督:牛丸 亮
原作:越智良知 脚本:賀々贒三
エグゼクティブプロデューサー:山本政志、久田松真耶
プロデューサー:牛丸亮、福島拓哉 アソシエイトプロデューサー:榎本桜、有馬顕
ラインプロデューサー:保坂直希 助監督:小池匠、小西康介
撮影:永山正史 照明:上野陸生 撮影助手:遠藤匠 撮影照明助手:神戸郁郎
録音:中川究矢、亀井耶馬人 美術:萬造寺竜希 ヘアメイク:美名子、Michi
衣装管理:深見はまる 制作:西村信彦 スチール・メイキング:大石将平 編集:津谷まなみ
VFX:東海林毅、中西亮太 カラリスト:石川真吾 音響デザイン:中川究矢
英語字幕:松田慎介 予告編:石井慎吾 宣伝:細谷隆広、儀保俊弥
海外セールス:フリーストーンプロダクションズ
協賛:
アンバーパートナーズグループ、株式会社 三勢、ハラホンダ
パークス甲信越株式会社、ぐー・すか・ぴー、SONOMONO CHAIN、Bar DUDE
製作:シネマインパクト
制作:リアルメーカーズ
配給:D-films 配給協力:リアルメーカーズ
2023年|日本|96分 ©2023映画『クオリア』製作委員会

公式HP: eiga-qualia.studio.site
Twitter :twitter.com/DfilmsPab?s=20
ブログ(note):note.com/eiga_qualia

2023年11⽉18⽇(⼟)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開

クオリア

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